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大切な視点

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自分にはなかった考え方やものの見方、大切だけど忘れがちなことなど、他のクリエイターさんの記事を集めたマガジンです。
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#教育

「創造性を育む子育て」あるいは「子育ての創造性」を中動態から読み解いてみる。

「創造性を育む子育て」あるいは「子育ての創造性」を中動態から読み解いてみる。

お疲れさまです。uni'que若宮です。

先週の日曜日にこんなトークイベントが開催されました。

Voicyパーソナリティであるワーママはるさんと近藤弥生子さんと、そしてそれぞれが2人の子をもつ親として子育てを考えている3人で「子育て」についてお話ししませんか、とお声がけして実現した企画だったのですが、これがとても学びの多い時間でした。(なんと申し込み1,059人!改めて子育てへの関心(悩み?)

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興味ない人を引き込むための、「主語を小さくする」話し方

興味ない人を引き込むための、「主語を小さくする」話し方

会議やプレゼンテーションで一番大切なのは、相手を引き込むこと。

でも、相手が聞きたがっている場合は良いのですが、興味が無かったり、面倒だな…と思われている場合、相手を自分の話に引き込むのは難しいですよね。

私が一番難しいなと感じているのは、非常勤講師として教壇に立っている大学の授業です。大学生は、興味があって授業を取る人もいますが、単位のためにしかたなく取っているような人もいます。

そして、

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こんな電子メールや図表を目にする場面なんて本当に日常生活にあるんですかね ~ 一言切り抜きfrom日経#242

こんな電子メールや図表を目にする場面なんて本当に日常生活にあるんですかね ~ 一言切り抜きfrom日経#242

日経朝刊2022年1月4日、
「受験考」のコーナーから、受験生の気になる一言を切り抜き。

電子版だとこの記事。

真っ当な意見。

僕は、面白い教育事業を展開するために
10数年間、これは!と思う、面白い伝説の授業を集めてきて

これらは、設問や学ぶ内容自体が特別面白いものなので、
共通テストで出るようなものとそもそも違うのだが、

普通に学校で理解したり覚えるべきこと、
つまりテストに出るよう

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安易に分けず、ちがいを増やし、相対化する 〜子育てで「バイアス」を再生産しないために心がけていること

安易に分けず、ちがいを増やし、相対化する 〜子育てで「バイアス」を再生産しないために心がけていること

お疲れさまです。uni'que若宮です。

今日はちょっと子育てにおける「バイアス」について書きたいと思います。

バイアスは気をつけて是正しないと再生産される男の子は青、女の子はピンク。

子育てをしているとこうしたステロタイプなバイアスはいたるところに潜んでいます。たとえば子供向けの文房具などの小物を買う時とかでも「男の子ですか?女の子ですか?」ときかれ、その回答によってちがう色を薦められたり

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「先スプレイニング」に気をつけろ! 〜「良かれ」と「先回り」が潰す3つの機会

「先スプレイニング」に気をつけろ! 〜「良かれ」と「先回り」が潰す3つの機会

お疲れさまです。uni'que若宮です。

今日はちょっと子育てや教育から考えたことを書こうと思います。

街にはびこる「○○スプレイニング」「マンスプレイニング」や「ホワイトスプレイニング」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

「マンスプレイニング」や「ホワイトスプレイニング」は「女性に対する男性(マン)」と「人種的少数派に対する白人(ホワイト)」と「explaining(説明する)」が組

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広告会社の発想法を小学生が実践したら、つまらない落ち葉掃除が大人気になった

広告会社の発想法を小学生が実践したら、つまらない落ち葉掃除が大人気になった

講演会や研究講師のお声がけ頂くことがあります。主なテーマは、アイデア発想法や会議ファシリテーションです。

ところで、講師としての最大の喜びは、なんだと思いますか?

それは、アンケート結果でも、謝礼でもありません。

一番嬉しいのは、「学んだことを実践してみたら、成果が出ました!」の一言です。

普段は、その成果まで知ることはなかなかないのですが、今回、小学校からとても素敵な実践報告が届きました

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小学生に教えてもらった「伝え方」のヒント

小学生に教えてもらった「伝え方」のヒント

大学時代の専攻は教育で、卒論のテーマは「幼稚園の研究」でした。今でも教えることにとても興味があります。

ところで、文部科学省が雇用対策の一環として、企業向けに学校の求人を紹介する専用サイトを開設したそうです。

他にも、民間企業でも、小中高の学校教育に特化した人材仲介サービス「複業先生」というものがあるとか。

今後、学校の授業で普通のビジネスパーソンが「会社員先生」として教壇に立つということが

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小中学校で失われる創造性 〜これからの「自分起点」の教育のために親の世代ができること

小中学校で失われる創造性 〜これからの「自分起点」の教育のために親の世代ができること

お疲れさまです。uni'que若宮です。

以前こんな記事を書いたのですが、記事に対して「大学より以前の教育についてはどう思っていますか?」というご質問をいただきました。

また、先日こんな調査も出ていましたが、

「自分は創造力がないと思う」人の63%が小学校高学年から中学生の間で自信を失っていることが分かりました。また、「創造力があると思う」人もその多くが小学校高学年から中学生の間で自信を得た

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質問力も大事だけれど、質問された側が何かに気づく力も大事だ

質問力も大事だけれど、質問された側が何かに気づく力も大事だ

今年は新人のトレーナーを担当しています。

リモートワークだと、個別に話す機会が少なくなりがちです。

そこで、なるべく頻繁に1on1の時間を持って、なんでもよいので質問してもらうようにしています。

すると、限られた時間だからか、そもそも優秀だからか、質問が次々と出てきます。

自分が新人の頃は、何が分からないかも分からず、たいした質問もなかったのに・・・と、感心しながら答えています。

実際、

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教えるために、教えない。 ~ 一言切り抜きfrom日経#147

教えるために、教えない。 ~ 一言切り抜きfrom日経#147

ちょっと訳あって、教育関係のプロジェクトだけのプロフィールを整理した。数えてみると、この10年で、学校、大学での授業、企業研修、トークセッションを200回くらい、させてもらっていたみたい。

そのほとんどは、この1枚のスライドから始めている。

それに続く、

次の1枚はこれ。

呼ばれたのに「自習」と言って始める。

それは2つの理由があって、

まず1つは、学校で一番自由を感じた瞬間は、先生が

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