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大人になるということは
子どもの頃、大人になるのがたまらなく嫌だった。
小学校を卒業する頃が嫌の最高潮だった。
中学・高校は3年で卒業してしまうから、一足飛びに大人になってしまう気がしたからだ。
大人になるということは、子どもの自分がいなくなることだと思っていた。
自分の中にいる子どもの自分がきれいさっぱりいなくなって
きちんとした大人の自分がやってくる。
きちんとしないと、生きていられないと思っていたのだ。
ほん
二次創作「寝坊の理由」
夢を見るんだ。
なんだかよくわからないけれど、なんとなく幸せそうな夢を。
僕と、ドムと、クリスと、三人でバンドをしてる夢。
世界中のあちこちを回って
大きな会場でびっくりするようなライブをする。
誰も思いつかないような
とてつもないライブをする、そんな自分を見る夢。
いつも僕は観客の側で
楽しそうに曲を演奏する、大きくなった自分を見てる。
見る。ただそれだけ。
それだけなのに身
二次創作「No.4の憂鬱」
「アンブレラアカデミー」というドラマが好きです。シーズン2までやっています。一番好きなのはファイブ君なんだけど、クラウスとベンのコンビも好き。今日はクラウスとベンの二次創作小説みたいな何かを挙げます。
↓ 以下本文
―死者と会話をすることができる―
自らの能力を初めてありがたいと感じたのは、弟が死んだ時だった。
「クラウス、さすがにそれは薬のやりすぎだよ。よくないって」
なんだろう、死ん
日記「一人称のはなし」
一人称の呼び方がたくさんあるのが、日本語の楽しいところです。
「わたし」「俺」「僕」「あたし」「うち」「自分」「小生」「吾輩」「ワシ」など。などなど。日本語には一人称がたくさんある。面白いですよね。
たまらなく好きな一人称がある。「僕」だ。
「僕」。「ぼく」。声に出してみてください。なんて可愛らしい響きなんだろう。「僕」という言葉の可愛さが好きです。
男の人が使う「僕」が好き。普段は「俺」
オリジナル創作「魔王入門」
「人類に絶望するのに特別な体験なんていらない。よく晴れた日曜日に車で街にでかけるだけで十分だ」
車で買い物にでかけた彼女は、戻ってくるなりそういった。なんとも突拍子のない言葉。
「人類に絶望するとどうなるの」
「魔王になるのよ」
これまた突拍子のない言葉だ。
「魔王になるとどうなるの」
「知らないの?」
彼女の眼は怒っている。休日の車に怒っているのだ。
「世界を滅ぼすのよ」
僕に
はじめまして。ぱよです。
推しのマガジン読みたさにnoteを登録してみたら、自分でも何か投稿してみたら面白いかなと思って文章を書いております。
はじめまして。ぱよです。
好きなものは本と映画と音楽。
本は小説ノンフィクション問わず広く読んでますが、なんとなく非日常的世界で淡々と描かれる日常に惹かれます。デフォー『ロビンソンクルーソー』、村上春樹『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』、柏葉幸子『霧のむこうのふし