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大寒
今日はビックリするほど温かくなりましたが、暦の上では大寒に入りました。
冬の最後の二十四節気。寒さが絶頂の時期を指し、一年で一番寒い頃とされていますが、今年はちょっと様子が違うかな?(と期待♪)
次の二十四節気は春の到来を示す立春。暦の上でも春はもうすぐそこまで来ています(喜)
初候「欵冬華(ふきのはなさく)」1月20日〜1月24日
この「ふきのはな」とは、数少ない日本原産の山菜「フキノトウ」のことです。全国に自生し雪が溶け始める頃、地中から姿を現します。フキノトウと聞くと、残雪の合間にチョコっと顔を出す姿が頭に浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
蕾が硬く閉じていて、周りの葉で覆われた花芽が見え始める位までが美味しいとされ、古くは薬草としても扱われていたようです。
子供の頃は青い苦さが苦手で、喜ぶ大人が理解できませんでしたが、年齢と共に美味しく感じるようになるから不思議です。
次候「水沢腹堅(さわみずこおりつめる)」
1月25日~1月29日
明治時代の略本歴では「さわみず こおりつめる」と読みますが、江戸の貞享歴では「すいたくあつくかたし」と読みます。「水沢(すいたく)」は水のある沢。「腹(あつ)く」とは厚くという意味で、流れる沢まで氷が厚く堅く張るほど寒い時候とう意味で、全国的に一年の最低気温を記録することが多く極寒のピークとなることが多いですが、いきなり冷え込んだ今年はどうなるでしょうか?
末候「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」
1月30日~2月2日
春の気配を感じ、産卵期が近づいた鶏が産卵の準備を始める頃。
夜が明けると鳴いて時を知らせる鶏は、古来から昼夜の境を告げる霊鳥とされていました。
現代では一年中卵を産んでいるイメージですが、本来、鶏は日が長くなると産卵率が上がり
春から初夏にかけて卵を産むのだそうです。
この候をもって、七十二候の締めくくりとなります。
2/2(立春の前日)は節分ですね。
「季節を分ける」という意味ですが、季節の変わり目には鬼が出るとされたことから、豆まきや柊と鰯の頭を飾る風習が出来ました。