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鹿食免と諏訪大社

皆様、初詣は行かれましたか?
私は4ヵ所巡ってきました、こんにちは、御朱印集めが趣味のAntone金本です。
父方の家系はその昔、神主をやっていました。

長野県の諏訪大社をご存じでしょうか。
信濃國一之宮で、寅と申の年に行われる御柱祭という式年祭が有名です。

御祭神は建御名方神(たけみなかたのかみ)と八坂刀売神(やさかとめのかみ)で、上社(前宮・本宮)と下社(春宮・秋宮)の二社四宮からなり、創建は古事記の国譲りの神話までさかのぼる、とっても歴史のある神社です。

信濃で建御名方神は、農業・狩猟・航海・勝負の守り神として信仰されてきました。
そんな諏訪大社には、鹿食免(かじきめん)と鹿食箸(かじきばし)と呼ばれるお札とお箸があります。

殺生は罪悪として狩猟を忌み嫌う時代でも、このお札を持っていれば生きるために鹿や猪などの動物の肉を獲って食べてもけがれにならず、さわりもないと、免罪符のような効果があるとされた御符と箸です。
現在も諏訪大社で授かることができます。

そんなお札とお箸を頂きに行ってきました諏訪大社が、めちゃくちゃ寒い!

小川のしぶきで草が凍ってもこもこ

諏訪大社と言えば御柱。
こちらは上社前宮の御柱の1つ。

厳かな境内を進み詣でて参りましたのが、TOP写真の上社前宮です。

そして気になるお札とお箸がこちらになります。

神々しい。
これで今年もお許しを得て狩猟に、そして事業に励めます。

お札とお箸を入れてくれた袋には『諏訪の勘文』なるものが書かれていました。

「前世の因縁で宿業の尽きた生物は
 放ってやっても長くは生きられない定めにある
 したがって人間の身に入って死んでこそ
 人と同化して成仏することができる」

なかなかどうして人間勝手な言葉に聞こえなくもないけど、神がそう言うのであれば、、、。

昔は神の遣いとして敬われていた鹿は現在害獣として捕獲駆除されています。
山梨県内では1万7千頭以上の鹿が管理捕獲され、食肉用となるのはその1割ほどです。
この鹿食免のように生きるために殺生し鹿を食してきた時代とは、人間の文化や自然界の生態系も変化しており、鹿肉や猪肉を食べる意味も違ってきています。
それでも命を「頂く」ということは今も昔も同じで違いはありません。
命を食べることで、その命は別の生へと繋がっていく。人間も自然の一部であり、様々な生命や自然に感謝する気持ちを常に持ち続けることが大切だと感じます。

長野へいらした際は、諏訪に鎮座る神々を巡る四社まいりをしてみてはいかがでしょうか。
先人たちに想いを馳せ、悠久の時を感じることができますよ。


そして、出雲にいらした際には是非、私の曾祖父の代まで神主をしていた下横八幡宮へお参りくださいませ!
※現在は無人です


もう一つ!
1月7日爪切りの日から始めました『爪爪祭り』も13日まで!あと2日です!

WANSAMA-NYANSAMAのECサイト限定で開催中のイベントで、3,000円以上お買い求めいただいた方にシカの蹄1つ(2本入り)をお付けしております。

シカの蹄は軟骨、スジ、硬い部分から柔らかめの部分と色々楽しめる、噛んで遊ぶのが好きなワンちゃんにはたまらないアイテムです。
ボーン(骨)ほど硬くはなく、アキレスより噛み応えがあって、とっても万能なデンタルケア商品です。

鹿食免所持している私たちが作るジビエペットフードの”蹄”をこの機会に是非お試しください!


THREEAWE Antone金本

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