自称自傷
自傷行為の一種で長年無意識に掻きむしった左肩の皮膚から鮮血が止まらなくなってしまった。一時余りにも傷の範囲が広がって行っている事を知った僕は客観的にこの傷の状態の深刻度を判断して貰いたいと母に左肩を見てもらった。お風呂上がりに着ていたパジャマに点々と赤い斑点が散らばっている時点で母は深刻度120%の顔を僕に見せつけて来た。そして僕は少し痛みを伴いながらパジャマの首元を伸ばし左肩が完全に露出している状態にした。するとパジャマの斑点を見た時の120%を優に越す600%ぐらいの顔で「なんでこんなにも掻きむしったの!!!もう皮膚移植した方が良いんじゃない!!!」と面白く無いボケをかましながら母は僕に言って来た。そしてその荒廃した左肩を撮ってすぐに僕以外の家に居る家族(父、姉)のLINEにその写真を送信した。2人の反応は意外にも驚いた表情を僕に見せずに「まあ、そういう時期もあるよね。」と自らの自傷行為をイジられたく無いモードを漂わせていた。(父は爪噛み、多動 姉は髪の毛むしり、唇の皮剥がし、爪噛み そして母は何故か1つも無い)僕は2人の表情筋を使わない笑顔を見ながら「ウチはそういう家庭」だという事を改めて感じてしまった。辛い。苦しい。だからそれからは僕以外の家にいる家族(母、父、姉)の中で唯一自傷行為をしない母に「僕が今後お母さんの前で左肩掻きをしようとしていたら、すぐに大声で注意をして下さい。」と伝えて、その後僕が無意識に左肩掻きをしようとしたら、1日に4回聴いたら自殺したくなるぐらいの大声で注意される様になり、徐々にその傷跡は消えて行き、つい最近完全に鮮血が流れない左肩を手に入れる事が出来たのだ。嬉しい。でも母からは「なんか刺青消した人の肩みたいになってるよ。」と言われて普通にショックだった。悲しい。そして今数日前に漸く手に入れた整備完了左肩をまた無意識に掻きむしってしまった。自分の部屋に居た為母からの大声警告は意味を無くしていた。そして漸く左肩が整備されたという安堵感が意識の低下を促し、右手の筋肉を動かしてしまったのかも知れない。痛い。痛い。痛い。
この行為って治せる案件かな?
なんかもう手遅れな気がするんだけど。
父も姉も諦めモードだし、
父も姉も自分達の自傷行為は「生き延びる為」とか言って逃げてる感じだし、
もう別に良いか。
自傷で済む程度で生き残れるのなら。
自称自傷で受け入れてもらえるなら。