【読書】どう認識されているかが全て!?『「存在感」はつくれる』を聴いて
こんにちは。ベンチャー企業で広報のプロジェクトリーダーをしています、なかやま かえでです。
前回に引き続き、Audibleで大塚 ちづるさんの『「存在感」はつくれる』を聴いて印象に残っていることを書いていきます。
人は視覚から得る情報に大きく影響されるため、私たちがどのように認識されるかは、日常生活やビジネスの場で非常に重要です。外見や服装は単なる表面的な装飾ではなく、私たちがどういう人間かを相手に伝えるためのメッセージの一部です。
本の中で大塚 ちづるさんは、「どう認識されているかが全て」とおっしゃっていました。では、どんなことを意識したらいいのか、見た目や服装におけるポイントをいくつか掘り下げていきたいと思います。
人前に出たり、営業などで人と関わる方の参考になれたら幸いです。
「プレゼンスを発揮する」
仕事場において「プレゼンスを発揮する」というのは、単に目立つことではありません。プレゼンスとは、あなたがそこにいることが自然と周囲に伝わり、存在感を放つことです。見た目や服装は、このプレゼンスを表現するための第一の手段です。特にビジネスシーンでは、第一印象で「この人は仕事ができそうだな」と思われるかどうかが、その後の評価に大きく影響します。
例えば、カジュアルなスタートアップ企業で働いていたとしても、過度にカジュアルすぎる服装は「この人はきちんとしていない」と思われてしまうこともあります。逆に、取引先との重要な会議で、あまりに個性的な柄(例えば派手な花柄)や色味の服を着てしまうと、真面目さが伝わりにくくなることも。仕事場で花柄のシャツやド派手なカラーは、一見おしゃれに見えるかもしれませんが、「この人はきちんとTPO(Time、Place、Occasion)を理解していないのでは?」と思われてしまうリスクもあります。
だからこそ、服装で意識すべきなのは「どのような印象を与えたいか」を考えた上で選ぶこと。自分の個性を出すのも大切ですが、仕事場や会う人に合ったスタイルを選ぶことで、相手が「この人と一緒に仕事をしたい」「信頼できる」と思ってくれるような存在感を発揮できます。
①服装もTPOを考える
服装を選ぶ際の大前提として、TPO(時間・場所・状況)を考慮することが求められます。特にビジネスの場面では、適切な服装が信頼性を高める一助となります。
服装は、ただの「衣服」ではなく、あなたの仕事に対する姿勢や、相手を尊重する気持ちを伝えるツールです。相手がどのような雰囲気を望んでいるのか、またはその場においてあなたがどう振る舞うべきかを考えながら服装を選ぶことが重要です。
ちなみに明るい色を取り入れたい場合は、細部にさりげなく取り入れるのがコツです。男性ならネクタイやハンカチの色味に少し個性を加えたり、女性ならシンプルなスタイルの中に、ちょっとしたアクセサリーを組み合わせるといった方法があります。これなら自分のスタイルを表現しつつも、全体の雰囲気を壊さずに好印象を与えられます。
TPOに合った服装を意識することは、相手をリスペクトする姿勢の一環です。相手に「この人は私を考慮してくれている」と感じさせることができれば、仕事の場での信頼感がぐっと高まります。
②他人から見て好印象の見た目か
服装や見た目に関するもう一つのポイントは、「自分が好きかどうか」ではなく「他人がどう感じるか」を意識することです。自分の好きなスタイルやこだわりはもちろん大事ですが、他者がそれを見てどう感じるかを考慮することが、特にビジネスシーンでは求められます。
仕事においては、「周囲からどう見られているか」を意識することが、自己ブランディングや信頼関係の構築につながります。例えば、「この人はいつも清潔感があってスッキリしている」と思われる人は、それだけで信用されやすく、話を聞いてもらえる機会が増えるものです。
また「好印象」とは、ただおしゃれなだけではありません。清潔感や場にふさわしいスタイル、姿勢、そして表情まで含まれる要素です。つまり、「相手が心地よく感じるか」「一緒に仕事をしたいと思えるか」といった視点を持ちながら、外見を整えることが大切です。
③自分がイケていると思えているか
最後に大切なのは、自分がその服装や見た目に対して「自信を持てるか」という点です。どれだけ高価なスーツを着ていても、自分自身がそのスタイルにしっくりこなければ、不安な気持ちが相手にも伝わってしまいます。逆に、シンプルな服装でも「これが自分らしい」と思えている人は、堂々とした姿勢や表情で、自然と好印象を与えることができるのです。
自分が「イケてる」と思える服装を選ぶことは、自己肯定感を高めるうえでも重要です。自信があると、背筋が伸び、相手との対話やプレゼンテーションの際にも余裕を持って対応できるようになります。服装や見た目は、単に外見の問題ではなく、あなた自身の心の在り方にも影響を与えています。
見た目や服装にこだわることは、自分を大切にすることであり、自分が本来持つ魅力を引き出す手段でもあります。その自信が、仕事のパフォーマンスや対人関係にも好影響を及ぼすのです。
結論
見た目や服装は、単なる「着飾り」ではありません。他者に自分をどう認識させるか、そしてそれが自分の仕事や人間関係にどう影響するかを左右する強力なツールです。TPOを意識し、好印象を与えることを考えながら、自分が自信を持てる見た目を作り上げることは、自己表現の一部です。
「どう認識されているか」を常に意識し、自分の価値を最大限に引き出せるような見た目を整えましょう。それができれば、あなたの存在感はさらに高まり、仕事でも人間関係でも成功を手に入れることができるでしょう。
いかがだったでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。