ベトナムテトの伝統料理⑧包み込みと竹皮での縛り付け
8. 包み込みと竹皮での縛り付け
バインチュンの包み方は
地域、地方によって
手巻きとフレーム巻きの
2種類があります。
タインホアのこのご主人は
フレームでバインチュンを
包んでいきます。
ここでのバインチュンの重さは
1.0~1.2kgになるそうです。
事前に製作された木製のフレームに
合わせてラーゾンという葉を
測ってフレームのサイズに
合わせてラーゾンの葉も
切っていきます。
フレーム、型に沿って
ラーゾンの葉を折ります。
型の方四隅をすべて
折ってから。
美しいラーゾンの葉の折合わせに
なるようにイメージしながら
折合わせていきます。
いよいよ
茶碗ですくいあげたもち米を
ラーゾンの葉の箱の底に
均等に広げていきます。
ご主人はもち米を
ヘラでなだらかに
美しく揃えていきます。
緑豆の小さなお茶碗に
優しく盛って
もち米の真ん中に
重ねていきます。
緑豆が真ん中の位置に
あることが重要です。
やはり美しくなだらかに
優しく手早くだそうです。
また、いよいよ
30分間準備して
味付けしておいた
新鮮な豚肉を2つ
優しくそっと
緑豆の上に置きます。
もう一度、
緑豆を2つの豚肉が
置かれたその中心部に
重ね被せていきます。
特に、ここは
包み込みの最大のポイントで
緑豆が中心部から
こぼれないように
細心の気を集中して
型の2つの豚肉の
本当に真ん中に
入れなけらばならない。
緑豆が中心部からこぼれて
ラーゾンの葉に
近づく状態になると
日保ちせずに
バインチュンが腐って
しまいます。
重ね被せていきます。
包み込みの最後です。
ラーゾン葉に包んで
竹皮で縛っていきます。
そもそも
こんなにこんなに
大変。。。
最後の仕上げの
ガーソンの葉の中と
葉への包み込みと
竹皮の縛り付け。。。
こんなに
お気持ちが張り詰め
神経を繊細なまでに
手先まで感じとりながら
大変な作業だと
ちゃんと知りました。
ベトナムに初めて行って
あれから10年間以上が経っても、
お話しだけを
聞き伝えで聴き
よく実感として
知りもしなかった、
感じれられなかった自分。
10年間、心から
感じれないまま
思ってもみずに
北海道でもハノイでも
外国人就労者たちの
ご実家でも
感じないままで
様々なそれぞれの
バインチュンを食べていた
自分に気がつきました。
深くバインチュンへの
ご家族への愛情を
本当に分からずに
バインチュンを
食べていた自分が
本当に情けなく
感じました。
みなさまもちろん、、、
もちろんこれは
私が外国人就労者の
相談生活支援事業に
携わっているからでもあります。
そして
連載が続いて行きます。
もう少し
書いていきたいことが
ありました。
ここからまた
始まって行きます。
ここから、翌日の明け方、
朝の午前中まで
10時間を
徹夜しながら
このバインチュンを茹で上げて
いくのです。
〜 次回に続きます 〜
ベトナムテトの伝統料理①
1. お祝いと幸せを祈りを準備する
〜ベトナム北中部タインホアでの
ベトナムテト2023年1月22日直前の家庭料理「バインチュン」〜
ベトナムテトの伝統料理②
2. バインチュンの起源と豚肉について
ベトナムテトの伝統料理③
3. ラーゾンの葉ともち米
ベトナムテトの伝統料理④
4. 輝く緑豆
ベトナムテトの伝統料理⑤
5. 新鮮な豚肉の前準備
ベトナムテトの伝統料理⑥
6. 竹皮とラーゾンの葉の準備
ベトナムテトの伝統料理⑦
7. ラーゾンの葉で包み込み
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