実践経営ネットワーク通信

#髙橋正浩#愛業至誠#中小企業診断士#宅地建物取引士#資金調達#コミュニティ#循環#新しい経済#みんなが主役でみんながサポーター#中小企業のよろず相談#気功施術#カウンセリング#M&A#共感#信頼資本#森信三#人生二度なし#二宮尊徳#積小為大#書籍紹介#実践経営

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最近の記事

「SHARE SUMMIT 2024」の「ACTIVE CAREER」聴講記録

 2024年11月5日、一般社団法人シェアリングエコノミー協会が主催する「SHARE SUMMIT 2024」に参加しました。このイベントは、シェアリングエコノミーが地域社会や経済に与える影響を探り、その可能性を議論し合う場です。  セッション、「ACTIVE CAREER 都市でも地方で「最高の仕事」に出会うには?」というテーマを軸に、働き方や地域活性化、そして社会課題の解決を繋ぎ合わせるための議論が交わされました。  このセッションでは、吉田雄人さん(一般社団法人 日

    • 「SHARE SUMMIT 2024」の「NEW LOCAL MARKET」聴講記録

       2024年11月5日、一般社団法人シェアリングエコノミー協会が主催する「SHARE SUMMIT 2024」に参加しました。このイベントは、シェアリングエコノミーが地域社会や経済に与える影響を探り、その可能性を議論し合う場です。  セッション「NEW LOCAL MARKE 企業・スタートアップの地域における新たなビジネス戦略」では、スペースマーケット代表の重松大輔さんがモデレーターとして登壇し、READYFORの米良はるかさん、衆議院議員の茂木敏充先生、タスカジの和田幸

      • 食品関連の販路開拓支援に向け ~バイヤー業務について学ぶ~

         中小企業診断士の岩井利仁さんが主宰する「コミットする!中小企業診断士顧問サービス」で、飲食業の販路開拓支援のプロジェクトが立ち上がりました。  初回のミーティングにおいて流通業での豊富なバイヤー経験を持つ中小企業診断士から業務特性や市場への提案方法について学ぶ機会がありました。チームとしての活動にあたり、業界特性とバイヤー視点に立った提案のポイントを把握することで、今後の営業活動や戦略立案に活かすことが目的でした。  参加させていただきましたので記録としてまとめてみます。

        • フードビジネスのスタートアップの魅力と立ち上げ課題

           フードビジネスのスタートアップには、独自の魅力と共に、他業界とは異なる多くの課題があることを認識する機会を得ました。食品は人々の日常生活に密接に関わるものだからこそ、高い需要がある一方で、品質管理や賞味期限、サプライチェーンの構築、ブランドの確立など、さまざまな側面での綿密な計画と実行力が求められるようです。特に、スタートアップとして新たな食品ビジネスに参入するには、従来の流通構造や急成長しているフードテック領域を理解しつつ、事業の特性に合わせた柔軟な戦略が必要です。 Ve

          デジタルDDとデジタルPMIの意義   ~M&A後のDXで躓く現状へ対応として~

          1.なぜデジタルDDとデジタルPMIが重要なのか  M&Aの現場では、買収や統合プロセスのデジタル面を無視すると、計画通りに統合が進まず、投資回収が遅れるリスクが高まります。特に、デジタル化が企業競争力の要となっている今日において、買収対象企業がどの程度デジタル化されているかを評価することは、買収判断や成長戦略を支える基盤となります。    しかし、デジタルDD(デューデリジェンス)やデジタルPMI(ポストマージャーインテグレーション)といったプロセスは、まだ多くの企業に浸

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          宇都宮LRT開通から1年 ~交通イノベーションと地域共創の未来について~

           栃木県宇都宮市のLRT(ライトライン)は、日本国内の地方都市で他都市に先駆けて採用されました。LRTを中心にした都市交通の再設計は、単なるインフラ整備を超え、地域経済の循環や産業活性化、環境負荷軽減を実現する共創型の都市戦略の一環として位置づけられています。  LRTの開通から1年を迎え、その成果と今後の展望について、venture café tokyoでは、10月24日にトークセッションが企画されました。モデレーターの曽根圭輔さんの進行のもとに多角的な議論が行われました

          宇都宮LRT開通から1年 ~交通イノベーションと地域共創の未来について~

          IT産業の新たなハブとして関心が高まるウズベキスタン

           ウズベキスタンはIT産業の新たなハブとして、近年その急速な成長と政府主導の積極的な支援により、ビジネス拠点として注目を集めています。特に、オフショア開発拠点としての魅力が高まっており、10月31日のVentre Café Tokyoでは、ウズベキスタンからIT Park Uzbekistanのアジア担当責任者のイザットさん、IT BILMの国際関係マネジャーのアルティコフさんが「ITパーク」の取り組みや魅力について説明くださいました。 1.政府支援とITパーク  ウ

          IT産業の新たなハブとして関心が高まるウズベキスタン

          債務一本化への支援事例

          1.はじめに ~不動産仲介業の構造~  不動産仲介業者は、資金繰りや資金調達において独自の課題を抱えています。それは、仲介業はフロービジネスであり、安定的に成約を得るためには多くの案件に関わる必要がありますが、専任での媒介を受けれていない場合、その立ち位置が確実でなく、活動が徒労に終わることは多々あります。そうした中、中小の仲介会社では、資金繰りのリスクを最小限にするための相談を受けることがあります。 今回、ある不動産会社から資金調達に関するご相談を受けた際に、債務の一本化

          債務一本化への支援事例

          書籍紹介 成田悠輔『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』

           成田悠輔さんの『22世紀の民主主義』SB新書(2022)は、現代の民主主義の根本的な問題に切り込み、未来に向けた大胆な変革を提案しています。具体的には、SNSの普及や情報環境の変化に伴い、著者は現行の民主主義システムが限界に来ていると指摘します。「革命か?ラテか?究極の選択を助けるマニュアルがこの本である」と冒頭で著者が述べる通り、現状のシステムを打破する「ちょっとした革命」としての視座が本書で提示されています。以下にまとめます。 1.現代民主主義の「劣化」とその限界

          書籍紹介 成田悠輔『22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』

          オンラインコミュニティの今後

           オンラインコミュニティは生活や事業に欠かせない基盤となり、個人や企業がつながりを深め、社会的な連帯感を保つための新しい方法として浸透しています。10月17日にVenture Café Tokyoで開催された「“変革するオンラインコミュニティ”ポストコロナ時代のプラットフォームの展望とは」で拝聴した対談では、オンラインコミュニティがどのように進化しているのか、また、オンラインとオフラインの融合が未来に向けた課題として浮かび上がっているかについて、現場からの声を寄せた議論が交わ

          オンラインコミュニティの今後

          宅建業者が取り組む不動産コンサルティングの事例 ~K-コンサルティング~

           JARECO(日米不動産協力機構)では、日大教授の中川雅之先生を囲む社会人講座として連続講座が開催されています。本講座に通底するコンセプトは、「不動産再生の最前線~不動産コンサルティングは地域再生のカギになるか~」です。  第4回講座では、『宅建業者が取り組む不動産コンサルティングとは?』と題し、株式会社K-コンサルティングの代表、大澤健司さんのお話を伺いました。  不動産関連ビジネスにおいて、従来の売買仲介や賃貸管理だけでは差別化が難しくなってきている中、依頼者に寄り

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          書籍紹介 徳谷智史『経営中毒 社長はつらい、だから楽しい』

           徳谷智史さんの『経営中毒』PHP(2024)は、経営者が直面するさまざまな困難とそれに伴う成長、そして経営の楽しみを伝えています。社長の「孤独」や「試練」に焦点を当てながら、企業の舵を取る者としての苦労と喜びを掘り下げています。特に、スタートアップの経営者や創業者には、具体的で実践的なアドバイスが数多く詰まっています。流れに沿ってポイントをまとめます。 1.資金繰りの試練  創業者が最初に直面する「資金繰り」の困難です。社長になると、給料日は「お金が出ていく恐怖の日」と

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          書籍紹介 夫馬賢治『ネイチャー資本主義 環境問題を克服する資本主義の到来』

           夫馬賢治さんの著書『ネイチャー資本主義 環境問題を克服する資本主義の到来』PHP新書(2022)は、資本主義の力を活用して環境問題を解決し、持続可能な未来を創造するための経済モデルを提案する一冊です。著者は、これまで何かと批判の対象になりがちな資本主義が、むしろ環境問題解決の鍵を握っていると論じます。本書では、ESG投資(環境・社会・ガバナンス投資)や企業経営、金融、そして市民の行動を通じた変革の必要性を説き、「新しい資本主義」への移行を具体的に示しています。 1.はじめ

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          書籍紹介 宇沢弘文『人間の経済』

           宇沢弘文『人間の経済』新潮社(2017)は、日本を代表する経済学者・宇沢弘文晩年の集大成ともいえる一冊です。本書では、経済が人間社会のためにどうあるべきかという根本的な問題に向き合い、「社会的共通資本」の重要性を説きます。この概念を通じて、著者は市場原理主義に依存する現代経済の弊害を批判し、人間中心の社会づくりのための新たな経済モデルを提案しています。 1.社会的共通資本の思想とその背景  著者は、社会的共通資本を「自然環境、医療、教育、交通インフラなど、人間が人間らしく

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          社会的共通資本とエネルギー:宇沢弘文没後10年フォーラム参加記録

           9月27日に「宇沢弘文没後10年 社会的共通資本 いままでの30年 これからの30年」と題するフォーラムに参加しました。このフォーラムは、経済学者宇沢弘文が提唱した「社会的共通資本」の意義を再確認し、今後の社会にどのように活かしていくかを探る場として開催されました。  「社会的共通資本とエネルギー」という分科会に参加し、エネルギーを単なる資源ではなく、社会全体が共有し次世代に引き継ぐべき財産として捉えるという観点を学びました。パネリストたちは、それぞれの立場から技術革新、

          社会的共通資本とエネルギー:宇沢弘文没後10年フォーラム参加記録

          中小企業のカスハラ対応の方向性「ファン化」について

           カスタマーハラスメント(カスハラ)の問題は、ますます顕在化しています。この背景には、消費者の権利意識の拡大、個人主義の進展、そして、お客様への服従的なサービス精神等が絡み合っています。  中小企業者としてどのように対策を取っておく必要があるかという関心があり、不動産立教SB会の例会でクレド法律事務所所属の福田恵太弁護士のお話をお聞きしました。  福田弁護士は、カスタマーハラスメントや不当要求対策の専門家で、東京都民事介入暴力対策特別委員会の副委員長として活動されております

          中小企業のカスハラ対応の方向性「ファン化」について