興味を生活に組み込む
私は、note記事のヘッダー画像を、昔の有名な絵画にしている。
みんなのフォトギャラリーを使うのは、ほかの人とかぶる。
だからと言って、写真を撮るのはそんなに得意じゃないし、いちいちヘッダー画像を作るのもめんどくさい。
どうしようかなー、と思ったとき、ふと部屋に置いてあった美術展のポストカードを目にしてひらめいた。
そうだ、ヘッダーを名画にして、noteのホーム画面を美術館みたいにしよう。
オリジナルで作らなくても統一感が出る。
作者が亡くなってから70年経った作品を選べば、著作権に関するトラブルもほとんどないだろう。
(正確には著作権の保護期間は国によって違うらしいのだけど)
そんな気持ちで決めたのだけど、これがけっこう楽しい。
もともと美術館で絵を見るのが好きだ。
とはいえ、ただきれいな絵を見るのが好きなだけで、自信を持って語れるほどアートに詳しくない。
美術展も、自分が気になるものを選んで見てるから、偏りがある。
でも、noteのヘッダーのために、自分の記事のキーワードから絵を探すようになった。
そこで見つけた絵の背景を深く読み込んで、「あの絵って、こんな意味があったのね!」と驚いたり。今まで知らなかったアーティストに触れるきっかけになったり。
もっと絵画のことを知りたいと思いつつ、勉強する時間を意識的に取れてなかったから、よい形で生活に組み込めたなあ、と思う。
やりたいなあ、と思いつつ、やれていないこと。
それを生活に組み込む工夫について真剣に考えると、うまくいく可能性が高まるんじゃないかな。
わたしは絵画鑑賞をnoteのヘッダー画像という形で組み込んでみたけど、たとえばほかの方法は?
1歳の娘は、絵本を読むのが好きだ。
いまはストーリーのおもしろさは重視しておらず、絵や写真が素敵なものならなんでも見る。
大人用の本棚に入れておいた料理のレシピ本は、いつのまにか娘のお気に入りになった。
この絵本の代わりに、画集を置いておくのはどうだろう。きれいな色の絵は娘のお気に入りになるかもしれない。
まあ、その生活への組み込み方を考えるのが、
1番むずかしいんだけどね。
やると決めたら、あとはやるだけ。
そう平然と言って実行できる人を、私は尊敬しています。
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フェルメール「絵画芸術」