hyperpnea_ibuki

一人のラッパー兼映像監督これから色々作品が出るから多分 飽きるまでやるよ飽きるまで こ…

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一人のラッパー兼映像監督これから色々作品が出るから多分 飽きるまでやるよ飽きるまで ここでは日記だったり思いついたお話だったりリリックの没案だったりなんだったりそんなことを

最近の記事

最近の話。 「何か」を失ったんだとよく思うんだけど いくら頭を抱えて悩んだとて それが何かわからない しんどいわけでも辛いわけでも 心に蟠りがあるわけでもない でもその「何か」があった場所は ぽっかり穴が空いてしまって時々そこに指を 突っ込んでは或いは体を放り込んでは そこに流れる空気を吸い込むだけ。 最近歌詞が浮かんでこない何一つといっても 過言ではないぐらいに全く ビートを聴いても風景をみても 好きな曲を聴いても映画を観ても 誰かと話を交わしても 僕はその失った「何か」

    • 祖父の訃報を聞いた。 父親の違う妹の血の繋がってない祖父。 なんだか悲しい気持ちになった。 そしてあー不謹慎なんだなと自分を卑下したくなった。 人の死を使って感傷に浸っている気がした。 なんでかって?「なんだか」だからだった。 よくわからない。どうやって生きようかしか 僕には考えることができないから。 なんとなくけど鮮明に覚えてる。 何が入ってるかもよくわからない黒ずんだ 味のバランスが取れたすき焼きの味とか 何度飼っても逃げていくインコとか 祖母にとてつもなく嫌われていて

      • 耽る

        こんばんは、あ、呼んでる人にはこんにちはが いいかなそれともおはようかな。 最近よく考えることがある、内側と外側のこと。 外側には内側が滲み出るとかそんなはなし。 夏もそこまで近づいているのに空も不安気で 窓を開けて寝ると風邪をひいてしまいそうな そんな時期のこと。 最近絵を描くことが楽しくって一心不乱にボールペンを 走らせるんだけど、どうも美しい絵が書けない。 人をかいたらどこか歪で醜くて 風景なんかはざらついていてぼろぼろで。 別に上手な絵なんかが描けるわけでも、絵心

        • 0313 題名無し

          お久しぶりです。 どうやって書いてたか忘れてちゃったなあ最近の話でも つらつら描こうかなと思う。2月の月末に淡路島に行った beat作ってもらってるkowjiくんに会いに、 今一緒によくいる黒木っていうアホと彼女と3人で。 久しぶり!!!って楽しめると思いきやなんかあれどうやって喋ったりしてたっけとか探り探りであー足りないなもっと 淡路にいたいなって思った。形だけ聞くとbeatmakerと ちょっとした話をしにラッパーがってかっこいいかもしれないけどまあダラダラしたり唐揚げ食

          遠回しに物を書くのが癖 真っ直ぐ書いた時いの1番に刺さるのは自分って 知ってる怖いいや苦しさから逃げてるって感じかな 悪く言えば臆病者で言い方を変えたら 色んな言い方ができるしそれを理解してるつもり まあはしりはこんなところで留めておいて 小さい頃からよく感じていたことがある。 本当に僕が求めていること誰も僕にくれやしない たとえ家族でも恋人でも友達でも見知らぬ人でも それが苦しくて辛くてたまらなかった。 本当に求めていることってのは 例えばしんどい時のがんばれや大丈夫の一

          いつからだろうかここ2、3年の話 歌うことが好きでよく歌う悲しいうたも楽しいうたも 昔好きだったあのバンドのうたとか 親が聴いてて慣れ親しんだうたとか なんでも思いっきり歌う。 下手くそだけどギター力いっぱい弾いたりして歌う。 なんだろうなんか心の叫びみたいな曲って どの人にもあってそれを歌う時なぜか途中で 泣けてきてしまうことことが増えた。 その人に感情移入するというより 痛みや思い出だったり色んなものがフラッシュバック してきてまるで心だけがタイムスリップしたみたいに

          なんとなく考える。 なんとなく感じる。 なんとなくなんとなく。 なんもない日々を大事にして なんもないからって悲しくならない なんならそれが愛おしかったりする。 なんでかって理由を欲しがる誰かが言うけど 何でもって答えると思う。 理由が欲しかったら楽しくないじゃない なんとなくなんとなく なくなく見つけた生きる理由も なんかいいじゃないと思える気がしていて 泣いたりしてもいいかなって 雪崩込むように布団について なんか美味しそうなコンビニの新商品を 食べ残してなんかいい

          ハテナのわけ

          照れ臭いこともたくさんあってさ。 いつもなんかこう俯瞰したことを書いてる。 なんかこう思ったことそのままだなーなんて曲 歌ったりすると泣けたりすることあるじゃん? そういう感じ。たぶん ボロボロ涙を流しながら書いた文 自分ではとても小っ恥ずかしくてできやしないから そういうのは誰かにやってもらおうと思ってる。 時々読み返したりした時あーこういうこと考えてたな なんて思えりゃまあそれでいいんだよ。 誰かに伝わってくれだの大それたことは 決してじゃないけど心の遠いところに置いてお

          ハテナのわけ

          ランドセルのそこ

          倍速で進む、あそこにあった何かは忘れてしまった。 想い出したくてもなんにも思い出せやしない。 疲れた虫たちが眠るように。 起き出して腹のなかをかき回すだけかき回して、 答えあわせはできたもんじゃない。 潰れてぐしゃぐしゃになった段ボールを もう一度組み立て直しても、 何が入って入ってたんだろう、 穴の空いたそこから目をのぞかせたって手を伸ばしたって 見えやしない届きやしない 肋骨の内側で刺すような痛みが、 はぁと呼吸を吐き出すと、少しだけ楽になって気がして、 まぁいっかそ

          ランドセルのそこ

          目を覚ますと脱ぎ捨てられたTシャツとテレビが教えてくる最高気温38度。 暑中見舞いに送られてきたどこかの名物の饅頭が甘ったるくて 寝起き早々何食べてんだよ、と徐に麦茶を飲み干す。 少し遅めに訪れたこの季節にも慣れてきてしまった。 徐々に大きな声で鳴き出してるアブラゼミの声に耳を塞ぐ。 何か忘れちゃってるなぁそんなことを思っていると、 食器棚の扉で額を思い切りぶつける。 蘇る記憶、人でごった返す花火大会、汗拭い足早に帰路に着くサラリーマン 乱雑に着崩された学生服、無駄にクーラ

          見えなくなったのはいつからだったけ。 霞んでしまったのはいつからだったけ。 目を凝らしたらぼんやりと視える気がしてさ、 立ち止まったまんま、立ち止まったまんま。 曇り空橙色が見えない17時半、 ボロボロのチェリオの自販機の前で、胡座をかいて座っている。 あの日投げつけた言葉を何度も反芻しては、 気の抜けた清涼飲料水がこみ上げてくる。 吐き出しても楽なのは一瞬で、 胃液で爛れた喉は、鈍い痛みで苦しめる。 ペットボトルの結露でできた水溜りに反射したくしゃくしゃの顔は  あの時あ

          鉛の先端に力を入れて、 今日も描き続ける。 明日も明後日も来る日もくる日も。 時々怖くなる、折れて描けなくなることを、削れなくなることを。 でも紙の上は真っ白じゃない汚くて黒くてボロボロで、 怯えて薄く描けば描くほど、今までが見えなくなって、 ひとりぼっちになった気になってしまう。 だからより一層濃くかく破れてもいいから折れてもいいから 一心不乱に描く描く、描く描く、描く、描く、描く どこまで削れるのかな芯はいつなくなっちゃうかな、 わかんないけどわかりたくもないし、 意

          吐くほどに食べ、考えられないくらい憎み、悩み、耐えきれぬほどの幻想をする。 そんな毎日を生きているうち、幾度となく経験する。 そして、それが普通であることに幸せを覚える。 そんな毎日をこよなく愛している。 極楽浄土なんてものに行きたがってるあいつは、今もなお生き続けている。 生きることに活きていることを、そして我を忘れ続けて。 人並みに他を殺め、人並みに誰かを傷つけて、人並み以上に何かを求める。 煩悩の塊であると気づくことから遠ざかることで 自分を保ち、周りを保ち続ける。

          歿燈

          いつだっけ思い出すこの季節の終わり徐々に遠ざかる 気持ちはお互い様だと言わんばかり 火を落とす街の暗がり時計の針は迷子いま何時? 物乞いしてきてるみたいな上の空と一昨日にも感じる苦い記憶がいつもそばにと 一人立ち尽くす雑踏反動で溢れ出す逃避行のような妄想 本当のことは胸の奥にしまったまま皮肉まじりの笑み浮かべる 今もまだ山のようにシケモクが積み重なった頭ん中フラッシュバックする温かい肌忘れる頃身軽くなった靴底これは愚行?淡いあの日の記憶引っ張り出してyo 今も声を大にして一人

          縄跳びを飛んでいる、ずっとずっと。 足首はとうの昔に悲鳴ををあげているのに、 嫌なことから逃げ出すように。 飛び跳ねること、縄を回すことをやめてしまったら 死んでしまう気がして。ずっとずっと まだ声が出ることを確かめながら、 平然を装うようにあの子が歌っていた曲を、 うろ覚えながらも鼻歌で、 音はまばらで不規則だけど、少しだけ心地良くて。 少しだけ腕が痛くなった時ふと大人を感じる。 ゆっくり飛べばいいじゃんそんな横槍が飛んできても 胸に突き刺さっても僕はやめない、やめたく

          いつからだっけ、一段あがるのがこんなに難しくなったのは。 いつからだっけ壁に見えるようになったのは。 下校途中、よく寄り道をした神社、落ち葉、半ズボンの少年。 寄り道してすいませんなんてなけなしの5円玉でお参りしてから 西側に走る午前と追いかけあう。 あの日お賽銭を放り投げた場所への階段はどこまでも続いてる気がした。 息を切らすよう一歩ずつ、いつも通り草むらの夏の虫のように。 あれから何百回も地平線の向こうに午前は帰っていった。 少しだけ重たく、そして大きくなった身体、