渡部隼人

2児の父。昼過ぎくらいから覚醒する末広がりなエンジニアです

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最近の記事

大科学実験のススメ - 「やってみなくちゃわからない」というマインド

Eテレで土曜日に放映している「大科学実験」を子どもと一緒に見るのを楽しみにしている。 知識としては知っている、というような科学的事象を大掛かりな施設を使って実験するのが魅力。 ・・・という番組内容については置いておいて、私が好きなのは番組の中で使われる「やってみなくちゃわからない」というフレーズだ。 番組中では実験が一度で成功することは(おそらく)なく、このフレーズの通り、試行錯誤しながら実験を繰り返していく。 番組を見始めてから、このフレーズが子どもとの共有ワードに

    • 子どもに本を好きになって貰うために始めた事

      子どもには本を好きになって欲しいと思っている。 理由は言わずもがな。本から得られるものは大きい。(古い考えかもしれないけど) ただ、うっすらと思っているだけで、これといって啓蒙をしてなかったのだが、ある日の出来事を機に、一つだけやることを決めた。 "気まぐれに「本でも読もうか」と言ってみる" これだ。 ポイントは"気まぐれに"である。私が思った時に実行するだけ。そして"言ってみる"だけ。最終的に本を読まなくてもいい。 もし、同じような悩み(?)を持っている人がいる

      • 親の誘導に釣られない3歳児

        子どもの意思はできるだけ尊重するべきだと思うが、子どもの思うように任せているとよろしくないことは沢山ある。 下の子(3歳児)でいうと、片付けをしない、野菜を食べない、あたりが件数としては多いだろうか。事案としては大したことはないのだが、ケースとしては枚挙にいとまがない。 気まぐれなので、指摘すればすぐに「うん」と答えてくれるときもある一方で、そうでない時がなかなか手強い。 空回りする作戦そんな時に使う、「うん、うんと連続して言わせて、その勢いに任せて言うことを聞いて貰お

        • ごっこ遊びが恥ずかしい父親

          しばらく前に「テセウスの船」というドラマがあった。 鈴木亮平さん演じるお父さんは力強く、そして優しい。 お父さんと子どもたちがプロレスごっこをするシーンを見ていて、ああ、これが一つの父親像だなあと思いつつ、自分がどうもそのあたりの遊びが苦手なことに思いが至った。 苦手なごっこ遊びプロレスごっこによらず、怪獣ごっことか、ままごととか、そう言った類の遊びに付き合うのがとても苦手だ。 理由はシンプル。恥ずかしいのである。 誰が見ているわけでもないし、誰に見せるわけでもない

        大科学実験のススメ - 「やってみなくちゃわからない」というマインド

          子どもの嘘に対する取り組み

          いつの頃からだったか、上の子が小さな嘘をつくようになった。 目くじらをたてるほどもない他愛もない嘘ではあるので、その都度「嘘はいけないよ」くらいの注意に止めていたのだが、どうも改善しないし、頻度も増えていくような気もした。 そんな子どもの嘘に対する取り組みの経緯を記録する。 振り返りの振り返り一通り書いた後に見直してみたが、テーマがテーマだけにうまくまとまってない。 まだ、解決してないような気もするし、取り組みの手法が良かったのか悪かったのかの答えも出ていない。 時

          子どもの嘘に対する取り組み

          3年間の幼稚園送りの日々から得たもの

          卒園をもって、3年間続けた幼稚園への送りが終わった。 今の段階では、それほど喪失感はない。 振り返ってみればあっという間の3年間。おそらく数ヶ月もすれば記憶が薄れて行くので、覚えているうちに思ったことを書いておく。 何かを手に入れたか確実に言えるのは、子どもと二人だけで向き合った時間、だ。 その時間に起因する副次的な要素もあるかもしれない。子どもとの距離が縮まったかもしれないし、子どものことをより知ることができるようになったのかもしれない。 「かもしれない」ばかりな

          3年間の幼稚園送りの日々から得たもの

          2歳児に芽生える恐怖心の話

          最近になって下の子が「怖い」と言うようになった。 「我が家のえいえいおー記念日」から数ヶ月、言葉の成長が著しい。 突然言い出した私が初めて遭遇したのはアニメを見ていて、いわゆる「ワルモノ」が登場した時だった。怖い怖いと言いながらこちらに走ってきた。 アニメ的なポジションとしては確かに怖いキャラクターだと思う。が、見ているだけなので、本人が直接的に被害を受けたわけではない。 傍観者という立場である我が子がなぜ「怖い」と言えるのか不思議だった。 ・何をもって怖いと感じる

          2歳児に芽生える恐怖心の話

          記憶を記録しておくと後で幸せになるかもしれない

          ラグビーW杯スコットランド戦。テレビ観戦をしていたときのこと。 下の子(2歳と少し)が突然大きな声で言った。 「えい、えい、おー!!」 右手を大きく振り上げて。声を高らかに。 驚いた。 言葉は遅い方下の子は、いわゆる言葉をためるタイプのようで、言葉の発達は遅い方だと思う。 現在持ちうる語彙力は、必要に迫られて覚えた「パパ」「ママ」「パン」のようなごく短い言葉と、唯一の長い言葉である「アンパンマン」(例に漏れずアンパンマンは鉄板だった)。 普段は少ない語彙と身振り

          記憶を記録しておくと後で幸せになるかもしれない

          子どもに宇宙のスケール感を伝える

          子どもが太陽系に関する図鑑を読んでいたときの話。 太陽とか地球とか宇宙とか。そういうものに理解が及ぶようになったのだなあ、と感心する。 「海王星の先には何があるの?」その質問にどう答えようかと考えたときのことである。 沸き起こる使命感世の中には想像もつかないようなスケールの大きいものがあることを伝えなければならない。壮大な宇宙のスケール感を伝えなければならない。このタイミングで伝えねば。 謎の使命感が沸き起こる。 とはいえ、宇宙のスケールをうまく言葉で伝えられる気は

          子どもに宇宙のスケール感を伝える

          タネ屋の陰謀論から知る植物の不思議

          7月も半ばだったと思うが、子どもがアサガオを植えた鉢を持って帰って来た。芽がでるまで若干心配はしたものの、無事に花を咲かせた。 が、タネができない。 同じようにアサガオを持って帰った友達の家でも同様だったようで、ママさんコミュニティの中では「タネ屋の陰謀」論が浮上したらしい。 タネ屋の陰謀論タネができないように品種改良することでアサガオの自家生産を抑止し、次の年にもタネが売れるようにしている。 (半分冗談だと思うが)これがタネ屋の陰謀論の骨子である。 科学が進んで、

          タネ屋の陰謀論から知る植物の不思議

          父親としての呼ばれ方に悩む

          家庭内での私の呼称は「パパ」である。 家庭外でも子どもの父親という意味でパパと呼ばれることも多い。今だからそこそこ慣れたように思うものの、パパという呼ばれ方にしっくりこない時がある。 一方、たまに子どもから「お父さん」と呼ばれることもある。気まぐれに呼んでみたくなるのだろう。それはそれで少しこそばゆいのである。 最終的にどうしたいのかという意思のない袋小路な感情ではあるのだが、改めて自分自身と向き合ってみる。 パパという呼称私が子どもの頃育った時代的に、もしくは育った

          父親としての呼ばれ方に悩む

          赤ちゃんが泣いた時に思い出して欲しいこと

          赤ちゃんは泣くものだ。よく言われることではあるが、私はそれを本質的には理解できてなかった。 頭ではわかっていても・・・というやつだ。 本質的な理解ができてない分、赤ちゃんが泣くと若干なりとも自分を責めることになる。なぜ泣かせてしまうのか、と。 以下、赤ちゃんが泣くことを理解できてなかった私の体験。 試練の日父親にとって、あるタイミングでこういう種類の試練がやってくる。 妻「次の休みの日、子どもの面倒見てくれない?」 私の場合は、1人目の子どもが生後半年ほどのタイミ

          赤ちゃんが泣いた時に思い出して欲しいこと

          自分で調べてみよう、を啓蒙活動中

          先日書いた記事を読んだある方から「うちは(その人の家では)自分で(子ども自身で)調べてみなさいって言うね」という話を聞いた。 そうであった。重要な手法をすっかり忘れていた。自主的に知識を貯められるようにするには、自分で調べることを身に付けなければならない。 次の機会に「調べてみたら?」という返答をするべく密かに準備を進める。 シミュレーション何でもかんでも自分で調べなさい、というのはハードルが高くなってしまいそうだ。せっかく持った興味を失ってしまうことは避けたい。また、

          自分で調べてみよう、を啓蒙活動中

          子どもの「なぜ?」には誠実に答えたい

          子ども(5歳)の突拍子もない質問に答える方法を模索している。 「何で大根は白いのか」「何で太陽には8本の線があるのか」 突拍子もないが故に適当に答えてしまいたくなるのだが、適当に答えた後にやってくる不誠実感が辛い。 大人に対してであればどんな質問であろうが「適当な回答」を選択することはない。「適当な回答」をすること自体相手を甘く見ているのだ。 誠実であること。相手が大人であろうが子どもであろうが変わらないのである。 1.シャレを効かせたいい感じの回答をするこれはベタ

          子どもの「なぜ?」には誠実に答えたい

          父親になってモヤモヤしている人に伝えたい体験

          父親が「父親になった!」という自覚を持つのはいつなのだろうか。 子供が生まれた時でしょ、というのはわかる。正しい。物理的には子供が生まれた瞬間に(広義ではもう少し前なのかもしれないけど)父親になったのは間違いない。 ところが私自身は想像以上にその感覚が朧げであった。とにかく、もやっとした感覚であったのは覚えている。子供が生まれたら何かしらの親としての自覚が芽生えるのだろうと思っていたのだけど思った以上に朧げであった。 そしてそれが妙に不安でもあった。 モヤモヤするのを

          父親になってモヤモヤしている人に伝えたい体験