赤ちゃんが泣いた時に思い出して欲しいこと
赤ちゃんは泣くものだ。よく言われることではあるが、私はそれを本質的には理解できてなかった。
頭ではわかっていても・・・というやつだ。
本質的な理解ができてない分、赤ちゃんが泣くと若干なりとも自分を責めることになる。なぜ泣かせてしまうのか、と。
以下、赤ちゃんが泣くことを理解できてなかった私の体験。
試練の日
父親にとって、あるタイミングでこういう種類の試練がやってくる。
妻「次の休みの日、子どもの面倒見てくれない?」
私の場合は、1人目の子どもが生後半年ほどのタイミングでやって来た。子どもを連れていけないセミナーにどうしても参加する必要があるらしい。
子ども(赤ちゃん)にとって絶対的信頼のある母親がいない一日。
それはまた、何かあったら妻がなんとかしてくれる、という私にとっての心の拠り所がない一日がやってくることを意味していた。
また、当時私はモヤモヤ期(以前の記事参照)の真っ只中。子どもと二人きりの状態で間が持つだろうか?という変な不安を感じたのも覚えている。
事前準備
今思えば馬鹿な話だが、赤ちゃんは一定の条件が整っていれば泣かない、と思っていた。預かるからには子どもを泣かさないようにしなければ、そんな妙な使命感も持っていた。
噛み砕いていうと、以下の条件を満たせば泣かないと思っていたのだ。
1. オムツが濡れていない
2. お腹が満たされている
3. うまくあやして貰っている
というわけで、その日に備えてオムツを変えるタイミング、ミルクの作り方、お気に入りのDVDをヒアリングしておく。不安はあるものの、なんとかなるだろうと当日を迎える。
当日
実は、当日のことはあまり覚えていない。
機嫌が悪くなったらオムツをチェックし、オムツが原因でないならミルクを用意、それでもダメならDVDをかけてなんとか機嫌をとっていたと思う。
が、それでも子どもは泣くのだ。
子どもを抱きかかえ、少しでも泣きが少なくなる体勢を探す。ちょっとでも良さそうなポイントを見つけたら、体を硬直させてそのポジションを維持した。
最後には疲れ果て、子どもと一緒に眠ったまま妻の帰宅をむかえた。
今思うこと
反意的ではあるが、私自身が子どもと向き合い、疲れ果てることによって理解したのだと思う。どうしようもないことがあるのだと。
赤ちゃんは泣くものだ。どうしようもない時がある。自分や他人を責める必要はない。
いくら沢山のてるてる坊主を作っても雨は降るし、雨が降ったら傘をさしてやり過ごすしかない。それと同じである。
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