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友達の婚姻届を勝手に出してきた
なぜそんなことをしたのか、の前に
仕事柄いろんな街に行く。気に入ってプライベートで遊びに行く街もあれば、2度と踏み入れない街もある。浦和美園は後者の街だった。浦和美園は埼玉高速鉄道という下手すると生涯知らなかっただろう、「始発駅です」という顔をしているがその実、路線の最奥、終点駅にある街だった。
南北線に乗り入れてはいるが、三大都市の中で最も近い池袋へ50分、片道800円ほどかかる。そう、埼玉高
ぬいの持ち歩き注意〜静岡旅⑤〜
緑と水景が織り成す空間は、”ジ・オリエンタルテラス”の名前通り、南国のリゾートにいるかのような雰囲気だった。
結婚式が併設されているらしく、エントランスからロビー、レストランに至るまでラグジュアリーな空間が続く。
「すご~い、豪華~♡」とはしゃぐ私を、わちこさんは白い目で見る。
置いていけと散々受けた忠告を無視し、推しのぬい(ぬいぐるみのこと)を持ち込んだせいだった。
「バッグに入れてるからいいじ
チケット代をGUCCIのネックレスにした話
今年、はじめて蚤の市に出掛けた。
それまでどこか「おしゃれなフリーマーケット」程度に認識していた私は、アンティークというものの価値にそれはそれは慄き、気になった物を手にとってはそろそろと慎重に戻すだけの生き物と化していた。
「最近思い切って部屋を模様替えしたし、何か素敵なアンティーク雑貨があったら欲しいな~」と思っていたが、会場について30分後にはこの場の雰囲気を楽しむことに目的をシフトしていた
静岡おいしいもの巡り~静岡旅④~
甘味処『どんぐり』はコ口ナ禍になる前からわちこさんが行きたいと言っていた店だった。商店街のような小道にある店なので、近くの駐車場に止めて歩いて向かうことにする。
3年越しの実現に、彼女の足取りも軽い。わちこさんはイチゴミルクの写真(写実的なイラストだったかもしれない)がプリントされた可愛いトレーナーを着ており、彼女の”やる気”を感じさせた。
「いいですね、イチゴミルクの服着てイチゴミルク飲むの
私達、地獄に落ちてもこよりで竹の根本つつきながら推しの話しよーね~静岡旅③~
私たちは、最初の広間で地獄にまつわる説明を受けて圧倒され、顔を見合わせることしかできなかった。
わちこさんは「なんだかすごいところに来ちまったぞ」という顔をしていた。しかし、その表情は興奮を抑えきれていない。
私も胸がどきどきと高鳴っていた。どう見てもこれは秘宝館とは様子が違う。
「どうぞ、この先にお進みください」
案内にしたがってほの暗い階段を進む。先ほどの地獄についての説明で興奮していたわ
ただ机が10㎝高くなっただけの話
この家でうまれ育ってから今年の夏までずっと、自室にクーラーがなかった。あの部屋にはつけられないのよ、と聞いていた。
その話をすると「え、夏とかどうやって生きてきたの?」と聞かれてきたので笑ってしまう。でも近年の猛暑は本当に笑い事ではなくなってきた。
クーラーが欲しい。自室につけることができないならクーラーがついているアパートに引っ越した方がいいのではないか。
引っ越し代や初期費用などを計算しなが
バニラヨーグルトと私
物心ついたくらいの年齢によく食べていたヨーグルトのことを、今でも覚えている。
昔、祖母の家の近くには移動販売のトラックが巡回していた。豆腐やがんもどき、納豆などを購入していたから豆腐屋だったのだろう。
トラックの荷台には、他にも瓶の牛乳やお菓子なども並んでいて、私が遊びに行く日には一緒におやつを買って待っていてくれた。
そこで買ってきてもらうヨーグルトが好きだった。
小さな容器に入ったヨーグ
広告だけで漫画の感想を書いてみた話
広告、それは商品を広く認知させる手段である。
だからこそ、商品の魅力や内容が直感的に伝わることが望ましい。
昨今、個人的に”アツい”と感じているのがネット広告だ。中でも漫画広告はすごい。とにかく読者の興味を引くように作中の印象的なシーンを引用するか、ストーリーがわかりやすく要約されている。
つまり、広告を読めばその漫画の”核”をつかむことが可能なのである。
『偽装カレシに愛されてしまいました』
車に乗ってるだけの話〜静岡旅②〜
高速道路、インターチェンジ、ジャンクション、そしてカーナビ。これらは普段無縁の顔をしておきながら、年に数回現れては凄まじいストレスで私達を追い詰めてくる。
「意外だ」と言われるのだが、私も普通自動車免許(AT限定)を取得している。一回でも試験に落ちたら翌日の大学の入学式には出られないという緊張感がよかったのか、筆記も実技もストレートで通った。にもかかわらず今や立派なペーパードライバーだ。いや、こ
ふ〜ん、おもしれーヌン茶
ヌン茶、もといアフタヌーンティーが好きだ。
見た目が可愛く、ボリュームがあり、夢もあり、満足感がある。友達とおしゃべりをするときにこんなに相応しい食べ物はないとすら思いますね。
どの友人ともアフタヌーンティーにはよく行くものの、中でもW子との回数が多い。
W子も私と同じ思想の持ち主で、お喋りの場にヌン茶が寄り添うことを至高としている。
曰く「オタクと喋れる場があるだけで百点なのに、そこに美味く
懲罰房送りになりたくない
あけましておめでとうございます。
昨年末にタコパをしながら友人が言ったのです。
「来年の抱負を書こう。年末に見返して7割達成出来てなかったら懲罰房送りね」
懲罰房って何?の気持ちは誰もが持っていたと思うのですが、響きがとにかく嫌なので、みんな真剣に紙に向かいました。
この年になるともうみんなね、“老後”と“健康”ですよ。まず初めに「年金が貰えないなら我々はいくら貯金をすべきか」という計算から始