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お金の数え方みたいに
もう夏休みもおしまいということで、アルバイトさん達が続々と最終勤務日を迎えている。
向かいの席の同僚が、彼女にとっては初となった我が部署の夏休みについて、「来年のために覚え書きを書いておかなくちゃ。高校生のアルバイト生は、お金の数え方から教えなくちゃいけない、とかってこと。」としみじみと言う。
そういえば私もこの夏、三人くらいに教えたな。小指と中指の間に挟んでゆるく折り曲げて、お札の顔がお客様に
アクロバティック受け身
諸事情でかなり感覚的なことだけ書くよ。仕事のことと言えばお察しですよね。
にこやかには語れないこと。言葉にせずに来たおかげで、ずいぶんと深く心に刺さったままで、もうわけがわからなくなってしまっていること。
テコでも動こうとしない自分の心を、もう一度動かすために。
書いてみる。
パンデミックのあおりというやつがあって。
もう質じゃないんだな、って。
もう、ただなにかコンテンツが有ればいいんだ
「好き」は別れの言葉じゃなくて
たまにしか、ちゃんと「好き」って言わない人生でした。
だから、好きって言うとまるでお別れの言葉みたいに、自分の内側に響く。
…ほら、たまにしか言わないと、どうしても今言っておかなくちゃ!という時にしか言えないじゃないですか。
例えば、まさに今ですよ。年度末。
大好きだった仲間が、新しい場所へと旅立ってゆく季節。
例に漏れず、今年も見送ります。大好きだった先輩。一生ここにいるんじゃな
生まれ変わりがあるのなら
生まれ変わって、たとえば
私の顔は会ったことはない人に似ている。父方の曾祖母に。
私が生まれた時には亡くなっていて、だから一枚の白黒写真でしか知らない人。でも似ている。年を重ねてなおさら。あの遺影を撮った頃の曾祖母の年齢に、近づいているということなのかもしれない。
それはそうと、インド映画を近頃よく見る。かの国で大衆娯楽の頂点に君臨している、派手なアクションと分かりやすいストーリー。
ここにね、この手のひらに
子守唄のように この手のひらに、手灯り
子守唄のように やさしい、例え話
おおきくおおきく息を吸って
ああこんなことが、と思う
ああこんなことが、
こんなふうに
どうしたら大切にできるかわからない
まるでわからないままに、けれど
なんてこった本当に?正気で?
わからない ままに
こうして言葉を 信じてみようと、している
かんたんに告げてしまえること
なんでもないみたいに届いてしまうこと
音が流れてゆく台所で
家事を、日常生活という信仰の儀式だと考えたら
多くの点でその時間が楽になる
家事の有用さというのは理解していて、
それはもう単純に生活の質の話なので
手心を入れるほど居心地は良くなるダイレクトに自分に返ってくる
…よね、わかってはいる
ただこれは、あくまでライフハックで、
時間をとめてしまいたいと願っている自分を置き去りには できないのだ
お腹はすく 頭は痒くなる 床はザラザラする 猫のト