「ゲシュタルト療法」◆HSPさんにもおススメです◎ゲシュタルト療法とは?くわしく紹介します◆
こんにちは。
心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「ゲシュタルト療法」◆ゲシュタルト療法とは?くわしく解説◆についてお話していきますね。
最近マインドフルネスなどで注目される「今ここ」の気づきの重要性を耳にしている方も多いと思います。
なぜ「今ここ」に意識や心や身体を留めることが重要なのでしょうか?
それは過去や未来にとらわれていることで、私達は自分自身が本来持っている潜在的な行動力や想像力を活用しにくくなってしまうことがあげられています。
最近の研究では脳内の神経ネットワークである「デフォルトモードネットワーク」という状態は「雑念」に対して意識を向けている状態のことです。このことにより脳疲労を引き起こすことも分かってきています。
また「マインドワンダリング」という状態を心が「過去」や「未来」にフラフラしてしまうことを指すのですが、このことで精神の疲労を強めてしまいます。
これらの思考の状態が継続されると、結果私達の心身の健康に良くないということです。
そのような状態から脱するのに「今ここ」を意識することが大切です。そのことからマインドフルネスが注目を浴びてきています。
ゲシュタルト療法はそんなマインドフルな部分を含んだ心理療法ともいえます。
ゲシュタルト療法は現在、コーチングの現場などでも取り入れられています。
NLPという世界的に有名なアメリカで開発された心理学的手法のお手本の一人とされたのも、このゲシュタルト療法を創ったフレデリック・パールズです。
今回はそのゲシュタルト療法についてくわしく知っていけるお話をしていきたいと思います。
1.「ゲシュタルト療法」とは?
◆ゲシュタルト療法◆
「”今ここ”に意識を向けて自己実現を目指す療法」
「ゲシュタルト療法」を端的に言い表すと「”今ここ”に意識を向けて自己実現を目指す療法」といえます。
「ゲシュタルト」とはドイツ語で「全体」「統合」「姿」という意味で、その人自身を統合された一つの全体像として捉えていく療法です。
ゲシュタルト療法は先ほども述べましたが、ドイツ人の精神分析家フレデリック・パールズによって提唱されたものです。
ゲシュタルト療法はその人の欲求を形にして表現していくことで、全体としたまとまりのある方向へ向かっていき、「人格の統合」を目指します。
人格の統合と聴くとなんだか一歩引かれてしまうかもしれませんが、少し言い換えると自分自身の環境を俯瞰してとらえて、「今ここ」における自分の問題と向き合うことです。
2.「ゲシュタルト療法」椅子技法とは?
◆椅子技法◆
「2つの椅子を用いてさまざまな面を演じそれぞれの”言い分”に気づく技法」
例えばカウンセリングの現場でカウンセラーとクライアントが一対一のマンツーマンのカウンセリングをしていたとします。
ゲシュタルト療法では自己の全体性を回復していくという部分を重要視して捉えていきます。
そこでは「役割演技」の技法を取り入れているんですね。ゲシュタルト療法では一人のクライアントが自分の様々な部分を一人で「演じる」というところにとても特徴があると思います。
例えばある不満を持つ自分とそれを非難する自分を演じ分けているうちに思いがけない自分の内側にある激しい攻撃性に気が付いて行ったりします。その気づきから、全体性を意識できる自分へと向かっていくことができます。
この技法は「今ここ」で気づいた自分の問題を自分の力で解決できるように進んで行きます。
「椅子技法」というものがあります。これはその相談者が座る椅子(ホットチェア)ともう一つ空席の椅子(エンプティチェア)の二つの椅子を用意します。
この二つの椅子を効果的に用いながら、その相談者の過去の辛い体験を現時点でのイメージとして再体験していくような形です。
この場合、空の椅子に問題の対象者が腰掛けているとイメージをして行きます。例えば職場で人間関係が上手くいかない同僚がいたとします。その同僚がこの空の椅子(エンプティチェア)に座っていると仮定して、その同僚に対して自分の意見をぶつけていきます。
今度はその空の椅子(エンプティチェア)に座り、そこでその同僚が実際にどんなことを話すのか?どんな不満をかかえているのか?をイメージして聴いたり、実際に自分で話してみます。
そこは自分が座っていた椅子なので自分自身が座っているのですね。その自分に対して相手の立場になりきって今度は話をしていくんですね。
このように、二つの椅子の間を往復していき、それぞれの椅子からの言い分に基づいた対話を交わすことによって、問題の解決を図っていくという方法を「椅子技法」といいます。
3.「ゲシュタルトの祈り」とは?
◆ゲシュタルトの祈り◆
私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。
この詩は、ゲシュタルト療法を始め他のカウンセリング療法の精神や哲学的な部分をとてもわかりやすく表しています。
パールズはこの詩をよく彼が開いたワークショップで話すことを好んでいたと言われています。
何かの犠牲になることなくまずは自分を大切にすること、そして他人を尊重することで、良好な人間関係は成り立つという事をパールズは訴えていたのではないでしょうか。
4.まとめ
今回はゲシュタルト療法についてくわしくお話をしてきました。
「ゲシュタルト療法」とは「”今ここ”に意識を向けて自己実現を目指す療法」です。
普段私達は自己という自分を中心としてさまざまな世界を認識しています。このゲシュタルト療法を通じて、少し普段とは違った視点で世界を認識することができて新たな気づきを得ることが可能かもしれませんよね。
私のカウンセリング内でも、ゲシュタルト療法を用いた椅子技法を提案させていただく時もあります。
気になった方はご相談いただければと思います。
今回は「ゲシュタルト療法」◆ゲシュタルト療法とは?くわしく解説◆についてお話しました。
なにかあなたにとって1つでも参考になることがあったらとてもうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
私は現在、心理カウンセラーとして活動しています。
何かご質問やご相談したいことがあれば、下記のホームページよりご連絡いただければと思います(^^)
また次回の記事でお逢いしましょう。
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