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デザイナーはアーティストではない
最近TwitterでローソンのPB商品のパッケージデザインについての話題を見かけるようになって、ちょっと看過できない部分があったので書いておくことにする。
デザイン≠アート言ってしまえばこの記事で言いたいことはこれに尽きる。
前述のローソンの件について、Twitterで散見される意見は概ね以下のようなものであるように思う。
・均整は取れているが、商品が判別しづらい。
・上記に関連して購買意欲を
性に関する記述が曖昧で困る件
タイトルの通りで、それによってレズ困っちゃうよ、ていうかそもそも性に関することについてちゃんとオープンにしようよ、ってな話なのですが。
なんやかやあって、今日は婦人科に行ってきた。病院はどこもそうだが、初診のときには問診票というものに記入する必要がある。
問診票にはこんな項目があった。
「性交経験 あり・なし」
ここで私はちょっと困った。男性と性交した経験はないが、女性とならある。女性どうし
アセクシャルの素朴な疑問
前にもnoteで言及しているのだが、私はアセクシュアルである。つまり、恋愛感情や性的欲望を恒常的に他者に対してもたない人間だ。
(もっと細かく言うと、恋愛感情を持たないのが「アロマンティック」、静的欲望を持たないのが「アセクシュアル」で、恋愛感情はあるが性的欲望を持たないのは「ロマンティック・アセクシュアル」恋愛感情も性的欲望も持たないのが「アロマンティック・アセクシュアル」で、恋愛感情がなく性
この国で「女性」として生きるということ
私は自認の上では男性でも女性でもないのだが(Xジェンダー、などと呼ばれる)、女物を着ているし、化粧もする。単純に女性向きのファッションの方が可愛くて好きだというのと、あとは体格的にサイズが合うからくらいの理由からである。要するに、男でも女でもないが女装して日々生きていると思ってもらえればいい。
女装して生きるということには、非論理的ではあるが必然的に、「女性」とみなされ、「女性」としての扱いを
ペンは剣よりヒプノシスマイク
ヒプノシスマイクというコンテンツに手を出し始めている。
公式サイト(のdescription…要するに、グーグルで表示される概要文)に「男性声優キャラによるラップバトルプロジェクト」とある通り、男性声優12人がそれぞれキャラクターに声をあててラップ曲を歌ってぶつけ合い、それで勝負を重ねていく…という展開のコンテンツである。そもそもラップでバトルって何だ、ようわからん、という方は申し訳ないがここで脱
デザイナーをやめた話
「好きなことを仕事にする」ということは少し危険だよ、というお話。
肩書きが曖昧である。数ヶ月前に「デザイナー」をやめてしまったからだ。
私は修士課程卒業とともに、「デザイナー」という肩書きの社会人になった。
本当は博士に進みたかったのだが、経済的理由からそれを断念した。新卒でいわゆる「就活」ができるのは修士卒までであり、博士課程に進んでしまうと(原則的には)そのまま研究者としてのキャリアを積ま