詩の効用について。 詩は人の感性を養うと俗に言われている。がしかし、それが何だと言うのか。そう思う人が確かにいる。しかし、もちろん感性は物事の認識のことでしかなく、それはそれがどのようかによって思考に対する可能性を制限するのだから、あながち感性はおざなりにできないのである。
こんな会話が随所に出てきて、 内田百閒の随筆の変な面白みにハマってしまいました。 「これから、どれくらい待つのだろう」 「ちょうど二時間です」 「二時間だって(中略)その間、こうやってぼんやりしているのか。まあいいや、ほっておこう」 「何をです」 「何も彼(か)もさ」 「はあ」