特別支援教育のセンターピンは「認知発達」 認知発達の視点で子どもを見ると、頭の中と行動の意味がわかる 意味がわかると、次にどんな手を打てばよいかが見えてくる つまずいている時は、その理由が推測できる センターピンを外さなければ、たくさんの支援の手立てをゲットできる
知的障害教育で認知発達を促す理由 ◯ 行動面の問題を、行動を矯正するのではなく、認知発達により、自分で行動をコントロールする力を育てるため ◯ 目的を理解し、意図的に選択・判断できる力を育てるため ◯ 知的な障害だからこそ、丁寧に知的な能力を育てるため
認知発達を促すために 私たちが見ているものを「当たり前」だと思わない
教育って やらなければならないことがたくさんあふれている と思いがちだけど 優先順位で整理すると 「認知発達を促すこと」 の一点突破でいいんじゃないかな とりあえず 「認知」とは 「ものごとの意味づけ」 と定義して学習活動を見直すとなにをどう指導すればよいか見えてくる
認知発達を促すための子どもの見方 なぜこの行動をするのか 子どもの頭の中でなにが思い浮かんでいるのか 何を見て、何を聞いて、何を感じているのか 表現の仕方を知らないのか 意味づけのための知識がないのか …一つひとつ高めていけばいい
認知発達が学校の仕事 「行動」をなんとかしようとすると、大変 形にはめないといけないから でも、頭の中の世界を広げれば、たくさんの人とつながって 大人も子どもも楽しくなるよ ものごとを意味づける力が、世界を広げる力 つまり認知 【指導力のヒント100】No.017