発達系の記事を発達系に興味がある人に届けるための共同運営マガジンです。ご自身が発達障がいの方、お子さんが発達障がいの方、発達を支援する団体の方など、発達障がいに少しでも関連があれば誰でも参加することができます。診断ついていなくても大丈夫です。参加希望の方はその旨のコメントをお願いします。
元小学校、特別支援学級、特別支援学校担任が、 「発達障害に関するおすすめ本」を紹介します! 「発達障害」について、理解を深めたい保護者の方や 特別支援教育に携わる先生方にぜひ手に取っていただきたい書籍を 5冊 厳選しました! 発達障害の子どもの心と行動がわかる本こんな方へ オススメ ▷お子さんの発達が気になる 関わり方に悩んでいる 保護者の方 ▷特別支援学級や 特別支援学校で 初めて担任される先生方 私も、初めて小学校で特別支援学級の担任を任された際、とても
自ら『考え行動する力』 AI等の技術の発展により、これからより一層必要不可欠になってくる力です。 教育現場でも、 『思考力・判断力・表現力』 をいかに高めるかが重要視されています🧠 今回は、以下の文献を参考に、 子どもの『考える力』 を伸ばすために、大切な関わり方について一緒に学んでいきましょう💪 【参考文献】 大人が先回りしない?日常生活の中に、子どもが困る(困りそうな)場面はなんでしょうか。 ・おもちゃが見つからない ・取りたいけど届かない ・着替えに時間
子どもを褒める際、直接的に 「すごいね!」 「よくできたね!」 と言葉にすることは大切です 加えて、間接的に褒める方法も効果的です。 間接的に褒めるとは、 直接子どもに対してではなく 父→母→子ども 母→父→子ども 教師→親→子ども 親→教師→子ども などのように 三角関係(トライアングル)で 周囲の人に話す形で間接的に子どもの良い点や成長を伝えることです。 今回は、トライアングル褒めのメリットについて一緒に考えていきましょう💪 【参考文献】 1. 自発的な
現代社会において、科学や技術の発展が急速に進み、それに伴い求められるスキルや知識も大きく変化しています。 これに対応するため、近年注目されているのが「STEM教育」 今回は、STEM教育の概要や重要性、教育方法やメリットについて一緒に学んでいきましょう✏︎ 【参考文献】 STEM教育とは何か? 「STEM」とは、 Science(科学) Technology(技術) Engineering(工学) Mathematics(数学) の4分野の頭文字を組み合わせた言
アクティブリスニング(積極的傾聴)は、 ただ相手の話を聞くだけでなく、 相手の感情や考えを理解し 共感しながら受け止めるコミュニケーションスキルです。 カウンセリングや日常生活、職場での信頼関係を深める手段として、 非常に大切なスキルとされています。 今回は、アクティブリスニングの目的や効果、 具体的な方法と日常生活での活用法について解説します。 アクティブリスニングの目的と効果アクティブリスニングの目的は、 単に相手の話を「聞く」だけではなく、 深い理解と共感を通
日々の生活には、様々なストレスが溢れています💧 ・他者からの言葉や行動 ・学校や職場の空気 ・社会での人間関係 ・家族との関係 etc… ストレスがキャパを超えたとき 心や体の不調として表れ、回復までには多くの時間がかかってしまいます。 そこで今回は、以下の文献を参考に 自分の心を守るためのスキル(考え方)を身に付け 負の感情に対処する力を、一緒に高めていきましょう。 【参考文献】 自分の感情に気づく忙しい日常の中で、自分の感情に無意識に蓋をしてしまうことがよ
起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation:OD)は、 🍀主に思春期の子どもに多く見られる自律神経の不調による症状 🍀体の姿勢を変えた際に血圧や心拍数の調節がうまくできず 🍀めまいや動悸、倦怠感などが生じる 🍀朝起きることができない など、登校困難になることが多い点で注目される疾患です。 ODは、自律神経系の働きが十分に整わない思春期の子どもたちに頻発しますが、成人でも稀に発症することがあります。 この障害は一見、怠けや意志の弱さに見えることも
我が子が『不登校』になった… 親ができることは、 『居心地の良い家庭を作ること』 子どもが不登校になったら 親として、不安を感じるとともに、 「なんとか学校へ少しでも通わせたい」 と考える方も多いのではないでしょうか。 親からすると 「登校しないのは、学校不適応の初期症状だ」 と感じるかもしれません。 しかし、子どもからすると 「登校しないのは、いろんなストレスが限界に達し、ストレスから自分の身を守るための最終手段」 であることが多いです。 ここで、親子の認識のず
発達障害のある子どもたちは、定型発達の子とは異なる特性があるため、 いわゆる一般的なほめ方・叱り方では、響かないことがあります。 自閉スペクトラム症(ASD) 注意欠如多動症(ADHD) 限局性学習症(LD) など、発達障害にはさまざまな特性がありますが、いずれの場合でも、その子どもの特性を理解することが、効果的なほめ方や叱り方の基盤となります。 今回は、以下の文献を参考に、発達障害や特性のある子へのほめ方・叱り方について一緒に考えていきましょう💪 【参考文献】
自己決定力とは、 自分の生活や選択において、自らの意思で決定を行い、 その結果に責任を持つ力を指します。 自己決定力は、子どもたちの将来的な自立に向けて必要不可欠な力です。 発達障害や知的障害のある子どもたちは、日常生活や学習において、他者からのサポートが必要な場面が多いですが、だからこそ自分で選び、決める力を持つことは、生活の質を向上させ、自尊心や自己効力感を高めることにが大切です💪 今回は以下の文献を参考に、 特別支援教育における自己決定力の重要性と、 その具体
『神経発達症』は、DSMやICDによりまとめられた、グループです。 『神経発達症』には、『発達障害』に加えて知的発達症、つまり『知的障害』も含まれています。 一方、日本の法制度では、「知的障害」と「発達障害」を区別することが多いです。 例えば、取得できる手帳の種類が異なります。 知的障害→療育手帳 発達障害→精神保健福祉手帳 また、学校では在籍できる学級種別も異なります。 今回は、神経発達症の基本的な特徴、DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)に基づく分類
毎朝8時に登校し 宿題・連絡帳を提出し 5〜6時間授業を受け 数字で評価される 進学のためには、ある程度の数字が求められる そんな日本の『学校の標準』が狭すぎる と言う本田秀夫さんのお考えに激しく同意したので、 今回記事にまとめることにしました。 以前私が通常学級の担任をしていた頃に感じていた違和感を 言語化してくださった そんな気持ちになりました。 なぜ日本の学校は 同じ年度に生まれただけで 同じ学習・生活レベルを強いるのか その『標準』には収まらない子たちはどう
「お腹が痛い…」 「頭が痛い…」 とさっき言っていた割には、元気に遊んでいる😅 子どもと関わっているとこんなことがよくあります。 でもその時は、本当に痛そうで、どうも仮病には見えません… そんな子どもたちの『痛み』に興味をもち、以下の文献を手に取りました。 今回は医学的な痛みの種類 「侵害受容性疼痛」 「神経障害性疼痛」 「中枢機能障害性疼痛」 といったものから、不安やストレス、子どもが感じる痛みなど、一緒に学んでいきましょう💪 【参考文献】 侵害受容性疼痛侵
『病は気から』 皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。 一件単なる精神論のように感じますが、 『病気は感情でコントロールできる』ことは、脳科学的にたくさんの根拠が示されています。 今回は、以下の文献を参考に、心の病気と感情の関係性について一緒に学んでいきましょう💪 【参考文献】 『病気』と闘わない『闘病』とよく言いますが、人は闘うことで、アドレナリンやコルチゾールなどが分泌され、血圧、血糖値、心拍数を上昇させます。 本来、自分の身を守るための戦闘モー
巡回相談員として、地域の学校へ訪問すると、気になる行動の背景に『愛着』の課題を抱えている子どもをよく見かけます。 『愛着』の課題とは、養育者との愛着が何らかの理由(虐待やそれに近いマルトリートメント)で形成されないと、感情面に課題が生じるため、子どもの情緒や対人関係に問題が生じる状態です。 この状態は、一見すると他の発達障害(ADHDやASDなど)に見られる行動と似ているため、専門家でも見分けが難しことがあります💦 ADHDやASDの特性がある子たちに有効だと考えられ
学校現場(特別支援学校・小中学校)では、多動的な行動を示す子どもたちに出会うことがあります。 「落ち着きのなさ」=注意欠如多動症(ADHD) と考えられがちですが、注意欠如多動症(ADHD)の他にも考えられる要因として、 ・自閉スペクトラム症(ASD) ・愛着障害(AD) といった発達的・心理的な問題が隠れている場合があります。 同じ行動でも、背景要因によって、適切な手立て・支援は異なります。 的確なアセスメントを通して、効果的な支援をすることが大切です🍀 今回は以下の