棋王戦第3局は、藤井五冠が155手目の▲2六飛で▲2五歩なら後手玉が詰んでいたようだが、持ち時間を使い切っての秒読みの状態では、いかに藤井五冠でも間違うのはしょうがない。フルマラソン(持ち時間4時間)を走ったのち、100mダッシュ(1分の秒読み)繰り返してるような状態ですから。
棋王戦第1局は、先手の藤井五冠が勝利したが、投了図では、先手玉に詰みどころか、攻めるとっかかりもなく、投了やむなし。ちなみに、この勝利で、藤井五冠は、先手番で24連勝中。渡辺棋王は、振り飛車にでもするのが良いのだろうが、一流棋士は、居飛車という将棋界の風潮が邪魔をする。大変である
『渡辺明棋王VS永瀬拓矢王座 第47期棋王戦五番勝負第2局 渡辺明棋王の勝利』の日本将棋連盟の記事。藤井五冠が絡んでいないタイトル戦は、こんなにも静かに行われているのだと思わされる。王将戦で藤井五冠に4タテ喰らった渡辺二冠が2連勝という棋王戦の現状は、藤井五冠の強さを浮き彫りに