プロパー:正社員至上主義の会社では派遣・中途社員と区別するため、生え抜き社員や親会社からの転籍者をプロパーと呼ぶ。仕事ができるプロパーなら良いが、ほとんどが定年退職までの時間つぶしと考える連中だから「二八の法則」が成り立つ。山元はできる2割に含まれる。武田はどこまでいっても中途。
アムネシア:アムネジア、amnesia=健忘。健は健康ではなく、甚だ、非常に、の意。記憶障害のうち、特に宣言的記憶の障害。宣言的記憶(陳述記憶)とは記憶のうち言語で表現できるエピソード記憶や意味記憶。「物忘れ」から「記憶喪失」まで含む。武田はペンやノートなどを会議室によく忘れる。
複数のケイタイ:キャバクラ嬢や風俗嬢はプロになればなるほど情報管理を徹底し、源氏名>偽の個人情報>本当の個人情報と階層的に自己防衛しているケースがある。松沼和香子の場合、パパ活アプリではサチ、対面後は松田幸と名乗っている上、偽の社員証と複数の携帯電話を駆使していた。
口でする6:意外とハードルが高い女性もいる。子供からの教育であったり、宗教上の理由もある。刘は前の彼が強引で自分勝手な男性だったこともあり、口でするというよりも、口に押し込まれるという感じが強く、好きではない行為の一つだった。武田とは落ち着いてできて、彼が喜ぶのが実感できた。
合鍵2:鍵が開ける扉の向こうにある物へのアクセス権を有することになる。一度入ってしまえば、別途鍵が掛かっていなければ自由にその空間にある物を見て、触って、使うことが可能。摩耶に合鍵を渡したのは軽率だった?見られてはいけない物は見えないよう別途施錠されていたと武田は思った。
身バレ:自分の身元がバレてしまう意。隠していたはずの名前や住所などの情報が割り出され、インターネットに晒されてしまうことを言う。昨今はInstagramやX(旧Twitter)への投稿などから個人情報が割り出される。妬みにより嫌がらせなども増えているため、注意が必要。
偏見:年の差カップルにはとかく偏見が付きまとう。男性の年齢が上の場合、若い子を誑かしたなど。女性が上の場合、色ボケとか、若い男性を飼っているなど。基本的には自分の価値観(固定観念)に合わないものを奇異に思うことが背景。一般社会では価値観の均一化が進んだ結果、生まれたのが固定観念。
脱毛:流行なのか定着したのか、主婦でも学生でも下の毛を脱毛しているケースが増え、清潔感があるのはいいが、何か足りない感じがある。相変わらず台湾人留学生・刘は脱毛していないので、腋毛も下の毛もボーボーで武田にとっては不思議な安心感を出していた。安心感+エロティックさがあった。
背徳:道徳に背くこと。人々が正しいことをするために、守り従わなければならない基準から外れていること、或いは逆のこと。性行為の中ではアナルセックスがそれにあたるだろうことは予想される。任務のため、田口静香は厭わないという。普通の女性であるのぞみや刘は断固拒否する。
商社:多種多様な商品・サービスを扱うが、資源業界でのプレゼンスが高まった以降、一時は海外から資源会社と扱われていた。時代と共に花形業種が変わっている。アパレル・ファッション、自動車、ファースト・フード、チョコレート、宝飾、スーパー、そして、資源(石炭・石油、鉄鉱石など)。
裸エプロン:昭和的なエロい恰好で、夫・パートナーを性的に興奮させる意図がある行為。「昭和的」というあたり、若い世代は古くて興味がないと思われる。さすがに優しいのぞみ、武田のエロいリクエストを快く受けてくれるし、親友の摩耶は武田を挑発するためにやろうと思っていた。
ブラ誕2:1946年6月15日はワコールの創業日。創業当初の商号は『和江商事』。1949年に、創業者・塚本幸一の「日本の女性を美しくしたい」との強い思いと『ブラパット』との出会いが世界を視野に入れた婦人洋装下着メーカーを実現する原動力となった。
常備品:普段から出入りしている相手なら部屋に常備品を置いていてもおかしくない。他の人が来た場合に困らないように収納・格納する手間はあるが。のぞみは武田の部屋に堂々とパジャマ、下着、洗面道具、化粧品などを置いていた。他の人が来ない前提だったが、摩耶が一人で来るとなる事情は違う。
髪型:流行り廃りが大きなものの一つだが、やはりその時、流行に乗らなかった時の疎外感と楽しまないと損なのが相まって、日本では流行すると全員が右に倣え的になる現象がみられる。触角が流行れば皆触角有り、インナーカラーが流行れば年配の女性でもインナーカラーを入れる。
お札の連番:紙幣の番号=記番号は先頭1文字或いは2文字はアルファベット、6桁の数字、1桁のアルファベット の組合せ。先頭のアルファベットはA~ZZ、数字は000001~999999(ZZは90000)、最後のアルファベットはA~Z。連番ではこの数字が一枚ずつ連続する。
外泊の言い訳:会社の合宿所集合研修以外で自宅娘が外泊できるのは珍しい。仕事(業務命令)ならば、家の者にそのまま伝えればよい。彼氏との外泊など結婚前の娘がしないとされている外泊は、友達との旅行か、食事会の後そのまま友人宅に宿泊するケースか。そこで友人とのアリバイ作りが大事。
アナルセックス:肛門性交。一般には男性器を肛門へ挿入する行為。肛門の出口周辺は神経終末が密集し非常に敏感であるため、性別を問わず性感帯となりうる。直腸壁を腹側に圧迫することで、女性の場合は隣り合った膣後壁、子宮の裏側付近、ポルチオ周辺などが刺激され快感を生むとされる。
ノーブラ:和製英語で「ブラレス」。1970年代初頭のウーマンリブ運動において、一部の活動家はブラジャーを「女性を拘束する象徴」として敵視し、ブラジャーを焼く、日常生活でブラジャーを着用しないといった活動も見られた。着用の効果が確認されたのか、いずれも一時的で下火になった。
ブラ誕生:古代ギリシャにもブラに近い衣類は存在したが、現代のブラの原型は1889年にカドル(仏)が発明したコルセット状の物。現在の形に近いものをジェイコブ(米)が1913年に発明。日本で和江商事が独占販売権を取得したブラパットを1948年に発売、後にワコールの商標で販売。
女性の性欲:30歳を境に強くなる、月の動きや生理と連動しているといわれる。男性は視覚的な物、女性はキスやハグなどの触覚の刺激で性欲を感じる。卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンと、卵巣や副腎から分泌される男性ホルモンのテストステロンにより、性欲がわく仕組み。
潤滑剤2:潤滑ゼリーと呼ばれ、挿入時の摩擦や濡れ不足をサポート。粘膜に塗布しても良い成分できているものもある。体質と行為で選び方が変わる。ウォーターベースのものは水分量が多く、サラサラしているが乾くのが早い。使用後洗い流す必要がなく、コンドームやラブグッズとの併用も可能。
デザートワイン3:製法のもう一つはブドウのアルコール発酵を途中で止める方法。ブドウの糖分がアルコール発酵により全て消化されると辛口のワインとなる。途中で発酵を止めれば糖分が残るため甘口。冷却する、二酸化硫黄を添加する、ブランデーなどアルコール度数の高いお酒を添加する方法がある。
13日の金曜日:イエス・キリストが磔刑に処されたのが13日の金曜日であり、クリスチャンが忌むべき日として英語圏の多くとドイツ、フランスなどでは不吉な日とされる。しかし、グレゴリオ暦では、第1日が日曜日である月では13日の金曜日が必ずあり、1年に必ず1回(最大で3回)はある。
合鍵:自由に出入りできる権利の象徴としての合鍵は周囲に強大な印象を与える。その鍵が開けることのできる空間の持ち主との特別な関係は、絶対的であり、代替のきかないものと位置づけられる。武田の部屋の合鍵を持つのぞみ、その鍵を一時とはいえ、摩耶が手に持ったことが悲劇の始まりか。
スメハラ:日本では何でも「ハラ」を足す。例えば、臭いならスメル・ハラスメント(スメハラ)という。欧米ではハラスメントの中にセクシャルなどの内容が含まれるため、○○ハラとは言わない。日本での○○ハラの命名はいかにも特別な行為に見せる効果があるが、最近の乱用に苦笑せざるを得ない。
横浜市:神奈川県東部に位置する市。神奈川県の県庁所在地、政令指定都市、日本有数の港湾都市・商工業都市で、東京23区を除き、日本で最多の人口を誇る市 でもある。人口は377万人で、都道府県で10位の静岡県よりも人口が多い。150年前にとても寒村から始まったとは思えない発展ぶり。
不倫:結婚は契約、不倫は契約違反だから、慰謝料(賠償金)が発生する。独身同士は法的には問題ない。決まったパートナーがいる場合は浮気となり、倫理的な裏切りだろう。当人同士で結婚の約束をしているだけならば問題は少ないが、周囲を含め、婚約していたら浮気は完全に裏切り行為になるだろう。
デザートワイン2:製法は大きく二つ。一つは、原料となるブドウの糖度を上げる。ワインはブドウに含まれる糖分が酵母の働きで発酵しアルコールと二酸化炭素に変わる。糖分が全て消化される、或いは容量パーセントで15度前後になると発酵は停止。糖度25度以上のブドウでワインを造れば糖分が残る。
ファーストフラッシュ:その年の初めに収穫される茶葉。一番茶ともいえる。茶葉に新芽がたくさん含まれていて、緑茶に似た爽やかな飲み口や香りが楽しめる。また、爽快感ある渋みも楽しめるため、あっさりと紅茶を楽しみたい人にぴったりでしょう。新茶、新米、新そばなどが好きな人にピッタリの味。
理想のサイズ2:日本人の女性らしいボディーラインの黄金律は「1:0.7:1」らしいが、互いの位置関係、身長に対してどうか、全体のバランスも大事。諸説あるが、肩から乳首:乳首からウェスト:ウェストからヒップ=1:1:1.2が一つの理想で、身長にかかわらず、バランスが良いらしい。
DV男2:留学生・劉少藩の前彼・李博雅は典型的なDV男だが、劉に対し、直接的な暴力(殴る、蹴る)はしないものの、モラハラがひどい上、避妊無しの性交や辛い性的行為を強要した。体調が悪い時でも性交を強要したし、経済的なサポートをしないなど、精神的、性的、経済的に彼女を苦しめた。
ドッペルゲンガー:本来は自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種で、「自己像幻視」とも呼ばれる。昨今は自分とそっくりの姿をした分身が登場し、同時に別(或いは複数)の場所に姿を現す現象を指すこともある(第三者が目撃するのも含む)。のぞみは武田そっくりの人物を見かけたと主張している。
理想のサイズ3:日本人の女性らしいボディーラインが身長に対してどうかとなると、美容サイトなどに掲載されている計算式は、身長にバスト・トップ0.53、アンダー0.44、ウエスト0.37、ヒップ0.56を掛ける。のぞみなら86,60,91だが、実際は80,60,85となっている。
美容院:法律では美容所という。美容室、ヘアサロンともいう。2015年、「美容室では男性に髪のカットだけのサービスを提供できない」などと定めた1978年の旧・厚生省の局長通知を廃止し、男女問わず美容師がカットを行うことを認める新通知が出され、男性客が増えるきっかけに。
勃起持続薬2:ED治療薬の有名どころは、バイアグラ、レビトラ、シアリス。武田がいたNYでは、地上波ではなく、ケーブルテレビが主で、視聴者の年齢・性別、好んで観る番組のデータを取得しており、視聴するチャンネルではこれらのCMが繰り返し流され、元気に勃つ武田は辟易としていた。
一生の友:幼稚園や小学校の幼馴染や中高時代の部活の友人かもしれない。武田は転勤族の子で、大学の途中で留学していたため、そういう友人がほぼ皆無。恋人ののぞみには摩耶がいた。武田は羨ましく思い、友情を大事にしてほしいと思っていたが、摩耶は強かで自分の欲求に従う人だった。
茶の種類:中国茶では、緑茶、白茶、黄茶、烏龍茶、紅茶、黒茶の6種。「チャノキの」「生葉」「のみ」の茶。黒茶以外の違いは一般的には発酵度合いによって説明。「発酵」とは酵素による酸化。発酵の低い順に緑茶・不発酵茶、白茶・微発酵茶、黄茶・弱後発酵茶、烏龍茶・半発酵茶、紅茶・発酵茶。
チラ見せ2:夏、刘が寝る時は短パンを履くのだが、布団を抱えて寝る(抱き枕状態)為、短パンの股間部分から大き目のショーツがはみ出て、チラ見せしている。上はパジャマなので、寝返りを打つ度に胸元の隙から乳首をチラ見せしてしまう。わざとやっているわけではないと思いたい武田だった。