【完結編】奴🐝は今朝方出て行った。窓をコツコツ切なげに叩くから、カーテンを引いて出してやった。 長いようで短い、あっけない終幕。さらば、同居生活。わずかな寂しさを感じないでもない。 ──しかし、事態は意外な方向へ向かった。 なんと、蜂だと思って怯えていたのはアブ🪰だったのだ。