志賀町郊外には、志賀原発1 & 2があり、1号機の原子炉建屋地下二階床面の地震計では、設計値600 gal.に対し、400 gal.弱が観測され、屋外では、場所や地質にもよりますが、経験的に、原子炉建屋地下二階床面の約1.5倍の600 gal.くらいで、震度六の中と推定できます。
能登半島地震では、志賀町の一部の地域で、地震加速度2828 gal.を観測し、報じられましたが、常識的に解釈すれば、振動周期0.02秒ですが、できることならば、地震加速度応答スぺクトルも報じてほしい、そうすれば、構造物に大きな影響を与えるような振動周期なのか否か、判断できます。
能登地震のニュースで、何も知らないテレビ局が、志賀町が震度七だから志賀町にある志賀原発も震度七と解釈したのは、間違いであり、志賀原発は、志賀町の北5 kmの山のような場所であり、距離と地質の違いから、志賀原発では、観測地震動の360 gal.から推定すると、震度五かそれ以下です。