『雲の上の旅館を観ようと露の宿より出向いたものの 雨漏りの為に建て替え中だった』 とケンヒキ太郎からの封書に書き流してあった。 天の川銀河の攪拌に順い、 星雲の滴りがガイアの地膚に巡ったのだろう。 儂は銀の匙を持ち、甘露珈琲の宇宙を悠悠と攪てる。 露路の鎖樋に耳を立てつつ。
荒海や佐渡によこたふ天の河 松尾芭蕉 松尾芭蕉さんの奥の細道は義経さんの足跡をたどる旅だったのでは 果たして義経さんはこの句の通りに佐渡に渡られたのだろうか