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錬金術を完遂し、賢者の石やエリクサーを精製する。 『大いなる業』に依り馮河を叶える金の湧泉を押し上げ、 黄泉へと墜ちる『命の水』の懸河を堰き止める。 烏丸蓮耶「閑話休題、コード・ネームは好む方を選ぶのだ。『ノンアル』か『ほとんどジュース』だ」 白狐の儂は蒸留酒に依り錬成する。

『チャージマン研!無双』の発売が叶ったと仮定する。 ジュラル星人を撃ち倒す手応えを毛程も覚えないが、 撃破数は粛粛と増えていく。 『無双』は『優れる』の意を含む。 『アルファガン』や『アトスメヒ』が一廉だ。 惹句は『糠に釘!!』、 予約特典は『頭の中のダイナマイト』だろう。

「うおおお!!!!」

【手持ち無沙汰の際は狭長の雲間を摘み取り、 『エア・ペン廻し』に興ずれば佳い。 小衝き廻してくる隙間時間の風圧を逆手に取り、 手玉にも取るのだ。 持て余していた『間』を余す所無く捻り廻す。 うむ。手子摺る筈が無い。】 と呟く為にも、筆は無用だ。 諸手のフリック入力も手間取らない。

転失気の言葉尻に疑問符が付いていた。 此の陰気臭い休憩室には誰も居ない。 摘み立ての花の匂いに鼻を摘む。 頬白を摘む狐は何処かと、内なる自分に問う。 屁理屈の返答すらもヤヌス門から出てこない。 扉の守護神の呑酒器、否、 御神酒徳利たる局所を雪に隠そう。 頭の上の蠅を追う前に。

『うろ覚え』をうろ覚え、「うる覚え」と言い間違える。 自己参照に依り、首尾が噛み合う。 『うる覚えロス』と称しようか。 烏鷺のウロボロスが啀み合う。 「『うる覚え』は方言に過ぎない」と漆黒の潤み声が訴ふ。 ハレイションを搔い潜る鳥が精白に燦めいている。 麗しい烏に相違無い。

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