自分が死を迎えるとき、どんな表情をしているのだろうかと思いました。可能であれば、美しい最期でいたい。 向田邦子のエッセイ集『夜中の薔薇』を読みました。このかたのエッセイ、本当に好きです。
【私が読んで面白かった本20】 妥協して買うのが嫌で手袋をはめなかった経験を自身の人生にあてはめて書いています。 「私は、この年でまだ合う手袋がなく、運命の神様になるべくゴマをすらず、少しけんか腰で、欲しいものを探して歩く生き方を少し誇りにも思う。」 ※収録作品“手袋を探す”より
向田邦子の「夜中の薔薇」を読んでいる。 私の生まれる前後のエッセイが書かれている。(1980年前後) 内容もさることながら、時代背景がおもしろい。 この世にいながら馴染みのない時代。
スマホもコンビニもない時代に、台所に立つ彼女が作った料理に惹かれた。空腹を満たすためじゃなく、見栄を張るためじゃなく、心を満たすためにご飯を作りたいなと思った。 #夜中の薔薇 #向田邦子