“お、九曜紋!?”──わがオトン系家紋。…んな親近感で、野○證券ショーウィンドウに吸引。明智光秀の娘、玉──或いは細川忠興の妻、ガラシャ。“…肥後細川の!だから九曜ね”──三成の人質になるまいと、命絶った悲劇のガラシャ。自刃NGのクリスチャン、家来に槍で突かせた気丈に心打たれる。
こん前、姫路城でオカン筋の家紋〈五三の桐〉瓦を見っけた。今度はオトン筋の〈九曜〉を妙心寺に。「なぁ、ウチの家紋ってナニ?」「ママンちは五三の桐、パパンちは九曜…」──密かに葵系を期待していたわが幼き心、玉砕。だがしかーし!シンプルでインパクトある九曜の美、大人の今なら堪能出来る。