老父母介護生活もなんとなく手慣れた昨今。モヤつく結婚式の招待状。義理か信念か、マルかバツか。幸せのお裾分け程難しいものはない。渡す相手の状況もよくわからずに思い切りぶつけてくる、私の幸せ。無邪気な笑顔と自信に満ちた現在未来。受け取る必然性。あんたはいいよねと吐き捨てる場所もない。
脳の進化は思考の変化をもたらし 目の前に無いものに 思いを巡らせるようになった。 お陰で新しいことやものが 次々に生み出された。 けれど同じだけ妄想も増殖した。 妄想は不安を膨らませ 今ここを見えなくさせる。 大事なものが分からなくなる。 指の間から砂が溢れ落ちるように。
素直な心が余計なことを 洗い流してくれる。 基本の一番簡単なことが 忘れていた一番大事なことを 思い出させてくれる。 息が入る鼻先がなければ 一瞬たりとも生きていけない。 息を入れる肺がなければ 一瞬たりとも落ち着かない。 出る息と入る息が命を養う。 既にそのようになっている。
一番大事なものを手放してみると、それが「執着」だった事に気がつく。
大事なものは目に見えない。 でも感じることは出来る。 感じることが出来ているかな? それはもともと持っている能力。 思い出してもう一度、一番身近なところ。 でも気をつけて。 快楽?幸福?心地良さ? 自分も他人も自然も傷つけないで。