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今朝なんとなく思ったこと

ひっさびさにnoteに戻ってきました。 ちょっとごちゃごちゃと思うことがあったので書いてみようかなと。 最近妻に「コロナのおかげでいろんな人たちの人生狂っちゃったよね。」とコロナウイルスの罪深さを訴えかけられるのですが、そうだよねえと言いつつも、人にとってはそうかもしれんが地球や他の生物にとってはどうなんだろうと考えこんじゃいました。 地球にとっては人間こそが無限増殖し環境破壊をするウイルスのような存在でコロナウイルスこそが地球のための薬であったりするのじゃないかと。

    • 「 未定 」#61 Lower magician

      イズコとユリア、サマンサの3人は海岸を離れ近くの教会に向かった。 途中に小さな雑貨屋がみえてきた。 サマンサ「ねえ、あの店になにか売っているかな。腹減って仕方ないよ、服もびしょ濡れで着替えたいしさ」 イズコ「よし、立ち寄ってみよう」 店の中に入ると、生活に必要な雑貨やパンなどの食料、衣服も売っているようだ。 イズコ「すいません、誰かいますか」 奥から中年の男の店主が顔をだした。 「いらっしゃいませ」 イズコ「すいません、なにか食べ物と飲み物と女性用の服がほしいのですが

      • 「 未定 」#60 Castaways

        「おい、君、大丈夫か!」 倒れている女性に近寄って体を揺すった。ずぶ濡れの体は冷たくなっているが、体はかすかに動いていてまだ命を落としてはいないようだ。 彼女は目を開けてつぶやく。 「水・・・」 イズコは慌てて動物の皮でできた水筒を取り出し彼女に与える。 「これ飲んで」 またイズコは薬草を乾燥させ粉末にして小袋にいれ消耗、衰弱、低体温に効くものと魔力を帯びた少々の秘薬をそれぞれ取り出して彼女に与えてみる。 彼女は水筒の水と薬を一気に飲み干した。 青ざめていた彼女の顔と紫

        • 「 未定 」#59

          マッドドールを打倒したクレイグとイズコは少し話をして別れた。 クレイグ「君とは旅の方角が違うようだ。俺は用事があって先を急ぐよ。またどこか出会えるといいね」 そういうと彼は素早く道を進み去っていった。 イズコもアイリーンのいる森へと歩みを進めた。ひたすら歩き続けると前方に森が見えてきた。いざ森の中に入ろうとしたときに不意に青い鳥のチェロが現れて何かをさえずっている。 チェロ「お〜い、イズコ。ゴメンよ。新しい情報なんだけどさ、アイリーンはもうこの森にいないんだって、他の鳥た

          「 未定 」#58 Craig's amazing shot

          イズコはチェロから聞き出したアイリーンの潜んでいるらしい森に向かって街を出ていた。とぼとぼと道を歩いていくと道端の大きな石に腰掛けた女性が座っている。 「ちょっと冒険者のお兄さん、話し相手がいなくってつまらないの。この道の先に私の家があるのだけど。そこまで一緒に話しながら行こうよ」 「急いでいるんだ。他をあたってくれるかい」 「そ、そんなこといわずに、行こうよ、ねえ」 「向こうから男女の冒険者がやってくるのが見える。彼らと一緒に行ったらどうだ」 「えっと・・・あなた

          「 未定 」#58 Craig's amazing shot

          黒人男性が白人警官の拘束で死亡した事件について

           アメリカのミネソタ州ミネアポリスで26日に白人警官が手錠をかけられた黒人男性の首を膝で長い間押さえつけて死亡させる事件が起き、その動画が拡散され激しい非難の声が上がり、抗議デモが激化して暴徒化し警察署が放火され略奪も起きてしまう大変な事態となっています。  死亡した男性はジョージ・フロイドさんは銃を所持はしていなかった。この白人警官は懲戒免職になったものの逮捕はされていなかった(29日に逮捕されたようです)これまでも度々警官の黒人に対する虐待、不当な逮捕や射殺が問題になっ

          黒人男性が白人警官の拘束で死亡した事件について

          「 未定 」#57 Cheerful Gale's Neil

           イズコはシーレの街で傭兵の練習試合を見ていた。一人際立つ動きを見せて相手を翻弄していた男がいた。彼がきっと「疾風のニール」に違いない。デルタから彼の話は聞いていた。剣さばきが速く型にはまらず予測できないような動きをするということで有名な男がいるということを。なるほど目の前で練習試合を見ることができたイズコはとても興奮していた。  試合の後、その名手は数名の仲間をからかってはしゃいでいる。そのうちの一人に泥団子をぶつけては逃げ回っている。そのうち彼は歌を歌いだした。他の戦士

          「 未定 」#57 Cheerful Gale's Neil

          「 未定 」#56

           デルタは異邦人であるこの僕にシーレの街をよく案内してくれた。宿屋、武器屋、雑貨店など様々な場所について説明をしてくれた。この街に出入りする冒険者や人物について彼女は色々と教えてくれたんだ。陽気だが凄腕の傭兵や精神をヒーリングする僧侶、この街で店をいくつか経営している女性の有力者などなど。 僕らふたりは街の広場で話し合っていた。 「自分で話をして自分の目で確かめて、冒険に誘うなり交流するなりすればいいと思うわ。あなたの感覚でね」とデルタは言った。  彼女は戦士特有の威圧感

          「 未定 」#56

          「 未定 」#55

          僕は暗闇の中で目を覚ました。 全くの暗闇で光が全く見えないのだ。 一体ここはどこで、僕は誰なのだろう。 寝起きというのと全く視界を失われたことで混乱をしていた。どんな世界に属し自分は何者かであることすら忘れてしまうことがあるのだろうか。ものすごく不安になり不思議な世界に迷い込んだようだ。 少し動いたみたらどうやらベッドの上に僕は一人で寝ているらしい。 少しずつ暗闇に目が慣れて混乱も解けてきた。 そうだ、僕は、 この世界では呪われた放浪の魔術師だったのだ。 記憶喪失から悲し

          「 未定 」#55

          「 未定 」#54 Dancing in the mood

          シーレの街の酒場 ドラゴンが街を襲撃した話で店内はいろいろな推測や被害者の話で騒然としていた。一番有力な説として話されているのが、背後に銀の鬼の一味が関与してそれに操られたのではないかという内容だ。この遠くの国に旅しているにも関わらず銀の鬼の影響力は強く存在しているらしい。しかし謎が多い彼らについては誰も明確に語ることはできないでいる・・・ 混雑した店内にようやく空いている席を見つけた。そのテーブルには、一人の波打つ黒髪が肩までかかった逞しい女戦士がエール酒を飲んでいた。

          「 未定 」#54 Dancing in the mood

          「 未定 」#53 destroyer of this world

           イズコの使い魔である青い鳥のチェロは、長く空を飛んでいた。色々と情報収集をしてイズコに届けるためである。雨が降り始めたので森の木の枝で羽を休め雨宿りをすることに決めた。木の枝に止まり休んでいると1頭の狼が横たわる鹿の肉を噛みちぎっているのを見かけた。 「やぁ・・・食事中かい」鳥は狼に話しかけた。 狼「あぁ、でもそろそろ満腹だな。ここのところ獲物を仕留められず空腹だったが、ようやくありつけて幸せだぜ」 チェロ「それは、良かったね。鹿には気の毒だけど・・・ところで知ってる

          「 未定 」#53 destroyer of this world

          「 未定 」#52

          イズコは爆風で吹き飛ばされ全身を強く打ち動けなかった。周囲で上空のドラゴンに弓を射るものが数人いたがあまり効果はないようだ。しかしドラゴンは上空を旋回しほどなくどこかへと姿を消してしまった。 全身の痛みが少しずつ薄らいできてようやく周囲を見渡す余裕ができた。煙が上がり焼き焦げた匂いがする。視線の先に炎に焼かれた無数の死体が重なり倒れているのが見えた。ドラゴンが去ったのを見て街の人々が怪我人や重傷者を運び出している。そういえば先程の歌い手のエルフは大丈夫だったのだろうか?

          「 未定 」#52

          「 未定 」#51 In crowd

           辿り着いたこの街の名はシーレ。その特徴は芸術が盛んで多くの芸術家が集まってくることだ。歌、踊り、演劇などがこの街のどこかで催され見る人々を喜ばせている。 群衆の視線の先には若い女性が一人で踊り歌を歌っている。彼女を目当てに皆集まっているらしい。イズコも群衆の一人となり後ろの方からこれを見学することにした。 隣に立っている男に声をかける。 「すごい人気だね、彼女は誰だい?」 「お前、知らないのか。アイリーンだよ。最近有名なエルフの歌い手だよ。説明よりとにかく歌を聞いてみ

          「 未定 」#51 In crowd

          「 未定 」#50 Escape

          ドンドンドンドン イズコは自分の胸の中にある扉を激しく叩いた。 ギィィーーーー 扉が鈍い音を立ててわずかに開いた。 「なんだよ、、うるせえな」 イズ「緊急だ!悪いが力を借りたい」 エン「ふん、、、都合がいいな。自分でなんとかしろよ。俺はお前の手下じゃねえよ」 イズ「俺はお前で、お前は俺って言ってただろ。僕が死んだらお前もいなくなるんだぞ、協力しろよ!」 エン「報酬はなんだ」 イズ「君が自由が欲しい時は言ってくれ、相談に乗ろう」 エン「曖昧なことより具体的なことを言

          「 未定 」#50 Escape

          「 未定 」#49 Where to go

           イズコはソイールの街をあとにして街道を一人で歩いていた。バッセーロが死んでしまった今、彼は進むべき旅の進路について考え込んでいた。しかし彼は『銀の鬼』の一味から追われている身なので、やはり同じ場所に長居することは良くなかった。呪いを解くための旅、そんなことは彼自身にとって正直どうでもよくなった気がしていた。仮にこの呪いから開放されたとしても、それだけで自分が幸せになれる気がしなかった。そんなことだけで自分の心の乾きが潤されることは決してないと確信していた。もっと別のものを追

          「 未定 」#49 Where to go

          「 未定 」#48

          イズコは金の苺のケーキを持ちながらバッセーロの部屋の扉を開けた。 カーテンの隙間から薄暗い部屋に光が差し込んでいる。 「バッセーロ!苺を取ってきたよ」 ベッドに近づいた瞬間にイズコは目を疑った。 横たわっているバッセーロは石になっていたのだ。彼は毒が体内に回り完全に石化してしまったのだった。 間に合わなかったんだ・・・ イズコはがっくりと肩を落とした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー イズコは、一人で宿屋ミノンの前で膝を抱えながら、地面に座りこみ沈む夕日

          「 未定 」#48