「 未定 」#49 Where to go
イズコはソイールの街をあとにして街道を一人で歩いていた。バッセーロが死んでしまった今、彼は進むべき旅の進路について考え込んでいた。しかし彼は『銀の鬼』の一味から追われている身なので、やはり同じ場所に長居することは良くなかった。呪いを解くための旅、そんなことは彼自身にとって正直どうでもよくなった気がしていた。仮にこの呪いから開放されたとしても、それだけで自分が幸せになれる気がしなかった。そんなことだけで自分の心の乾きが潤されることは決してないと確信していた。もっと別のものを追