午前1時台所に立つ眠れずに 冷蔵庫から牛乳を取り出して コップに注ぐわざとらしい白 飲みながらまな板の上で海馬を刻む 悪い記憶はいらないから 幸せな記憶だけあればいいから 調理器具でロボトミー手術した結果 何も感じない身体になった 煩わしさはなくなったが 詩も書けなくなった