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ベルギー三都物語③アントワープ
3つ目の都市は、アントワープ。
以前は旅の通過点としてだったので、今回ようやく街を観光する事ができた。
ルーベンスの家
童話フランダースの犬の中で、少年ネロが見たいと願っていた絵を描いたのはルーベンス。
彼はこの街に工房を持っていた。
建物は2030年まで修復中となっており、現時点では庭のみ修復終了。
庭は、当時をほぼ忠実に再現したそうだ。
庭から見える工房の外観。
内部に絵はほとんどなく
ベルギー三都物語②ブリュージュ
2つ目の街は、ブリュージュ。
オランダ語Bruggeブルッヘ
フランス語Bruges ブリュージュ
本記事ではブリュージュと記載。
この名前は橋を意味し、運河が流れる街にいくつもの橋が架かっている事が由来のよう。
その様子から、北のヴェネツィアとも呼ばれているそうだ。
街はブルージュ歴史地区として、世界遺産に登録されている。
この街へは一度だけ日帰りで訪れていたが、今回はゆっくりと滞在し、この
ベルギー三都物語①ヘント(追記あり)
ベルギーはドイツから近く、食べ物が美味しく、街並みも美しいので何度でも訪れたくなる。
今回は、ベルギーの三都市を巡る旅。
旅の目的は、ヤン・ファン・エイクの絵を、それぞれの都市で見ること。
つまり、ヤン・ファン・エイクを巡る旅というわけだ。
思い返してみると、私が絵画に初めて興味を持ったのは、小学生の頃。
ルノワールが描いたピアノを弾く少女たちの絵に一目惚れし、このポスターを部屋に飾り飽きるまで
エアフルト 花の都inドイツ
花の都といえば、イタリアのフィレンツェ。
そしてドイツにも、花の都と呼ばれる美しい街がある。
それがエアフルト Erfurt。
ここはチューリンゲン州都であり、またこの街にある中世ユダヤ人に関する遺産は、2023年にユネスコ世界遺産に指定された事からも、是非訪れたいと願っていた。
ドーム広場
大きな教会が二つ並ぶようにして建つ姿は、この街の顔とも言える場所。
ここにあるのは聖マリア教会と、セヴェ
北ドイツ旅行④2024年世界遺産登録シュヴェーリン城
メクレンブルク・フォアポンメルンの州都、シュヴェーリン。
この街には、複雑に入り組んだ湖があり、その中の一つの島に、素晴らしいお城が建っている。
私がこのお城を訪れた翌週、シュヴェーリン城はユネスコ世界遺産として登録が決定された。
中央駅はしっかりとした構えで、噴水や花々に囲まれている。
Pfaffenteich
お城に行くにはSchwerin Mitte駅が近いが、この湖を見たくて中央駅に
北ドイツ旅行③世界遺産の港町ヴィスマール
ハンブルクと比べると、こじんまりとした港町ヴィスマール。
街は、シュトラールズントと共に、世界遺産に指定されている。
同じく世界遺産のハンブルクとは別の繁栄の経緯を持っている事から、別々の世界遺産として登録されているそうだ。
ヴィスマール駅
この街の歴史は、1229年頃まで遡る。
リューベックなどの大都市からやって来た移民によって作られた街。
ハンザ同盟に加入し、バルト海貿易で栄えたものの、他
北ドイツ旅行②ドイツ最大の港町ハンブルク
ハンブルクと聞いて、まず思い浮かべるのは港。
そして、街の中心にある美しいアルスター湖。
他には、世界遺産に指定された倉庫街、音楽や演劇がお好きであればエルプフィルハーモニーを思い浮かべるかたもいらっしゃるだろう。
もしくは、港町らしいオトナの区域レッパーバーンを思い出すかたもいらっしゃるだろうか。
とにかくハンブルクは、見どころの多い街だ。
人口は、ベルリンに次ぐ2位。
そして港の大きさは、欧州
北ドイツ旅行①ハンザの女王リューベック
以前ドイツの北海沿いを旅行した記事を書いたが、今回はバルト海方面を訪れた時の思い出を。
リューベックへは、遠い昔に一度だけ訪れたことがあるが、記憶が曖昧だったのでぜひもう一度訪れたかった。
リューベックの正式名称は、ハンザ都市リューベック。
ハンブルクと共にハンザ同盟の中心的役割を担った事、またその旧市街は世界遺産にも選ばれている(1987年)事などから、ハンザの女王、もしくはバルト海の女王な
グリム童話XI グリムの世界 カッセル
カッセル訪問の目的の一つは、グリムの世界 Grimmweltという博物館。
グリム童話の誕生は、1812年。
2005年には、ユネスコの世界記憶遺産として登録された。
かつてヘッセン方伯の宮殿内にあったグリム博物館は、展示品が増えて手狭になり、代わってこの博物館が2015年に建てられた。
博物館近くのグリム広場には、グリム兄弟の像がある。
グリム兄弟はハーナウで生まれ、大学時代はマールブルク、
カッセル② ヴィルヘルムスヘーエ宮殿
カッセルの街、公園全体についてはこちら。
Schloss Wilhelmshöhe ヴィルヘルムスヘーエ宮殿は、方伯ヴィルヘルム9世によって建てられた。
ここは、ナポレオンの弟ジェローム・ボナポルトが住んだ事でも有名だそうだ。
現在は、美術館として利用されている。
館内はギリシャやローマのアンティークコレクションと、絵画の展示室がある。
4階から見学を勧められたので、その通りに見学してみること
カッセル①水の芸術〜世界遺産の噴水
暑い日が続くと、涼を求めてお出かけしたくなる。
Kassel
カッセルは、ヘッセン州北部に位置し、フランクフルトからは約200km。
以前この街を訪れた事はあったが、街の代名詞でもある噴水を見ていなかったので、いつかまた必ず訪れたいと願っていた。
市の中心地の様子
公園に行く前に、街を歩いてみる。
ドンとした構えで威厳のある市庁舎。
フリードリッヒプラッツ
フリードリッヒ2世の像が見守る大
エッセン 世界遺産の炭鉱業遺跡群
エッセンという街の名前をご存知なくとも、ルール工業地帯という言葉は、誰もが知っているだろう。
産業革命後、ヨーロッパの工業化の中心となった地域だ。
エッセン Essen
この街にあるZollverein ツォルフェラインは、2001年に世界遺産に登録された炭鉱業遺跡群。
大きく分けて、炭鉱、採掘坑、コークス工場の三つの施設群で成り立っている。
敷地面積は、100ヘクタール。
これは、ディズニー
ドイツ最古の街トリア②ドイツ三大大聖堂
ローマ帝国支配下のトリアについては、こちら。
コンスタンティヌス帝は、母ヘレナと共に、現在の大聖堂と聖母教会の場所に、教会を建てさせた。
ローマの栄光は去り、街はキリスト教中心に造り替えられていく。
5世紀頃には、フランク王国の侵入や破壊を経て、トリアはかつての栄光を失っていた。
しかし、造幣局の機能を持っていたため、キリスト司教区としては、他の街よりも地位が高いとされていた。
以下の目次★