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makeの熟語完全マスター!コアイメージで一気に理解する vol.4

みなさん、こんにちは!オンライン英語家庭教師のだいき先生です。大好評のmakeの熟語シリーズ、第4弾をお届けします!

今回は、「評価」や「生活」に関連する熟語を中心に見ていきましょう。でも、その前に...

makeのコアイメージの復習

makeには「こねこね→形作る→固める」という基本イメージがあります。粘土細工を思い浮かべてください:

  1. 粘土をこねこね

  2. 形を作る

  3. 形を固めて完成!

このイメージを持って、今回も新しい熟語に挑戦していきましょう!

1. make little of / make much of

これは、とても面白い対比の表現です!

  • make little of:~を軽んじる・~を無視する

  • make much of:~を重要視する・~を甘やかす

見ての通り、littleとmuchという反対の意味を持つ言葉を使うことで、正反対の評価を表現していますね。
littleには、「小さい範囲に収める」イメージがあります。逆にmuchには「範囲を超えて広がっている」というイメージがあります。

make(形作る)+ little(小さい範囲に無理やり収める)+of(相手を)
→「小さい評価として形作る」
こんな感じで、小さく相手の価値を見積もるイメージになります。

make(形作る)+ much(範囲を超えてイメージを大きく広げて)+of(相手を)
→「大きい評価として形作る」
こんな感じで、相手へのイメージ、評価を大きく見積もる感じになります。

例文:

  • He made little of his achievements.(彼は自分の功績を控えめに評価した)

  • Parents shouldn't make much of small mistakes.(親は小さな失敗を大げさに扱うべきではない)

  • She made little of the difficulty.(彼女はその困難を軽く考えた)

  • The media made much of the scandal.(メディアはそのスキャンダルを大きく取り上げた)

2. make no difference / make nothing of

これらも「理解・評価」に関する表現です。

make no difference(問題でない・重要でない)

differenceのコアイメージは「違い・差異」です。

make(作る)+ no difference(違いがない)
「違いを生み出さない=重要ではない」

例文:

  • It makes no difference to me whether we meet today or tomorrow.(今日会おうが明日会おうが私にとっては問題ない)

  • The color makes no difference - just choose what you like.(色は関係ありません - 好きなものを選んでください)

make nothing of(~が理解できない)

nothingのコアイメージは「何も~ない」です。

make(形にする)+ nothing(何も~ない)
→「形にできない=理解できない」

例文:

  • I made nothing of his explanation.(彼の説明が理解できなかった)

  • She made nothing of the complex diagram.(彼女は複雑な図表を理解できなかった)

3. make one's living(生計を立てる)

livingのコアイメージは「生活・暮らし」です。

make(作り出す)+ one's living(自分の生活)
「自分の生活を作り出す=生計を立てる」

例文:

  • He makes his living as a photographer.(彼は写真家として生計を立てている)

  • How do street musicians make their living?(ストリートミュージシャンはどうやって生計を立てているの?)

4. make oneself at home(気楽にする・くつろぐ)

at homeのコアイメージは「自宅にいるような」です。

make(作る)+ oneself(自分自身)+ at home(自宅にいるような状態)
「自分を家にいるような状態にする=くつろぐ」

例文:

  • Please make yourself at home while I prepare tea.(お茶を準備する間、どうぞおくつろぎください)

  • The hosts told us to make ourselves at home.(主催者は私たちに気楽にするように言った)

まとめ:今回の熟語のポイント

今回学んだ熟語には、大きく分けて2つのグループがありました:

  1. 評価に関する表現

    • make little of / make much of(評価を小さく/大きくする)

    • make no difference(重要性がない)

    • make nothing of(理解できない)

  2. 生活に関する表現

    • make one's living(生計を立てる)

    • make oneself at home(くつろぐ)

これらの熟語も、すべてmakeの「形作る」というコアイメージから理解することができますね!

最後に:この記事を読んでくださったあなたへ

今回は「評価」と「生活」という、日常生活で非常によく使う場面の熟語を学びました。特に、make little of と make much of のような対となる表現は、ニュアンスの違いを理解することで、より豊かな英語表現が可能になります。

次回は、さらに実践的な場面で使える熟語を紹介していく予定です。お楽しみに!

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