人生を変えた本紹介させて(後編)
運命の人と図書館で出会いたい。(夢見がち)
とりあえず運命の本とはたくさん出会ったぞ。
紹介用に、本当は5冊ピックアップしようとして、
収まらなくて、結局12冊になっちゃった。
後編いきます!
『ラッセル 幸福論』
著:バートランド・ラッセル
二部構成で、「不幸の原因」「幸福をもたらすもの」
が語られていくんだけど、
不幸の原因を知ることに価値があり、
幸福を求めることにもっと価値がある。
不幸とは陥りがちな漫然、幸福とは選択。
こんなかんじかな。
「自分に集中しすぎない」っていう発想を知って、
わたしのレジリエンス能力は爆上がりした。
ラッセル自身が幸福に過ごされたようで、何より!
『キラーストレス』
著:NHKスペシャル取材班
「ストレスコーピング」という言葉を知るだけで、
ストレスに対処できるようになる!
ストレスの内容・バリエーションに応じて
対応策を100リストアップしておくことで
自分の力で解放させることができる!
何事もメカニズムを理解するととれる行動が変わる。
知恵ってすごい。困ったときはやっぱり本。
『なぜ私だけが苦しむのか 現代のヨブ期』
著:H.S.クシュナー
世界につじつまなんてない。
因果応報は生きるための“たしなみ”みたいなもの。
身にふりかかる不条理やままならなさは、
誰のせいでもなかったりする。
誰かを敵にしないといけないことなんてない。
負の感情の手放しかたにはコツがある。
うまくいかないことなんていくらでもあるけど、
自分のありたいようにとか、
できる範囲の努力とかはがんばりたいとおもう。
『武士道』
著:新渡戸稲造
まず序文の1ページ目で驚いたのが、
この本は外国人向けだということ。
へえ!そうだったんだ!
原文は英語で書かれたものの翻訳、なので、
その文化を知らない人が読んでもわかりやすい。
例えや引用にニーチェやシェイクスピアがでてくる。
「ノブレス・オブリージュ(高貴なる者の責任)」
の騎士道もなじみ深いけど(ヒーローもの好き)、
共通しつつも、武士道がもつ多くの意味合いには
守るべき道とか品格とかがある。
「名こそ惜しけれ」の精神とか、命の捉え方とか、
自分の正義感がいろいろと腑に落ちるかんじ。
これ読むか、エレカシの「昔の侍」を聞くか。
どっちでも可。
命の尊さはわかってるつもりなんだけど、
どうも、生きてることが一番偉いとは思えなくて。
生きることが目的じゃなくて、どう生きるかでしょ!
『本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法』
著:出口治明
本を読んで生きようと思った。けど、
年100冊読んだとて1万冊は読めないと絶望した。
読書をするようになって初期に読んだんだけど、
何から読めばいいかと迷ったら
ここから読めばいいと思えた読書の道案内的な本。
一番印象的なのは古典を読むことの重要性。
教養を身につけるには、「人・本・旅」と言い切る。
本を推してるだけじゃなく、本以外のバランス、
交流と体験を大切にするところもいい。
『定義集』
著:鶴見俊輔
「◯◯とは、◯◯である」
っていうのを読むのも考えるのも好きで、
それがまとまった定義集があるなんて!
あらゆる言葉たちの定義が集められていてディープ。
言葉フェチにはたまらん。
わたしも自分の定義集を作りたい
ってのが夢のひとつになった。
いつか編纂します。
後編まとめ
『ラッセル 幸福論』
『キラーストレス』
『なぜ私だけが苦しむのか 現代のヨブ期』
『武士道』
『本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法』
『定義集』
どうしようもないこともたくさんあるし
できれば楽に通り抜けたいけど、
なんだかんだ、いろいろ経験してよかったな
とかは、今だから言える気がする。
幸せに生きるってのは、
結末をつくるんじゃなくて、
いまの一瞬一瞬を自分のものにしていくこと。
自分の人生だ!って言える道をいきたい!
▼前編はこちら!