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Desighship2024に行った
今や「デザイナー」という言葉はあまりに広く使われていて意味がよくわからない。というわけでご縁があってDesignship2024というイベントに行ってきた。感想や考えたことをつらつらと。ちなみに公演はほんの一部しか聞かず、ひたすらスポンサーブースを回ってました。
全般:
言いたいことは以下の通り。
デザイナーというからには、ちゃんと主張を持ったデザインを見せて欲しい。
私はデザイナーではな
自己中心的な人間中心設計者家
某社からサービスデザインに関する仕事をいただいている。この「デザイン」界隈にもいろいろな流派があることに最近気がついた。
一部のサービスデザイン界隈で最近バズワードとなっているのが
「デザイナーは顧客だけでなく、地球環境のことも考えてデザインしましょう!」
「今のユーザだけでなく百年後のユーザーのことも考えましょう!」
という分母をやたらと大きくした崇高な理念である。
たとえばあるカンファ
「デザイナー」に代わる呼び名
「デザイナー」という言葉が乱用されるようになったのは、別に最近のことではない。過去にはこんな記事を紹介したこともある。
をを、これはもう十年前の記事だ。
ここからさらにデザイナーの幅は広がり、サービスデザイナー、ビジネスデザイナー(これはあまり聞かないか)などなどとにかく世の中はデザイナーに満ちている。
問題は、
UXデザイナーとか、UIデザイナーとか作るものがちゃんと存在している間はよかっ
Missing piece for ゴール創生
何を書いているかといえば、ゴール創生に必要な要素である。
最近あれこれやっていてつくづく感じるのが「ストーリー構築能力」というものは人によってものすごい差がある、ということ。
この「ストーリー能力の差」はデザイン思考であればHow might we?を定義できる力とほぼ同値である。
問題は
その存在はわかるのだが、それを鍛えるためには何をすればよいのかが今ひとつわかっていない点にある。
「デザイン思考」はテニスの素振り
有名な「デザイン思考はクソだ」という講演がある。そこから引用する。
現状認識として私も全く同感。私の理解では「デザイナーのプロセスを公式化したもの」が「デザイン思考」である。さて、その定式化されたプロセスにどれくらい意味があるのか?先日のビザスク講演で、デザイン思考に対して私はこう答えた。
「デザイン思考は..素振りのようなものです。フォームを正しく素振りをすることは確かに役には立つ。しかしそ
デザイナーの4象限:定義編
このnoteは前回の続きである。読んでいない人はまず前回を読んでね。ちなみに↑はMicrosoft copilotが作成してくれた意味不明な図なので無視してください。
デザイナーと呼ばれる人の仕事へのスタンスはHelperとCreatorがあり、また仕事の性質として-1→0と0→iがあると前回書いた。これを4象限にすると以下のような図になる。
それぞれがどのような役割を果たすかを以下に示す。
デザイナーの4象限:前提編
デザインという言葉は今非常に広い意味で使われている。それとともにデザイナーという言葉の意味も広がり、収集がつかなくなりつつある。
「デザイン思考」と関連して時として揶揄されるのが「付箋デザイナー」という職種。UIデザインも戦略デザインも服のデザインもできないけれど、「デザイン思考」のワークショップをやって付箋をぺたぺたはることはできます!という人たちだ。こうやっても文字にすると冗談のように聞こえ
アイディアを作る方法
「標準的」なデザイン思考ではアイディア出しについてほとんど何も言っていない。耳にタコができるほど聞かされた
「批判禁止・質より量・他人のアイディアにのっかろう!」
ではゴミの山ができるだけ、というのは多くの人が知っているはず。やれブレイン・ライティングだ、他人が書いたアイディアに繋げていく方法とかやたら数はあるがそれは変形されたゴミ製造機にすぎない。
などと文句を言っているだけでは意味がない
「デザイン思考」に関する幾つかの事実
今日もデザイン思考研修の波に追われよれよれしている日々ですが皆様お元気でしょうか?
デザイン思考の研修をおそらく数十回やった。その結果いくつかの事実が明白になった。
デザイン思考研修ででてくる提案の95%(主観評価)は教育的価値を除けばほとんど無価値。最低10回は聞いたことがある案、案にもなっていない案、ユーザが1名も獲得できそうにない案が大半。
デザイン思考で一番難しいのはHow migh
「デザイナー」を自称する「議事録係」
先日ある企業で「デザイナー」と称している人たちの集まりに出た。
そこで「何かが違う」と違和感を覚えた。
「デザイナー」には実に色々な種類がある。「デザイン」という言葉が意味するところも多種多様だからかもしれない。以前勤めた会社でこんなブログを書いたこともあったな。
「デザイン思考」でサービスデザインやってます、という「デザイナー」の90%は「議事録係」である。ワークショップをファシリテートし、
なぜデザイン思考は(簡単には)機能しないか
会社でデザイン思考の研修をたくさんやってきたしこれからもやる予定である。研修と関係ない場面で時々「実は私デザイン思考が大嫌いでして」と発言してしまうのだが、誰も気にしていないのは面白い。というか私の話など誰も聞いていないのだろうな。
さて
研修をやっているといつもHow might we?でひっかかる。問題領域を決める。これは誰でもできる。ペルソナを作る。真面目すぎる人はここで時間を食うが見本