ビザスクで講演しました-質問に対する回答その1
2024/2/14にビザスクで講演しました。
ありがたいことにたくさんの人に聞いていただけたようです。質問がくるか不安だったのですが、これまたありがたいことに多くの質問をいただけました。
記憶の範囲でいただいた質問と、それに対する回答(一晩立って考え直したもの含む)を書きたいと思います。
インタビューに関する質問
インタビューに関する質問をいくつかいただきました。NTTデータの仕事でデザイン思考の研修をやっておりますが、インタビューに関しては個別で要望もあり独立した研修にしたところ5時間コースになりました。
何が言いたいかと言うと、インタビューは結構奥が深く、私が体験したり学んだ範囲で研修にしただけでもそれだけの分量になるということです。なのでここでは「大事な点」について
大事な点:
質問するトピックに関して、自分なりの仮説を持っておく。そして相手がその仮説を覆すような発言をした場合には、仮説をあっさり捨てる。
なぜこれが必要か?私が参考にしているサイトから引用します。
インタビューでは深掘りが大切と言います。しかしなんでも深掘りすればいいわけではない。何を深掘りすべきか?を決めるためには仮説をもっていなければなりません。もう一つ引用します。
さて、こう考えてくると「仮説構築能力」というのが重要なキーワードとして浮上してくるわけですが、その点については別途。
大事な点その2:
言葉だけではなく、相手の感情に注意しましょう。相手はなかなか本音を言ってくれません。
普段の会話を思い出しましょう。相手の言葉より、どんな感情をもって言葉を発しているかに注目すると思います。なぜか仕事上のインタビューになると言葉にこだわる人が多くなるのが不思議なところです。
そのためには、質問の仕方も考える必要があります。
こうした点も含め、次に引用するブログからは学ぶ点が多いです。
もっと大事な点:
講演中も言いましたが「インタビューでは正解は得られない」これはとても重要です。それこそ「えとじやブログ」で強調されている点でもありますが。
インタビューから考えるヒント、あるいは情報を調べ確認するヒントはたくさん得られる可能性があります。
しかしそのヒントをどう活かすか?実際にプロジェクトにどう活かすかはあなたが考えなければなりません。重要なのはインタビューで相手が何を発言したかではなく、その結果をどう解釈し、活かすかなのです。
こう考えているとUXリサーチなるものが設計と独立して存在しうるのか?というのは若干疑問に思っているのですがどういうものでしょうかね。
いかん。この調子でやっていたらいつまでたっても終わらない。。