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俺たちの"バンド名"なんにしよっか?【ロリコンファッカーズその②】

前身バンドが活動停止し、実質解散状態になってしまった。
2006年12月。とても寒い冬の夜。

そのことが確定した日の、練習スタジオからの帰り道。
活動停止直前に脱退したバンドメンバーの"妹子"に泣きながら、そのことを電話で伝えていた。


すると


「もう一度、一緒にバンドやろう!」

という声を返してくれた。


死のうかと迷うくらい、底に落ちていたテンションが顔を出す。
画伯ちゃんはそれを左手で掴み、一気に引っこ抜いた。

できれば、天ぷらにして食べたくなるね!
塩がいいかな〜?天つゆがいいかな〜?


右手では涙を拭う。
画伯ちゃんは喜んでいた。


前回の記事↓↓↓


まとめマガジン↓↓↓


初練習にいたるまでの日々


また会えるとは思ってもみなかったな。
一緒に免許合宿へ行ったり一緒にバンドしていた"妹子"と

数週間ぶりの再会は、お互い笑顔が溢れるピースフルなものだった。


その日集まったのは、
ドラムレスの2人組が、どうバンドを動かしていくのかミーティングするため。

ドラムとベースが未経験の妹子。
高校時代にドラム、大学前半はベース、後半はギターボーカルをしていた画伯ちゃん。


「どうしようか?」

と、妹子に問いかける。


バンドを組むにあたって、それぞれの役割を決めていきたい。
俺たちは少し前までギターを弾いていたので、答えをなかなか出せずに悩み続けていた。

〜ああでもない、こうでもない〜


色々と話すうちに、お互いドラムを叩いてみることに。

画伯ちゃんは、妹子のギターに合わせてセッションとしてドラムを。
そして妹子は、ドラムの基礎を練習してみることに。

バンドをすぐ成立させるには画伯ちゃんがドラム、妹子がギターで固定するのがいいと思ったけど、画伯ちゃんは"自身のドラムの限界値"を把握していた。

何より妹子に秘めたものがあるのか確認してみたかった。


ドラム練習やってみよ!

高校時代から大切に保管していた、プロマークのドラムスティックをスタジオに持参。
まず妹子に、エイトビートを教えていく。

このヒッコリーの緑のやつ一番好きだった🤗


元々ピアノをやっていた妹子。
飲み込みは早かった。

「ハイハットをチッチッて8回叩くでしょ〜?
一回目にキックいれて〜、三回目にスネアいれて〜」

画伯ちゃんが高校時代に1年かけてできるようになったことを、この説明だけでこなす妹子。

軽くエイトビートを叩いていた。

あぁ俺より絶対にドラムの才能があるなぁ。


そう感じつつ、それでもライブハウスに出演するまでには、最低でも半年ほど練習が必要だろうなぁとも感じていた。

そして前身バンド時代のように、"全てを俺が決める"のはやめようとも思い始めていた。


さらに話し合いを重ねた結果。

妹子と画伯ちゃんとで、5曲ずつほど作ることに。
そして作曲者がギターを担当し、もう1人はドラムを担当していこう。

と決まった。


早くライブをするため、そして公平を期すためには、こうするしか思いつかなかった。

2人ともソングライター、2人ともギタリスト、2人ともドラマー、2人ともボーカリスト。
やりながら、自分たちに合う形を見つけていこうとしていた。


この日から、妹子と画伯ちゃんのドラム練習の日々が始まった。
どんどん曲を作りながら。

ボツにしたり、曲を膨らませたり。
ステージでの流れを1番に考えながら。

2人の可能性を、確認しては修正もしていく。
2007年、年始のことだ。

バンド名は何にしよっか?


いざ流れを試していくと、

まずステージでの転換(セッティング)→片方が5曲やる→ドラムとギターの再転換→もう片方が5曲やる→転換(後片付け)

といった形。
あわてんぼうな俺たちが、果たしてこれをスムーズにこなせるのか。

何度試しても不安が募る。
ライブハウスの30分尺で、本当にこんな転換ができるのだろうか...


そして俺たちの作る曲調も、てんで違うかった。

妹子は
2000年前後のガールズロックバンド的なものや、スローで暗い曲。


例えばGO!GO!7188とか



画伯ちゃんは
過去から現在まで、バカっぽいものや狂気全開なファストな曲。


例えばCircle Jerksとか


そしてドラムのイスの高さも、まるで違う俺たち。
どう考えても無謀だった。

でも当時は気にしてなかったな。

"早くライブがしたい、他のことは後で考えよう"
という思考になっていた。

ライブをし続けないと、どんどん死んでいくと思って怖かったから。
感覚も人生も。


そんなある日、妹子に聞かれた。

「そういえばバンド名どうすんの?」


過去の記事でも書いたが、
何か大きなことを決めるのが苦手な画伯ちゃん。

「うーん...なんも思いつかんなぁ...」


すると、妹子はこう返した。

「昨日mixi見ててんけどさ、きよしくん(画伯ちゃん)の書いてた日記のタイトルでいいやん!」

mixi...?タイトル...?
そんなの書いたっけ...


「ほら!あの!"ロリコンロリコンファッカーズ"みたいな2日連続で書いてたやつ!」


当時、妄想小説めいたものや、シュールレアリスム的に書いた文章を、mixiの日記によくアップしていた。

画伯ちゃんのmixiはこちら↓↓↓(マイミクしてね♡)
https://mixi.jp/show_profile.pl?from=l_navi&id=10093213


この時つけたタイトルは、中身の文章とは全く関係のないもの。
なんとなく気に入って、1日ずつ先頭に"ロリコン"という単語を増やしていこうと思っていた矢先でもあった。


「じゃあそれにしよっか!」


他に何も思いつかなかったし、
褒められてるような気もして"即決"した。


妹子がなんでわざわざこのmixi日記のタイトルから選んだのか、いまだに知らない。
活動中も、ロック好きな女性から"ロリコンファッカーズ"という名前を褒められることが不思議と多かった。

それと同じくらい問題の起きる名前でもあったけど。


怒られそうだし、画伯ちゃんの中では仮名として"一時的なバンド名"という認識だった。


しかし
『ロリコンファッカーズ』という名前が浸透していく。


なぜなら、
俺らが山のようにライブをやり始めたからだ。



次回、

ライブ中に"ビンタで殴り合う男女"はおれたち編でお会いしましょう!

つづく

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