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茶道にまつわること

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#茶道

カッコウの鳴き声をききながら濃茶をいただく

カッコウの鳴き声をききながら濃茶をいただく

数日前、小川沿いを歩いていると、

「カッコウ カッコウ」と、鳴き声が、きこえてきた。

・・・かつて、このあたりでカッコウの鳴き声をきいたことが、あっただろうか・・・?

野鳥への関心が高まり始めたのは、昨年の秋くらいから。

初夏のこの時期は、まだそれほどの関心を寄せていなかった。

去年のこの時期にも、普通に鳴いていたけれども、自分がスルーしていただけなのか。

それともカッコウの鳴き声を聞

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【学校茶道部】初めての一学期を終えて

【学校茶道部】初めての一学期を終えて

この4月から、息子の通う中学校で茶道部を創部することとなり、校長先生からご依頼を受けて、指導を担当させていただくことに。

経緯はこちらの記事に↓

なんとか無事に一学期を終えたところで、準備段階から、時系列で振り返りを行っておきたく。

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▢23年9月
・息子の担任の先生、次いで校長先生からご連絡をいただく

▢23年10月~24年2月
・月に一回程度のペースで、校

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学校茶道指導者研修会@表千家東京稽古場へ

学校茶道指導者研修会@表千家東京稽古場へ

子どもが通う学校で茶道を教える、という可能性が昨年9月に出てきてから、ぜひ参加したいと考えていた、表千家「学校茶道指導者研修会」。

先週土曜日に当日を迎え、2名で参加させていただく。

東京・麹町に「東京稽古場」という場所が存在することは、茶道を習い始めて間もない頃から、存じていたけれど。
そして会社員時代、たまたま近くを通りかかったときに「あ。ここだ」と場所を確認したことはありつつも、一般開放

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中学校「茶道部」見学へ

中学校「茶道部」見学へ

来年度の4月から、息子が通う中学校に茶道部が新設される運びとなり、ご縁をいただいて、指導にうかがうことに。
経緯はこちらに↓

私自身は、茶道の稽古場に通うようになったのは社会人になってからで、個人の先生宅に通っている。このため、「学校の茶道部」でどのように稽古を進めるのがよいものか、なかなかイメージが持てず。
私の先生もやはり社会人になってからお茶を始めた方で、「茶道部」経験はなく。

同じエリ

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学校茶道部で茶道を教えることになった件

学校茶道部で茶道を教えることになった件

来年度から、息子が通う中学校に新設される茶道部で茶道を教えることに。その経緯を、自分の記録としても整理しておきたく。(約3000字です)

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さかのぼり、ちょうど1年ほど前の10月。
仕事の関係でチェックしていたSNSの中にたまたま、息子の進学予定の中学校が取り上げられていて。
その中に、「茶室」の「水屋」の画像があるではないですか!
その画像をみるまで、「中学校に茶室がある」とは全く

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【茶道】中村昌生(まさお)氏設計の茶室で濃茶をいただく

【茶道】中村昌生(まさお)氏設計の茶室で濃茶をいただく

今年に入って、茶道稽古場に新たに入られたAさんが、「毎月一度、月釜の手伝いをしていて、その日だけは(稽古に)来られない」とお話されていた。
うかがうと、表千家に限らず、さまざまな流派の方が点前を担当されて、勉強になるので毎月手伝いにいっている、とのこと。
「もしご興味があれば」と後日、詳しい開催概要や地図をご用意くださった。
「一度行ってみたい」と思いつつ、予定が合わないまま2か月ほど経過。

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【茶道】連休中は風炉・灰型の修練を

【茶道】連休中は風炉・灰型の修練を

茶道の稽古場を初めて訪れてから、約17年。
ついに?やっと?
茶道のための釜・風炉を我が家へ迎えることに✨✨

一応、家には畳二畳分(中京間:丈182cm×巾91cm×2)のスペースはあるものの。
子どもたちが生まれてからこのかた、子どもたちのおもちゃや本類が長らく場所をとっていた。

(畳の上があかないことには、風炉を迎えても置く場所がない・・・)と思ってきたけれど。
春休み中に、どういうわけか

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茶道「袋物づくり講座」へ

茶道「袋物づくり講座」へ

表千家東京青年部主催の、「袋物づくり講座」へ。

今回の制作物は、「出袱紗」(濃茶点前の際に、亭主が茶碗に添えて出す袱紗)。

お裁縫は得意分野とは言い難いのだけれど、出袱紗は形状がシンプル(縦28cm横27cmの長方形)なので、なんとかなるかな…?というのと。
「わ」以外の三辺が縫われているので、最後どうやってひっくり返すのかしら??という好奇心と、
「自分の手で作ったお道具が増えていく」という

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【茶道稽古場】一酸化炭素チェッカーの設置をお願いした話

【茶道稽古場】一酸化炭素チェッカーの設置をお願いした話

もしかしたら同じテーマで悩みをもつ方が、いるかもしれないということと、「一酸化炭素中毒」は命に関わることなので、書いておきたい(約3000字です)。

先週あげた記事の中で、このように書いているのだけれど。

上記の日、自分の薄茶点前の終盤。
仕舞いを終えて、道具を拝見に出し。
建水を持って帰ろうと立ち上がり、茶室を出たあたりで、
「クラクラ~ッ」とめまいがするような、倒れこみそうになるような感覚

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茶道稽古場見学に来られた方の所作を拝見して感じたこと

茶道稽古場見学に来られた方の所作を拝見して感じたこと

数日前。
茶道稽古場に着くと、先生から「今日はお家元(表千家不審庵事務局)からのご案内で、新しい方が(お稽古終盤に)見学にみえます」とのお話が。
70代少し手前の方、とのこと。

先生の稽古場は、表千家不審庵事務局への稽古場登録以外には、現在、特に情報を公開していない。このため、見学の方がみえるのは年に一人いるかどうか、という頻度。

先生もいつになく緊張されている感じがあり、一弟子としても(どん

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