九十九物語 【友鏡】#10
#創作大賞2023
ゴールデンウィークが終わり、私は、学校に向った。教室にはいつもどうり、友達が私が教室に入ると出迎えてくれた。「急に帰るなんて―――」というお小言を言われたくらいでとくには何もなかった。
あれ以来、悪夢をみることも体重がふえることも無くなってしまったのだ。
「そうだ…神楽に再度お礼を言わなければ―――」
白峯神楽が座っている机に向かった
「神楽! 」
「んー? 」
彼は、机に伏せていたが、名前を呼ばれた際、私のほうチラ見した
「やぁ、有栖川さん、なん