いつもの時間に家に帰った。 玄関を開けて見るとリビングに横たわる同居人。近くに転がる酒の…
夏の夜は暑い。 何度暑いと言っても暑いものは暑い。 夜と言ってももう朝日は差し込んでる。…
3番線、快速電車の扉が閉まる。ホームドアが後を追ってまたきっちりと閉まった。 閉まったら、…
言ってみたかった。どんな顔をするのか、試してみたかった。 きっかけは、とあるイベント。偶…
ふっ、と首を出したら吸い込まれそうになる。 古ぼけた小さなビジネスホテルの最上階。自室の…
お互い引き寄せられた。寂しさと好きを織り交ぜた。 まるで運命のように、足りないものを補っ…
迷惑だと思って間隔をあけていた連絡 何時しか思いが溢れて長文になって送られていった自分の…
ほう、こんな所に雑貨屋あったんだ。 駅のホームから見える可愛い雑貨屋さんを見つめる。 電…
「今から抜け出さない?」 そのメッセージを見た時は既に2人きりでお酒を飲んでいた。 「全然メ…
時計は13時より少し前。 目が覚めてから天井を見つめて、少し経つ。 カーテンの隙間から差し込…
幼少期の頃、自分にとって母はすごい人だった。分からない事があったら母に聞けば全て教えてく…
酒の力。は偉大だ。人間が酒というものを嗜好するという文化に拍手したい。 お酒が飲めない人…
なぜ隣に君がいるのかはわからない。 全ては突然。いつも突然。電話が鳴ってそう時間が掛から…
月が綺麗な夜だった。満月だった。 何故か今、成人になってから1度も会っていない母の隣にい…
火曜日。昼の15時。駅近くにある漫画喫茶の狭い一室に閉じこもるように時を過ごす。 無造作に…
時計の針は重なり また別々になって追いかけっこを始めた。 今夜は甘えられないので朝までお…