余裕があるから人に優しくできる
日々の生活の中で、こんなことを感じたことはありませんか?
「もっと人に優しくしたいのに、気持ちに余裕がない。」
「頑張って助けたのに、相手から何も返ってこない…。」
私自身も、そんな風に思ってしまうことがよくありました。
でも、あるとき気づいたんです。
人に優しくするためには、まず自分の心を満たすことが必要だということに。
自分のコップを満たすことの大切さ
自分の心を「コップ」に例えるとわかりやすいかもしれません。
コップの中に余裕や幸せが満ちていると、あふれた分を自然と周りに分け与えることができます。
でも、もしコップが空っぽだったらどうでしょう?
無理やり誰かに分け与えようとしても、それは「自己犠牲」になってしまいます。
そうすると、どこかで「こんなに頑張ったのに、どうして感謝されないの?」と、ギブアンドテイクを求めてしまう自分が現れることがあります。
そんな状態では、心の中にモヤモヤがたまるばかり。
結局は、自分も相手も満たされない。
自分を満たすことが優しさの第一歩
じゃあ、どうすればいいのでしょうか?
答えはシンプルです。
まずは自分のコップを満たすこと。
それは、わがままじゃありません。
自分の心が満たされると、不思議と他人のことを自然に思いやれるようになります。
「あの人のために何かしてあげたい」と感じたり、「こうしたら相手が喜ぶかも」と考えたり。
これらは、自分が満ち足りているからこそ湧いてくる感情です。
私たちが生きるこの世界で、戦争や争いが絶えない理由を考えたことがありますか?
それは「欠乏感」や「不足感」から生まれるものかもしれません。
もっと欲しい、もっと得たい、自分が損をしないために守らなければならない。
そういった感情や思考が、対立や争いを引き起こします。
そして、その根っこにあるのは、自分自身の「満たされていない心」ではないでしょうか。
自分を満たすことは、相手から何かを奪うことではありません。
むしろ、内側にある「すでに持っているもの」に目を向けること。
優しさが広がると世界も変わる
自分のコップを満たして、そこからあふれた優しさを周りに与えると、それはどんどん広がっていきます。
家族や友人、職場の同僚、そしてさらに大きなコミュニティや環境にまで影響を与えます。
地球や環境のために行動することも同じです。
まず自分が「心地よい」と思える状態を作ること。
そこから、少しずつ「自分にできること」を増やしていけばいい。
自分を満たすことで生まれる豊かさ
余裕を持つということは、わがままでも甘えでもありません。
それは、より豊かで優しい世界を作るための第一歩だと思います。
あなたのコップ、今日はどれくらい満たされていますか?
エンジョイライフ✌️