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知的戦闘力を高める独学の技術|本要約 #何をしないか決めよ #要するに何?

皆さん、お疲れ様です。Ekusuyです。
本日は山口周さんの著書『知的戦闘力を高める”独学の技法”』という本をご紹介しようと思います。山口周さんといえば、慶応義塾大学卒業後、電通やBCG・ATカーニーなどを渡り歩いた著名なコンサルタントの一人です。

これからの時代に必要な「知的戦闘力」を最大化するための独学の技術を4つの技法に分けて解説しています。本書は、情報があふれる世の中において、ただインプットするのではなく、実際に価値を生み出すインプットとアウトプットの仕方に焦点を当てている一冊です。


知的戦闘力を高める4つの技法

①戦略

1つ目の技法は”戦略”です。学ぶことは「武器を集めること」だと著者は言います。ズバリ「何をインプットし、何をインプットしないのか」を最初に決めるということは自身の装備を決めることなのです。この世の中は情報や機会に溢れており、「何をするかを選ぶよりも、何をしないかを選ぶ方が難しい」ため、この選択することが重要になります。

その選択の指標として、自身の好きという感情や関心を判断軸として、選ぶことでオリジナルな装備をつけることにつながり、自分にとって最も価値のある知識を効率的に収集できるのです。選ぶときは、ジャンルよりもテーマを主軸に据える方がよいです。

②インプット

2つ目の技法は”インプット”。大事な心構えとして「この世のすべての事象はインプットの対象になる」ということを覚えておきましょう。本や記事から学ぶだけではなく、友人との会話やテレビ番組・ポスターや広告などあらゆるものへの好奇心のセンサーを貼っておくことが重要です。

また、”情報は量よりも質が重視されるべき”であり、質の高いインプットを得るコツとして、「問い」を持ってインプットすることが効果的です。「~なのではないか?」「~するべきなのではないか?」などと自身の仮説をもったうえで仮説検証的にインプットすることで質を最大限に高めることが出来ます。

以下、インプットに関連して『仕事がデキる人の3つの習慣』という記事の中で”メモをする”ということについて解説しています。
ぜひ読んでみてください。


③抽象化・構造化

3つ目の技法は、”抽象化・構造化”です。筆者いわくこれが知的戦闘力を高めるうえで最も重要だと言います。あらゆる情報をもとに「つまりどういうことか?」という一般的にいえる示唆を考えること、それこそが抽象化です。また、それらをレベル感の同じものにそろえていくことが構造化です。

これが出来ると、インプットした知識を単なる情報の塊ではなく、アウトプットできる形に自分なりの生きた知恵に変換することが出来ます。実際、コレが出来ていないケースが非常に多く、実生活に活きていないということが発生してしまうのです。

鍛える方法については以下3つを意識するとよいです。ぜひ場数を踏んでください。

  1. 「得られた知識は何か」

  2. 「その知識の何が面白いのか」

  3. 「他の分野に生かすとしたらどんな洞察や示唆があるのか」

以下に参考記事を貼っておきます。
過去に執筆したのですが、具体⇔抽象を繰り返すことで思考を深めるためのコツやテクニックを解説しています。ぜひ読んでみてください。

④ストック

最後に4つ目の技法は”ストック”です。これは、一度インプットした知識を、後で効率的に引き出せるように整理して脳内にストックしておくということ。人間はそもそも忘れる生き物であるということを自覚したうえで、”選りすぐりの情報だけ”を脳に入れて、あとは本に付箋を貼ったり・メモしたり・マーカーで線を引いたりと思いだせる仕組みを作っておくことが大事です。そして定期的に振り返ることで、記憶に定着していきます。

いかがでしたでしょうか。この4つの技法を日々意識するだけで、圧倒的な知的戦闘力を得ることが出来るのではないかと思います。
1から100を知るとはまさにこのこと。知的好奇心をもちつつ、取捨選択を心掛け、インプットの質を高めていきましょう!

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