マッキンゼー流 ”仕事術”|外資コンサル #自分力の高め方#プロフェッショナル
今日は、名だたる戦略ファームであるマッキンゼーの仕事術をご紹介しようと思います。大嶋 祥誉氏の著書『マッキンゼー流入社1年目ロジカルシンキングの教科書』に対して、自身の経験も交えてマッキンゼーの「新人研修」で叩き込まれる問題解決のエッセンスをご紹介します。
本記事を読むことで、誰もが短期間で世界最強のコンサルティングファームであるマッキンゼーの仕事術をマスターすることができるようになると確信しています。
いくつかの記事に分けて書こうと思いますが、今回はパート①として、”自分力の高め方”やマッキンゼー流のプロフェッショナリズムついてご紹介しようと思います。
マッキンゼー流 自分力の高め方
①自分の存在を発揮せよ
マッキンゼーにいる人は、みなとにかく高いレベルを目指そうというエネルギーに満ち溢れています。仕事やプライベート関係なく、あらゆる書籍を読み、新たな経験をするなど、人間力を磨いているのです。それぞれの個性が光っているという状況ですが、自分が埋もれてしまうのではないかと不安になります。
そこで意識してほしいのが、自分の個性や特質は何か、得意なことや苦手なことは何か、など自分自身をよく知ることです。わからなければ友人や家族に聞くなどしましょう。自分にないものを身につけるのではなく、自分にあるものを磨く方がリターンが大きいです。
②見た目にこだわれ
2つ目は、”見た目”についてです。ここでの見た目とは、「内部にあるものが外面に現れた姿」としての見られ方に気を使うということです。マッキンゼーの人はよく「シュッとしている」「エネルギーに満ち溢れている」などと言われることが多いですが、すれらは全て内面からきているのです。
マインドセットや価値観、仕事や人生に対する姿勢において常に”最上位を目指す姿勢”があるからこそ、上質なものに共感を感じ、自然と身につけたくなるということです。シャツがしわくちゃで裾も長い、靴も汚れているという人が、上質なアウトレットを出すように思えるでしょうか?
見た目は、自分の内面をあらわすバロメーターだと思ってください。
③シンプルな道具を持て
3つ目は、”道具”についてです。自分の持ち物や仕事道具というのは、自分の「存在」をあらわすものです。ノートやペン、カバンやスーツなど、それらにはこだわりをもって選びましょう。決して高くて華美なものを買えと言っているのではありませんが、安いものをコロコロ買い替えるより、自身の目で選んだ上質なものを身につける方が良いかと思います。
”良いもの”からは良いエネルギーをもらうことが出来るので、自分の意識をさらに高めることにつながるはずです。モノや情報はもちすぎると無駄なものも引き寄せてしまい、クリアさを保てなくなります。いかに最小限に抑えるかということを意識するようにしましょう。
④お手本を探してマネせよ
4つ目は、”お手本”についてです。皆さんには「追いかけている人」「尊敬している人」が身近にいますでしょうか。マッキンゼーでは、皆が常に上を目指す職人集団のような組織ですが、仕事をするうえで”師匠”としたくなるような存在、相談に乗ってもらえる存在を持っているひとが多いです。
まずは身近で、「この人素敵だな、かっこいいな」と思えるひとを見つけ、とにかくマネすることから始めましょう。また、分からなければ積極的に聞きに行きましょう。「誰かに親切を施した人は、相手にもっと親切な行動をしたいと望む」というフランクリン効果というものがあり、人間は一度教えると、他のことも教えたくなるのです。うまくこれを活用して、かわいがってもらう術を身につけましょう。
⑤常に前向きに
最後は、”前向きな思考”です。どんな状況でも後ろ向きにならず、「どうやったら上手くいくのか?」という視点で考えるというマインドセットを持つようにしましょう。クライアントのことを第一に考えるというのがマッキンゼー流の心得なのですが、それは言葉以上に非常に難しいことです。
問題解決をするうえで、極めてつらい状況や困難な場面が訪れることがあります。「何があっても背を向けず、自分には何が出来るか考えよ」ということを教え込まれます。”逃げずに考え抜く”という姿勢は、新人研修のいたるところで言われます。