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小湊鐵道に揺られ小さな旅

小湊鐵道に揺られ小さな旅

千葉県市原市の五井駅から上総中野駅まで39kmを結ぶ小湊鉄道。
開業は大正14年(1925年)。走る車両は昭和の頃から活躍する古い気動車ばかり。
沿線のあちらこちらに、懐かしい風景も残っています。

はじめて訪れたのはもう30年くらい前。
それ以来、何度も訪れています。
鉄分が多いということもありますが、定期的に小湊鉄道で鉄旅したい!
という気持ちが湧いてくるんですよね~

いつも起点となる五井か

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只見線に乗つてきたヨ

只見線に乗つてきたヨ

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。
 人は、仮に大きな何かを有したり、実績がなくても、心がぬくぬくなら良いと思ふのです。それこそが、人の人たる所以、人間の強みなのだと感じるのです。

 また、多くの方からスキをいただいてをります。心から感謝してをります。しかしながら、そのお返しができてゐません。機を見てしますので、ご了承ください。

 前回、芦ノ牧温泉駅を訪ね、猫アテン

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IGRいわて銀河鉄道の夜行鈍行列車に乗つてきたヨ

IGRいわて銀河鉄道の夜行鈍行列車に乗つてきたヨ

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。

 表記のとほり、IGRいわて銀河鉄道の夜行列車に乗りました。この夜行列車、扉は開かないものの、各駅に停車します。往年の夜行鈍行列車を再現したツアーです。

 どうか最後までお付き合ひください。

崎陽軒kiyoken.com

ひたちなか海浜鉄道のキハ205最初で最後の夜行列車に乗つてきたヨ 前編

ひたちなか海浜鉄道のキハ205最初で最後の夜行列車に乗つてきたヨ 前編

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。
 身の回りに、どうしても関はらなければいけませんが、顔も見たくない声も聞きたくないといふ人、ゐませんか。
 私にもゐます。では、どう対処するか。存在を認めない。ゐないものとして捉へてゐます。その人が発する声は、耳障りな音楽と同じただの雑音。視界に入つたら、足元に落ちてる煙草の吸ひ殼と思ふようにしてゐます。

 続いて宣伝です。日本花卉

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小湊鐵道海士有木駅【車両編】

小湊鐵道海士有木駅【車両編】

最終回は、やや(かなり?)「鉄分濃い目」です。

爽やかな午前の光の中、養老渓谷駅方面から姿を見せたのは、旧国鉄型のキハ40形。
2021年にJR東日本から移籍し、第二の人生を送っています。先頭側の車両は、JR時代の塗り分けそのまま。現時点で計5両が導入されており、おそらくこの先、小湊鐵道の主力を担うことになるでしょう。

しばらくすると、今度は五井駅方面から、別なタイプのディーゼルカーがやってき

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小湊鐵道海士有木駅【後編】

小湊鐵道海士有木駅【後編】

経年と風雨により、駅舎や施設の傷みはそれなりに進んでいる。
ただ、清掃を始めとした維持管理は、可能な範囲で丁寧に行われている印象だ。
若い男女のグループが四、五人、わらわらっとやってきて、
「懐かしいねー」
と言いながら、互いに写真を撮りっこしていた。
きっと中学か高校時代、この駅から通学していた友だち同士なのだろう。久しぶりに集まって、思い出スポット巡りをしていたに違いない。
なんかいいよね、そ

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小湊鐵道海士有木駅【前編】

小湊鐵道海士有木駅【前編】

小湊鐵道は、千葉県市原市の五井駅から同県大多喜町の上総中野駅までを結ぶ、全長約40kmの非電化ローカル私鉄だ。
今回、初訪問。
先月だったかな、「旅と鉄道」という雑誌が全国の木造駅舎の特集を組んでいて、購入して読んでみたら、小湊鐵道は全18駅中なんと10駅が開業当時(大正14年から昭和3年にかけて)の面影を色濃く残す木造駅舎、しかも国の登録有形文化財の指定を受けているとのこと。
「おお、せっかく千

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ひたちなか海浜鉄道阿字ヶ浦駅【後編】

ひたちなか海浜鉄道阿字ヶ浦駅【後編】

踏切のほうへ歩いてみる。

駅前広場に小柄な水色のバスが姿を見せた。
「スマイルあおぞらバス」と名づけられた、ひたちなか市内を運行しているコミュニティバスのようだ。
バスの発車を見送っていたら、勝田駅方面からの列車が同じタイミングで入線してきた。

先頭のヤツ、かなりクラシック。

普段はたぶん、後ろの1両のみで行ったりきたりなんだろうけど、今日は団体さん(どうやら少人数の鉄道ファンによるチャータ

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ひたちなか海浜鉄道阿字ヶ浦駅【前編】

ひたちなか海浜鉄道阿字ヶ浦駅【前編】

「ローカル私鉄」には、JRのローカル線とはまた違った風情が感じられる。
愛惜というべきか、思いきって悲哀と表現したほうがふさわしいだろうか。
どことなく、芭蕉の句に込められた「しほり」の気配に近いものを纏っているようにすら、思えてくる。
もしかしたら、必要以上に大きなものを背負っていない、「かるみ」の中に生きているのかもしれない。違うか。

ひたちなか海浜鉄道湊線は、JR常磐線勝田駅を起点に、おさ

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(24)姐さんのひらりん、ちと帰国 2024冬! 〜 こ〜んな調子、イイ銚子!

(24)姐さんのひらりん、ちと帰国 2024冬! 〜 こ〜んな調子、イイ銚子!

毎度日本へ一時帰国の時はちと足伸ばして小旅行、がお約束の姐さん。まー、落ち着かないこって。しかも行き当たりばっ旅。
こないだまではイビザの夕日であはん♥な数日を過ごしちゃいましたけどね、さて今回は一体どこへ?

実は前日、高校時代の友人達と久々の冬の宴。いつものメンバー10人に加え、なんと今回担任の先生まで現れちゃって。還暦退職なさったのでお祝いさせていただきました。とは言えまだまだお仕事続行中ら

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写真を撮りに、徳島へ。

写真を撮りに、徳島へ。

梅雨の途中に、急に、清々しいほどの晴れ景色が訪れた。

私は徳島へ渡ることにした。

南海電車で一本。終点の和歌山港駅にやって来た。いつも大半の人間はひとつ前の和歌山市駅で降り、船旅客だけが、この駅へやってくる。

和歌山港から徳島への船旅。港を出ると、真っ白だった空は次第に青く澄み渡った。

乗船してすぐ、私はどうしようかと悩む。しばらくデッキで海を眺めるのか、じゅうたん席で、ひたすらのんびり揺

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1995年5月 南部縦貫鉄道の旅 

1995年5月 南部縦貫鉄道の旅 

前回ちらっと触れた、7月の東京旅行のことを書こうと思ったのですが、
どうにも気分がのらない。
うーむと思っていたら、手近にあった昔の旅のアルバムから、スキャンしてみたのでご覧いただくことにしました。
「おしゃまの旅」タイムスリップ篇です。

記録が残っていた

ネガもどこかに仕舞い込んであるはずなのですが、自室でフィルムからスキャンする手段が現状ないので、プリントを複合機で取り込んでみました。

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鉄道撮影会に行く②

鉄道撮影会に行く②

8月12日、JR東日本高崎支社主催の鉄道撮影会「貨物線に潜入!特別なアングルでSL撮影体験」に参加して来ました。

この度はJR東日本高崎支社が保有する蒸気機関車C61 20と12系客車で編成された「SLぐんま みなかみ号」がメイン。
渋川駅の旧貨物線からローアングルでの撮影です。
撮影機材はCanon EOS 90D + EF-S18-135 IS USM、何だかんだで鉄道を撮影するならこの装備

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東欧の路面電車

東欧の路面電車

以前、東欧に行った時撮影した路面電車をまとめてみました。
スナップ写真程度の画質です。5つの都市の路面電車ですが、それぞれの地域でデザイン等が事なり面白いです。

ワルシャワ

クワコウ

プラハ