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老子 第19章 素を見て樸を抱く

老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第19章🌟 素を見て樸を抱くについて書かれています。   前章に続くメッセージですね💌 あー、まさに老子だなぁ、なんて思ってしまいます。 「素を見て樸を抱き」 素は、何も加わっていない、ありのままの状態。 私の印象では、魂などの混じりっけのないものの気がしています。 樸(あらき)は、切り出したままの木材のこと、つまりは純粋さを表す表現ですね。 前回の話に続きますが、 アナキンが目を

    • 老子 第18章 道を廃れさせない

      老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第18章🌟 道を廃れさせない、について書かれています。 なるほどな、と納得です。 仰せの通り。 「鋭いものを丸くし、固いものをほぐし、光を和らげる」そんな道(タオ)を目の前にしたら、あれやこれやが一掃される。 そこにはプラスもマイナスも存在せず、ただただ空(くう)がある。自由が果てしなく広がっている。 そんな素晴らしい道(タオ)なんだけど、私の中にちゃんと存在していて、それを思い出す

      • 老子 第17章 指導者と信頼

        老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第17章🌟 指導者と信頼について書いてあります。 うん。すごくタイムリーな章で驚きました。 最近、「信頼する」ってすごく自分のテーマだなって思っています。 老子を学んでいてすごく思ったのが、個々の解釈に任せる節が強いというか。びっくりするくらい規制がないように思います。 それは、私たちを信じてくれているからなのかなって思ったりしています。 (*老子だけでなく他の聖人たちにも言えます

        • 老子 第16章 もとの道へ帰る

          老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第16章🌟 もとの道へ帰るについて書いてあります。 もとの道へ帰る。自然の摂理ですね。 常はどんなことも包容する。 これも真理だと思います。 もし、自分の気分がドーンと落ちているときに、 老子が目の前に居たとしたら、私になんて言葉をかけるのだろう。 きっと、本来の私に戻してくれる、ハッとする言葉をかけてくれるような気がします。 私たちの本来の姿ってなんでしょうね。 傷ついている自

          老子 第15章 道を修めた者

          老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第15章🌟 道を修めた者について書いてあります。     道を修めた者が、 いかに謙虚で厳格で、心が広く純粋なことか。が分かりますね。 老子って、「自然」とか「ありのまま」を説いているというイメージがあるとは思うんですけど、正直にいうとなかなか掴みにくいです。 どの教えにおいても、一発で理解できる!って本当にないですね🙄 身に染みて分かります。。。(泣) 心を磨いて理解の純度を高めた

          老子 第15章 道を修めた者

          老子 第14章 三神一体?

          老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第14章🌟 三神一体?について書いてあります。 神秘的な章ですね。 この章を読んだときに、三神一体(ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァ)のように感じました。(あくまで個人的な意見になりますが。) 「三つの要素が結びつき、本質において一つであること。」 ということですね。 *ちなみに、キリスト教の三位一体は三神論とは異なると考えられます。 ただ、興味深いことに、三位一体について調べていた

          老子 第14章 三神一体?

          老子 第13章 価値あるもの

          老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第13章🌟 価値あるものについて書いてあります。 これは完全に私の解釈になってしまうのですが、 ここでいう地位や財産といったものは持っていても良いかと思うのです。 いい家に住んでも良いし、いい車に乗っても良い。 今現在、地位のある立場に置かれている人はたくさんいるでしょう。 ただ、 持っているものや目に見えるものがあなたの真価を示すものではない。 真価がどこにあるのかだけは見失わない

          老子 第13章 価値あるもの

          老子 第12章 外と内

          老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第12章🌟 外と内について書いてあります。 感覚の働きは、主に、外からの情報を中に入れることですよね。 外と内がつながる部分。 感覚への刺激が過度になると、物事をヘルシーに判断することができない状態になったりします。 今の時代はものが普及して刺激的な世界だと思うので、感覚や心、頭を落ち着かせる時間をつくることは良いことかもしれません。 さいきん、 ふらっと寄った無印良品で出会った本📕

          老子 第12章 外と内

          老子 第11章 空という役割

          老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第11章🌟 空という役割について書いてあります。 なるほど。 ものというのは「空」という性質があって役割を果たせるのですね。 この章について書くにあたり、ベストなタイミングで「空」の大切さを知る機会に恵まれました。 カフェでパソコン作業をしていたら、ちょうど街頭演説が始まったんです。 街頭演説が行われると知らない私は、まさに演説を聞くのにベストポジション的な所にいたんですけど、イヤホ

          老子 第11章 空という役割

          老子 第10 章 隠された徳 

          老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第10章🌟 隠された徳について書いてあります。 前回に引き続き、謙虚さについて学ベますね。 日本には「勝ちを譲る」「負けるが勝ち」という諺があるけれど、 映画でも漫画でもこういうキャラクターっている。 自分の手柄で世界平和に導いたのに、自分の手柄にしない奴。 あぁ、この人は勝ちを譲ることのできる人だっていつも思う。 「自分のやるべきことをやったまで。」みたいな潔さを感じる。 競技

          老子 第10 章 隠された徳 

          老子 第9章 自然な生き方

          老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第9章🌟 自然な生き方について書いてあります。   天の道は、自然の道。 自然な生き方についての教えが書かれています。 満ち足りた状態が欲しくて、あれこれ求め、行動する。 (この私です。) 仮に自分の求める満ち足りた状態にいけたとしても、その状態をキープしようとすればするほど、失うことや変化することへの恐さも膨らんでいく。 この世界は、変化の世界🌏 四季の変化を楽しむように、人

          老子 第9章 自然な生き方

          老子 第8章 上善水の如し

          老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第8章🌟 上善水の如しについて書いてあります。 「そもそも争わないから、咎めることも無いのだ。」 この言葉、すごく印象に残ります。 アメリカのどこかで、配達員が荷物を投げ、物が壊れて困っている家主の動画を見ました。 最初の家主の行動というのは、配達員が荷物を投げている現場を動画に納め、ネットにアップするというものでした。 そしたら、その配達員はネットという場所に晒され非難を浴びてしま

          老子 第8章 上善水の如し

          老子 第7章 自分という存在

          老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第7章🌟 自分という存在について書いてあります。 「自分と自分」この部分は「自我と真我」に変換できそうです。 自我とは、他と区別された意識状態のこと。 性別、職業、性格、気質、好き嫌いとかもここに入ってきます。「私ってこういう人間なんです。」って説明できるものですね。 真我というのは、そういった個の意識を優越した純粋な意識状態のこと。 そもそも、純粋な意識状態って何か。ってところなん

          老子 第7章 自分という存在

          老子 第6章 神秘なる母

          老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第6章🌟 神秘なる母について書いてあります。 私たちは赤ちゃんとして母のお腹で育ち、時が来て母から産まれてきた。 その母も母から産まれ、その母も母から。。。 先祖までずーっと遡っても、みんな母から産まれてきた。 よく考えればとても神秘的なことです。 天地万物を生み出す神秘なる母という特性を、この世界に居ながらにして私たちは知ることができます☯️

          老子 第6章 神秘なる母

          老子 第5章 自然の法則

          老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第5章🌟 自然の法則について書いてあります。 前回、愛があるー。なんて言ったのですが、ここで「仁ならず」!(笑) 「仁」というのは、思いやり、慈しみ、愛、慈悲などのこと。 そうかぁ、、、! でも、こう捉えることができますね。 自然も聖人も、自然という法則に従ってのみ動く。 何かをしたから/何かをしなかったから、自然(聖人)が我々含む万物を区別(特別扱い)することはない。ということなの

          老子 第5章 自然の法則

          老子 第4章 道/タオ

          老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。 本日は第4章🌟 道/タオについて書いてあります。 個人的に、愛を感じ安心感を覚える、とても好きな章です。 「道」というものがどういうものであるのか、教えてくれています。 「道」は無限な存在で、 私たち(含む万物)を本来の姿に呼び戻し、 それでいて、いつも私たちと共にいてくれる。 失敗をした自分がいても、罪悪感を感じている自分がいても、自分という人間を見失い迷ったときも、 どんな状態にあった

          老子 第4章 道/タオ