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老子 第13章 価値あるもの
老子の教えから、今、私の見ているこの世界のことを捉え直していこうと思います。
本日は第13章🌟
価値あるものについて書いてあります。
人々は栄誉を受けるか、恥辱を受けるか、一喜一憂している。
そこから得られる地位や財産といったものを自分の身体のように大切にしている。
栄誉や恥辱に一喜一憂する、とはどういうことか。
栄誉というのはつまらぬことだ。
栄誉を受ければ心の平静を失い、栄誉を失えば心の平静を失う。
これが、栄誉や恥辱に一喜一憂する、ということである。
地位や財産といったものを自分の身体のように大切にする、とはどういうことか。
獲得や損失を心配するというのは自分の身体があるからなのに、自分の身体がなくなってしまったら、一体何を心配する必要があるのだろうか。
故に、天下のことよりも自分を大切にしてこそ天下を任せることができる。
天下のことよりも自分を愛してこそ天下を預けることができるのだ。
これは完全に私の解釈になってしまうのですが、
ここでいう地位や財産といったものは持っていても良いかと思うのです。
いい家に住んでも良いし、いい車に乗っても良い。
今現在、地位のある立場に置かれている人はたくさんいるでしょう。
ただ、
持っているものや目に見えるものがあなたの真価を示すものではない。
真価がどこにあるのかだけは見失わないように。
というように聞こえます。
誰かに批判されようが、誰かに優れていると認められようが、
地位や財産を手にしようが、誰かがそれらを手に入れたのを見ようが、
本当の価値はどこにあるのか。
見失わず、惑わされない心を養っていくことが懸命そうです。
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