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臨床検査技師

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臨床検査技師に関するマガジンです。といっても専門知識よりマネジメントテクニックやマインドなど、新しい時代を生き抜くための noteを書きます!
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Laboratory Real〜「生理機能検査vs検体検査」そんなことやってる場合じゃない〜

Laboratory Real〜「生理機能検査vs検体検査」そんなことやってる場合じゃない〜

みなさん、お疲れさまです。

「生理機能検査vs検体検査」がバトル勃発するするのは珍しいことではありません。もはや風物詩というか、お馴染みのイベント感すらあります。

そこで、弊院とは言いませんが、ある某臨床検査室で起きているバトルを描いてみました。総数2万7000文字。そこそこの大作に仕上がっていると思います。

起きていることは珍しいこともあるかもしれませんが、おそらくどこでも起きえることだと

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"やってくれると思っていました"が招く業務の落とし穴

"やってくれると思っていました"が招く業務の落とし穴

「やってくれると思っていました」

ある日、メンバーのひとりにこう言われました。

今回は業務遂行時の「思い込みと責任感」について触れていきます。

■不慣れな業務こそ確認を
ある件で、外部から業務状況についての確認のコンタクトがあり、まだ仕事が未完了だったことが発覚しました。

クレームなどにはつながりませんでしたが、部署としては仕事しているとはいえないものだったので、あるメンバーに進捗を確認。

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心理的安全性の高め方 〜職場を変える小さな実践〜

心理的安全性の高め方 〜職場を変える小さな実践〜

みなさん、「心理的安全性」って聞いたことありますか?

正直言って現時点で「なんのこっちゃ?」状態の方は、結構ヤバいです。もう常識みたいなもので、特にチームリーダーや管理職、先輩後輩の関係でも言えることです。

知らなくて遅れている……となっていても、知っているのと知らないのとでは雲泥の差があるので、少しでもいいので知っておきましょう。

そもそも心理的安全性って?「心理的安全性」

漢字オンリー

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上手くいかないときこそ”〇〇”をやろう

上手くいかないときこそ”〇〇”をやろう

仕事していると必ず上手くいかない瞬間がやってきます。

それがミスでそうなったのか、負のループにハマっているだけなのか、単純に自分の力量が足りないのか。

いずれにしても焦ってしまってるんですね。
結果を出さないと!と思って。

今できる最大限を焦ってもいい結果なんて出ません。

たとえばメンバーへ指示を失敗したとしましょう。
それ自体はもう手遅れです。
でもあるあるとしてそこに上書きするようにさ

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検査室にエースはいらない

検査室にエースはいらない

前回のnoteでは「検査室はサッカーだよ」ってお話はしました。

サッカーを例に、チームの本質的な成功について考えてみましょう。

全員ストライカーは成り立たないもしフィールド上の11人の選手が「我こそがストライカーだ!」なんてことになったら、どうなるでしょうか?守備の選手がいなくて失点しまくりですよね。

これは臨床検査室でいうならば「自分がやりたい検査だけをやる!」みたいなワガママ放題,まるで

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サッカーから学んだチームつくりの真髄

サッカーから学んだチームつくりの真髄

業界団体も臨床検査室は「サッカー型組織だよね」って言ってますが、珍しくここは同意です。マジでサッカー型組織です。

ということで今日も始めます。
だぴてぃの「臨床検査室ビルディング」。

絶対に悩むはず職場のチームをどうまとめたらいいか、悩むことありますよね?
というか悩んでください。

僕が技師長になって気づいたのは『監督の視点』を持つことの大事さでした。それがないとまとまるものもまとまらない!

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8年目のリーダーが大事にしていること

8年目のリーダーが大事にしていること

こんにちは、だぴてぃです。
今月はチーム論・リーダー論monthlyとして書いていきますね。

8年経ったけど大事なことは……チームのリーダーを任されたときは、何かスペシャルなものがないといけないと思っていました。
拝命するにあたって、特段セミナーや講習会のような教育はされなかったので、独学で様々な書籍を読み、リーダーとして大事なことを探っている状態でした。

どんな本にもこう書かれています。

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仕事に追われたプレイングマネジャーのある1日

仕事に追われたプレイングマネジャーのある1日

こんばんは、だぴてぃです。
先日の記事が大人気です。ありがとうございます!

【いい職場とは切り替えの早い職場】

ここ最近毎日更新ができています。
読んでくださる方々のおかげです。感謝感謝です。
忙しい中での更新ルーティンが出来つつあります。

12月の特徴12月は1年の業務を整理する期間でもあるので、とにかく情報整理に時間を取られます。

でも、普段のルーティンもこなさないといけないので、とに

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いい職場とは「切り替えが早い職場」

いい職場とは「切り替えが早い職場」

12月ですね、だぴてぃです。
noteでも年内最後まで駆け抜けていきたいと思います。

いい職場とは?あなたはどんなイメージですか?

・メンバーがみんな優しい
・いい上司がいる
・福利厚生がいい
・柔軟な勤務体系
・働き方に理解がある

挙げればキリがないほどだと思います。どれも欲しいですよね。

部門責任者を務めてから早くも8年くらいが経ちました。はっきり言って最初の5年間は大失敗だらけです(

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なぜ職場で新人いじめが起きるのか?

なぜ職場で新人いじめが起きるのか?

おはようございます、だぴてぃです。
今日はたまに書く「チーム論」のおはなしです。
短めなのでお付き合いください。

ふつうは起きないこと僕がこれまでいた職場ではおきたことはないのですが、よく耳にします。働く業界としてもそんなに母数が多いわけじゃないですし、なんならコミュニケーション能力に欠けた人が多いのも事実ですが、それでも「なんでそんなことが起きるんだろうか?」と謎に思ってました。ふつうに働いて

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リーダーとマネジャーの違いとは

リーダーとマネジャーの違いとは


自分の中では明確に答えが出ている部分なんですが、臨床検査技師として働いていると「なーんか勘違いしている人多いなー」と感じるので、一度改めて書いておこうと思います。

まず前提を揃えておきましょう。

ここでいうリーダーとは「技師長」
マネジャーとは「他の役職」
です。

その上で話を進めます。

役割の違いでしかないまず結論から。

リーダーは「方針決めて、決断する人」
マネジャーは「情報をまと

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組織づくりの評価を受けて - リーダーシップにおける本質とエゴの境界線 -

組織づくりの評価を受けて - リーダーシップにおける本質とエゴの境界線 -

小さな部署ではあるが、上司や経営から「組織つくりをよくやっている」と誉めていただいた。

自分としてはそこまで実感がないどころか、ここ数年は失敗のことが多かったから満足感はない。むしろ評価されたことがむず痒く感じていた。

でも、客観的にみてそうならば、少なくてもひどいものではない。確かに他の部署と比べているとも思うこともある。確他の部署のリーダーたちとお話しする限りではあまり組織について考えてい

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【臨床検査技師】個人で戦う時代は終わっている

【臨床検査技師】個人で戦う時代は終わっている

SNSや技師会活動を見ていて思うのが「みんな、個人で戦いすぎじゃね?」ってことです。

我々臨床検査技師は、超簡単にいえば「正確な検査データを迅速に提供する」ことが目標であり使命です。そこはみんな、異論はないはずなんですよね。毎日、そういう仕事していると思うので。

で、その目標を達成するために何をしているのか?ってことなんですけど、個人のスキルを高めています。それこそ毎日自宅に帰ってから自己研鑽

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医療現場でチームに思うこと

個人の能力を伸ばすこと、チームの能力を伸ばすことは似て非なるもの。重なる部分もあるけど、基本的には別々の作業になる。このことを知らない人が上司にいたり、リーダーだったりすると、そのチームは壊滅的な結果を残すことになる。

ここでいう「結果」とは、業績もそうだし、チームの持続可能性も含まれる。安定した成績を、より安定した状態で続けられる。一時の好成績も大事かも知れないけど、個人的にはアベレージがいい

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