DSOG
服に関する記事のまとめ
本に関する記事のまとめ
去し10/5-6のポップアップストアでは 沢山のご来店/お買い物 誠にありがとうございました。 初日は好天に恵まれませんでしたが、ようやく何か羽織れるような涼しい秋を感じる温度感でしたね。 ポップアップでは 80年代、ファッションデザイナーによるカッティングエッジやコードプレイがストリートファッションに台頭してきた頃の熱狂を本筋に据えました。 イッセイミヤケによる81年のプランテーション政策により決定付けられたハイファッションの市民化。 そこと時を同じくして発生した
鹿の子の話なんですが、アニメじゃなくて生地の方です。 カノコ。 ラコステやフレッドペリー、そしてユニクロ。 ポロシャツという洋服と切っても切れない、超定番テキスタイル。 ここまでアイテムカテゴリとテキスタイルがイメージ上で強力に結びついたケースも他に類を見ません。 そして今回ご紹介するしかのこ じゃなかったカノコは全部、非ポロシャツ。 前述したイメージ癒着のせいでしょう、この生地はポロシャツ以外で使われるだけで既に一定以上に新鮮。 先ずは80年代前後のイタリア
一個前のブログで設けたメインラインとは 早速違うエッセンスなんですけれど 皆さんコズメルをご存知でしょうか。 Laboratorio Olfattivoのラインナップでご存知の方も多いでしょう。 南国の熱気と独特の植生を、まるでそこにワープしたかのように落とし込んだ名香ですね。 この島はメキシコ湾の入り口に浮かぶ 小さなビーチリゾート・アイランド。 Instagramのハッシュタグで #Cozumel なんて検索した日にゃ まさにハッシュタグって感じの写真がズ
7月が終わりそうです。 夏も折り返しでしょうか。 どこで見たか忘れましたが、四季の中で夏だけが「終わる」そうですね。 そうか?と訝しみつつ それじゃ夏に名残惜しさでも抱いてるみたいじゃないかと癪でたまりませんから、私だけは夏が終わることを夏が明けると言い換えていこうか、なんて思うわけです。 ファッショントレンドのシステムでは 一年を春夏と秋冬に分けますね。 商材をある程度オンタイムで用意出来る古着商売の場合、あんまり乗っかる必要も無いなと感じつつ、それでも夏が明け秋
昔からデカいバッグが嫌いだった サッカークラブ 部活動 修学旅行 色んなシーンで持たされるエナメルのショルダーバッグはUMBRO 2リットルの魔法瓶を2本入れてもまだ余裕を見せる 殆ど身体の小さい自分は そうした Carry だとか Luggage みたいな概念を 育ちの中で潜在的に嫌っていった ずっと両手が空いていて欲しいし 出来れば手指には何のアクセも付けず 完全フリーでいたかった そんな中で随分久し振りに 「持ち方」とか「サイズ感」とか アティ
ボーリングシャツってあるじゃないですか 昔のアメリカで ボーリングの時によく着られていた 半袖の開襟シャツ 多くがレーヨンとかの 極めて肌触りの良いソフトテクスチャですね 背面にはモチーフグラフィックがあったり チェーンステッチで何かしら書かれてたり それをそう呼んだのと同じ気持ちで 【テラスシャツ】と呼びたい服があります。 それ一枚で 素肌にさらり そんなお風呂上がりスタイルで テラスでチルタイムを過ごしたいじゃない べランピングだなんて大掛かりな事は出来ま
ゴシック・モーデッド ゴシック と “モードだったもの”という意味で モードの過去形を組み合わせたもの。 私の中にだけ薄らとある 汚い造語です。 常用しないでくださいね。 ゴシック趣味の服を 一括りに「モード」又は「モード系」と括る風潮への歯止めのつもりです。 あんまりに強烈でクリティカルなその衝撃は 後世の何気無い言語感覚にまで深く根差してしまいました。 そんな、西洋モードに殴り込みを掛けた日本人デザイナー達のクリエイションを幾つか。 -Harness COMM
《SEE BREEZE》 なんて親父ギャグみたいな銘を打って、 “そよ風の見える服” ってのも今回展開します。 風が嬉しくなるこれからの季節、その「風」の存在をより強く確かめられるようなエアリーエッセンスを、風情としてフックアップしてみます。 ロマンチストが頑張りましたので リアリストもそれなりには仕事をしなければ。 風のように軽いキャプションで さらっといきます。 c80's FRENCH VTG ¥9.000 細かなプリーツが刻み込まれたサマートップ。 プ
(普通にポップアップの服の話です) 2014年 これ書いてる今から 丁度10年前 モードシーンにストリートラグジュアリーの概念が普及して、簡潔な型紙に、グラフィックのクオリティで勝負する所謂《グラフィックモノ》が増えたタイミング。 そしてその尋常ならざる勢いは 後から見返せば 2010年代を象徴する、キーセンテンスであったように思います。 そんな中 文脈を凡そ同じくして 《後から見返さなきゃ見えないもの》 がもうひとつあります。 それが モードブランドによる グ
こんにちは。 カルテは来たる5/19をもって 3周年を迎えます。 つきましては ドンピシャではないものの 5/10~5/12 の3日間、ポップアップイベントを開催させていただきます。 ところはお馴染み裏参道ガーデン。 そしてまたもお馴染み、 GAMUSTOREさんとの合同開催です。 ・当時の住まい ・OPENのタイミング どちらも本当に偶然、殆どを同じくして始まった2店舗。 そしてどちらもデザイナーズファッションの虜。 佐久間さん、本当に徒ならぬご縁ですね……
2024年 1/27-28に 本年一発目のポップアップショップを執り行いまして。 それが終了してひと段落した今 これを書いてます あれ この記事がもしかして今年の一本目ですか。 明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 いやはや 楽しいと共に 強く刺激などを頂いたポップアップでした。 現状 出来てること/出来てないこと また改めて少しずつ見えてきた感じです。 1月後半 日本で最も出遅れた初売りといった趣。 強いて言えば難しいタイミングなのか
○POP UP SHOP開催のお知らせ○ ○と、雑記です。 今秋冬、何回かポップアップ開催予定があります。 その中で直近の、11/3-4-5の回について。 今回はエッセンスとして 40年前のヨーロッパで発生したカジュアルウェアをなるべく沢山仕入れました。 で、当時のスタイルを手本取るのではなく、当時より更に選択肢の増えた現代視座で自由にリミックス。 --- “ヨーロッパに吹いたアメカジの風” オーセンティックな製造水準を大前提に据えた作りの良いハイカジュアルに
とある国の海兵用セーター。 分かりやすいネイビー。 ハーフジップでのハイネック。 別に市場価値が高いとか 隠れた名品とか そういうんじゃない。 市場価値もそうだけど 別に僕の主観で見ても 「希少」な服ではない。 結論から言うと 「たまたま」良い服。 「「たまたま」良い」ってのも気持ち悪い日本語だけど、そうとしか言いようがない。 と言うのも “機能のために為されたデザイン”が 数十年経った現代で “可愛いディテール”……、 つまり、少なくとも一個人以上のここ
天高く馬肥ゆる秋。 この書き出しで始まるのは、教頭か校長が書いてる 誰も読んでない学校通信くらいのもんです。 ああいうの誰が読んでるんでしょうね。 中身がありそうでなさそうな 絶妙な薄さの 毒にも薬にもならないテキスト。 僕なんですよね。 僕が読んでたんですよね。 校長、安心してくれ。 読者はきっといるから。 もうね 誰が書いたかとか 面白いかどうかとか そういうんじゃないの。 そこに文章があったら読んじゃうの。 何でもそう。 最近クラフトビールにハマっ
茹だる暑さです。 “茹だる”のです。 尋常じゃ無いツラした文字です。 人間、並びに、生物は茹でると死にます。 今や過ぎた言葉じゃありませんね。 この言葉を初めに考えた人も、 心からの言葉だったのでしょう。 お見舞い申し上げます。 飲みの席 海釣りの席 スポーツの席。 体力の要る「席」が図らずも連続する盆の暮れ。 まだそんなに歳取って無いと言うのに 体力は格段に劣化しており 暑中とか関係無く、 見舞いが必要なのはお前の体なのではないかと。 こんな事を感じてるのは私だ
今からフットサルでも行くんかよ と まあまあ、親愛ありきの優しいツッコミを頂きがちなサッカーTee。 イングランドのチームですから、ちゃんと「フットボールTee」と呼んだ方がいいか。 秋冬にはそのポジションをフットボールマフラーに譲りますが、どちらにせよ現代的にスポーツエッセンスを取り入れつつ、現代ティーンエイジャーのフラットなバランス感覚を楽しむアイテム、という感じ。 70-80'sのフーリガン達の着こなしとはまた少し違う、ストレートなチームTee。 そこで愛用さ