*日本国内送料無料 ETRAK / カルテ 珍しい服と良いデザインを集めています。 カルテのよう、お客様一人一人に寄り添うファッション。 そして、服に溺れた私の病症録。
'08A/W MARTIN MARGIELA 10 Fully Packed Tomato Down JKT
2008年のマルジェラ。 ツルツルにコーティングされた極薄シェルにパンパンに中綿が詰められたジャケット。 トマトみたいなビジュアル。 このジャケットで先ず面白いのは中綿を生地に繋ぎ止めるキルティングステッチの入れ方。 正しく生地を伸ばし切らず、所々に不本意なタックが入っているでしょう。 これは本来なら縫製ミス。 縫い合わせる2つの対象物のどちらかを伸ばして縫ってしまったり、最初から寸法があっていなかったりすると起きる事故。 そしてこういうボリューミーな中綿を縫い止める時も、その膨らみが寸法を狂わせるのでよく起こりますね。 しかしこのミスに内包される「パンパンに詰まってます」感。 これをあえてそのままにすることで何かこう、包み紙みたいなイメージが浮かんできませんか。 カラーフィルムで包まれたキャンディのような。 これは中綿ジャケットの属性を更に増強してくれる。 他のレーベルから出てたら、上の文章の頭に「期せずして、」なんて付けているところです。 服作りの全過程をアイデアソースとするデザイナーですが、それらの解像度が途轍も無い。 正道だけじゃなく、発生する数多のミスもこのデザイナーにとっては豊かなアイデアソースとなるのでしょう。 さてビジュアルからして大変にボリューミーなジャケットですが、その着用感は意外なバランス。 簡単に言うとライダースジャケットみたい。 アームホールはあんまり広くないし、袖山が意外と高いから腕も上げにくい。 リラクシングなスウェットとかセーターを中に挟むと着心地が悪いと思います。 シャツとかドレス方面の軽いセーターとか、同じく2000年代モードで頻出したフォーマルな型紙で組み替えたカジュアルピースとか、そういう服じゃないとピッタリ合わない。 それこそ同じMM10のベーシックな服でこそ合う感じ。 左ポケットの下端に僅かながら解れがありますが、その他特筆する瑕疵のない極美品です。 首周りも袖口も綺麗。 Made in ITALY サイズ表記52 肩幅:48 身幅:57 着丈:88 袖丈:68 中綿はグースダウン80%/フェザー20%。 普通にかなり暖かいのでインナーを着込む必要は無いと思います。
81,000円
SHARPEYE by B.SHARPE Dirty Coated Dual_Zip Anorak
先日のポップアップから展開したストリートシーンへのファッションデザイナーの参入。 70年代から80年代にかけて顕著に見られたこの潮流、各国で様々な美学が乱立しましたが、U.K.にて台頭したのがDuffer。 このDufferの創設メンバーの1人であるBarrie Sharpeが展開したオリジナルレーベル、シャープアイ。 ユニークなアノラックをご紹介します。 ハーフオープンのデコルテジップを八の字に二列走らせた構成のプルオーバー。 ハイネックをアシンメトリーに倒したり、内側のボタンフラップに形状保持は任せて片方全部開けてレイヤードのサビにしたり。 面白い事が出来ると思います。 フロントのカンガルーポケットなんて、既存のポケットの上に更に斜めジップの開閉で一部屋建て増してる。 なんとユーモラスな。 こうしたプレイフルがあるうえで、その骨組みはこの時代のUKストリートウェアに求めてるスレた空気と都会的なビジュアルバランス、全てのエレメンツが十全に備わったデザイン。 同じように彩度の落ちたナーバスなストリートウェアなんて、文句無くカッコ良い合い方をしてくれる。 これも袖のハードな内巻きがカッコ良いから、気温が許すうちは是非一枚で。 Made in - riri_zips サイズ表記M 肩幅:49 身幅:63 着丈:70 袖丈:66 内タグ無し
39,000円
e00's SUICEYED by B.SHARPE Crotch Pocket Cutting Army JKT
先日のポップアップから展開したストリートシーンへのファッションデザイナーの参入。 70年代から80年代にかけて顕著に見られたこの潮流、各国で様々な美学が乱立しましたが、U.K.にて台頭したのがDuffer。 このDufferの創設メンバーの1人であるBarrie Sharpeが展開したオリジナルレーベルの一つ、SUICEYED。 レーベル名に漢数字がくっ付いてるんですよね。 参拾壱 零壱 六拾 31 01 60 何の数字か、まではリサーチ及ばず。 Dufferは日付けをレタリングに落とし込むデザインを多用していましたから、これも何かがあった日付なんじゃないかと見込んでいますが。 さてこちらはオリーブドラブのミリタリージャケット。 かなり曲がりの強い立体的な内巻き袖のラグランと、ショート&ワイドのボディバランス。 身頃にはフェイクプリーツの4ポケ。 袖口にもポケット。 ここまでポケットフラップも全部同じ形。 フロントにはririの綺麗なダブルジップが走ります。 そしてこのジャケット、ケツが凄い。 背面表側に折り畳まれた、裾と地続きのクロッチパーツ。 なるほど、ミリタリー由来だから前裾とドッキングして股を繋ぐ設計ですね。 と思いきや裏切り。 なんとこれは裾の前後を繋ぐクロッチパーツではなく、その形式をコピーした格納ポケット。 パンクスのバムバッグをジャケットの裾にミニマルにドッキングしたようなデザイン。 漫画くらいのサイズなら入ります。 とても珍しい…というか、デザイナーズでしか見る事は無いでしょう、それもこの人のデザインでしか。 前から見た時のソリッドなイメージと全然違う、遊び心に溢れたミリタリーサンプリング。 生地は雨の多いUKらしいコーティングデザイン。 劣化や異臭のしないグッドコンディションです。 ちなみに、ここに荷物を入れている時は絶対に座ってはいけません。 スマホ入れたのを忘れて硬い椅子に座ろうもんならバキバキです。 ゆめゆめ御注意くださいね。 Made in ENGLAND riri_zip サイズ表記S 身幅:59 着丈:62 裄丈:86
32,500円
80's J.C.DE CASTELBAJAC Kitsch-Graphic Separated-Hood Coat
Jean Charles de Castelbajac の80's個体。 この時期のコートは素晴らしいものばかりです。 和服のような平面的な型紙。 肩山に傾斜を付けない垂直な袖付け。 そうした平面性とは対照的な、立体感に満ちたボリューミーなテキスタイルデザイン。 裏地として使ったボアファブリックが表に迫り出すように設計された各所のトリミング。 そしてそれに縁取られるのは、このクリエイターの最もアイコニックなデザインコードである、ユーモラスな手書き風グラフィック。 コクトーとヘリングを融合させたようなミニマルでキッチュなタッチは、洋服に乗っかっている限り、どこでどう見かけたとしてもブランドロゴの代わりを果たす。 故に、ロゴが無くとも常に全身をアピールが埋め尽くしているようなもの。 これを上手く着こなす難しさを思うと、これまでの洋服なんて如何に簡単で、如何に沢山の正解が用意されたものであったか知れない。 圧倒的な可愛さに比例して、なかなかコーディネートの難しい服です。 こういうのがお好きな数寄者諸賢は勿論、今一度正解に迷う青い感覚を思い出したいアダルトへも強くお薦めいたします。 バジャックの得意としたフード周りの遊び、最高。 セーラーカラーにして大きく靡かせても良し。 分厚いテープをリングベルトに通して、大きなフードにしても良し。 自由にお楽しみください。 フロントは一切留め具無しのフリーオープンです。 Made in FRANCE サイズ表記1 肩幅:65 身幅:64 着丈:86 袖丈:50 裄丈:83
55,000円
CALVIN KLEIN (OLD) Pattern Sewing Design Bulky Jumper
前見頃の上へ、その前見頃より一回り小さい型紙を置いて縫い留める……というビジュアルメイク。 型紙段階におけるサイズ調整/展開は専門用語で「グレーディング」と言いますが、この製造過程をインスピレーションソースとしたデザイナーは、J.P.GaultierやM.Margielaが有名ですね。 こちらも、そうしたアトリエテイストを纏わせる方面でのディレクション。 カルバンクラインではなかなか見られないデザインではないでしょうか。 前述したモードブランドよりも、基本的にはベーシックに軸足を置いているレーベルですから、このニットもある点において非常に優れています。 それは 言わずもがな 「合わせやすさ」であります。 バチバチ過ぎない、程良い力の抜き方。 サンプルのようにド主役の服とも喧嘩しませんし、シンプルなスカートと合わせて一枚で着るだけでも、そのユニークな造形は静かにウィットを振りまいてくれる。 グレーの前身が、しろもを想起させるように太い糸で(実際は白ニットに使われている共糸ですね)縫い止められているのも、また大変情緒があります。 keisuke kandaみたい。 「しろも」というのはテーラーの現場で実際使われる太めの白い仕付け糸です。 ほんわか柔和な印象を与えると同時に、その実テーラリングの現場でのオーセンティックな一幕も混ざってる。 サイズバランスの観点からも、非常に需要の高いところでしょう。 レギュラー扱いされがちな、カルバンクラインのマスレンジですが、私はあくまでデザイナーズとしてこの店に置きます。 Made in CHINA サイズ表記 肩幅: 身幅: 着丈: 袖丈:
12,500円
c00's MOSCHINO C&C Asymmetry Frill Draping Tweed SK
奥行きのあるパープルツイードで仕立てられた、フリルヘムの可愛いスカート。 ツイードの大人っぽい品格を下敷きに、絶妙なバランスで混ぜ込まれるガーリーテイスト。 そのフリルは裾を一周するだけでなく、左側のウエストダーツを起点としたスリットシームに吸い込まれ、局地的にドレスの如き螺旋ドレープを描きます。 裾アウトラインのカーブを追い越して円心状に製図されたカーブフリルパーツは、円形故にバイアスカットを覗かせながら、軽やかに跳ねる。 ツイードアイテムの重苦しさ、コンサバティシティを軽妙に中和するバランス感覚。 プリプリ過ぎても 艶めかし過ぎても 等しくフィットしない。 その中間に位置するこのスカートは、つまりはその両方面のトップスと、付かず離れず、絶妙な噛み合い方を見せてくれるというわけ。 カジュアル過ぎたら締めてくれるし、堅苦しければ和らげてくれる。 ボトムスとして非常にクオリティの高い仕事をしてくれますよ。 Made in ITALY (AEFFE) サイズ表記42 ウエスト:65 ヒップ:90 レングス:56
12,500円
1989's PLANTATION in I.MIYAKE Over_Lapel Cut W_Breast Gabardine JKT
イッセイミヤケ社に属していた時代の古いプランテーション。 とても深いダブルブレストの打ち合わせ。 ライダースジャケットみたいな型紙です。 アレの生地を滑らかなコットンウールのギャバジンに変えて、ジップを外して、1ヶ所のボタンで留めるだけにして、シルエットをリラクシングに拡張したらこんな風。 とことん平面的に製図した布が、立体的な人体に乗った時に生まれる豊かで複雑なドレープを旨としている点では和服的な要素があります。 しかし和風には無い首元までへの深いダブルブレストとテーラードジャケットの“ラペルシステム”を織り交ぜた、折衷のデザイン。 ギャバジンの揺れを贅沢に楽しむ服ですが、その文脈で代表的なヨウジのそれとはまた少し違いますね。 こっちの方が日本味が濃い。 焙じ茶みたい。 ちなみに、この上に何か重ねられるような設計ではないのでこれがアウターになるのでしょう。 寒い日はゆるいセーターとかを中に仕込みたいですね。 その時も、ウールとかカシミヤじゃなくってタッサーシルクとかコットンみたいな、ちょっと野暮ったい素材が合いそうです。 結局防寒の観点では不安が残りますけれど。 落ち葉吹き行く秋冬の晴れた公園で、ベンチ座って本読みながら着てください。 Made in JAPAN サイズ表記M 肩幅:49 身幅:60 着丈:70 袖丈:52 裄丈:76
35,000円
NEPAL MADE Mini_Toggles Design Primitive Anorak PK
ネパール製の滅茶苦茶大きいアノラックパーカー。 アンチハイファッションの図式の中、かなり隅っこのレンジです。 メキパじゃ出ない滋味。 そんなに古くはないと思います、多分2000年前後くらい? 他の国のみんながナイロンやポリエステルのソフトシェルでローテクなアノラックを作っていた中、ハイ/ローの前、テクノですらないプリミティブテイストのアノラック。 これはこのエリアからしか出て来ません。 90年代、UKのストリートウェアレーベルKOMODOのデザイナーであるJoe KOMODOがフックアップしたネパールのオリジナル情緒。 その元ネタ群。 こうして現代の自由でプレイフルなミックスの俎板に乗せた時に素晴らしく面白い。 染色堅牢度の低さからか、生地の段階で寄った皺に沿ってナチュラルに、しかし苛烈に入った細かいフェード。 各所コードからそのストッパーまで共布で作る愚直な姿勢。 既存のファッションが定義付けたエスニックやエキゾチックとはまた違う、アーシーでどこか御線香っぽい香り。(比喩) この緩〜いボディバランスを鑑みると、いきなり西洋のテーラードジャケット等とはアームホールとか身幅とか、色んな都合で物理的に合わない。 って時に忽ち輝きを増すのが、イッセイミヤケを筆頭とする「プリミティブテイストをクリエイションに持ち込んだ」作り手の服。 プランテーションとか凄く相性が良いです。 「完全にメンズの服ですが、レディースがダボっと着るのもまた素敵です。」 ↑ ここ数年で1番擦られたセンテンスですが、このテイストであればまだちゃんと“意外性”が生きてるでしょう。 こういうのをジルサンダーとかシャネルに合わせるのがファッションだと思います。 Made in NEPAL サイズ表記XL 肩幅:57 身幅:63 着丈:73 袖丈:66
12,500円
e2000's JIL SANDER Leather_Waist Design Inverted_Pleats SK
ジルサンダーのウールスカート。 程良く裾広がりの、ミモレ丈トラぺラーズ。 前後の中心に深いインバーテッドプリーツを畳んだ設計。 普通に着用して直立している分には、中心のプリーツシェードのおかげでガウチョパンツみたいに見えます。 歩くと途端にフレアスカートに一転。 重くてしなやかなテキスタイルが優雅に揺れます。 秋冬のキンと澄んだ空気に映える美しいウールフラノ、その美しさを主役にした静かなビジュアルデザイン。 この生地的に明確にAW。 つまりウエスト部分にポイントを作っても中々見えません。 しかしそこに美しいレザートリムを仕込む美意識。 天邪鬼だなと思うし 見えない位置にまでも一切妥協を入れないアティテュードが垣間見えて痺れます。 本人が去ってからの時期、大体200年代前半の個体ですがJIL SANDERってこうだよな、ってイメージを強く示す1着。 そう伝えるためにあえてこういう目立たない凝り方をやってんのかな。 クワイエット・ラグジュアリーの地点からもう一歩逆方向へ進めた、贅沢をわざと隠すようなディレクション。 Made in ITALY サイズ表記34 ウエスト:68 ヒップ:102 レングス:69 組成タグにありませんが、ウエスト部分はリアルレザーです。
16,000円
c90's TEDDY SMITH (FR) Low_Tech Street Jacket (ORG)
先日オーバーオールのご紹介でその名を公開したフランスのカジュアルレーベル。 80年代のアメカジ礼賛、その渦中にあったマイナーレーベルの一つです。 インターネットの勃興。 全員が新世紀のテクノロジーを意識せざるをえなかった時代の、洗練されていないローテク・テイスト。 ミリタリー系のスモックをベースに、解像度の低い、ふわっとした近未来感をミックスしたPOPビジュアル。 このバランスは未来には作れない。 時間は不可逆でしょう。 記憶ってのもそう。 知ってしまったら知らない自分へは戻れない。 だから、90年代の人が見た未来にいる我々には、もうこのロービットは本当の意味で再現出来ない。 ロストテクノロジーとはまた別軸の、辿り着けない過去。 この野暮ったいテックエッセンスは 現代から見てこそ やっとヴィンテージ。 今回デッドストックで2着ドロップします。 こっちはオレンジにブラック&ビビッドイエローのアクセント。 完全同型と思いきや、 ネイビー個体はちょっと袖が長くて こっちのオレンジ個体はちょっと袖が短い。 お好きな方を。 Made in - サイズ表記M 肩幅:52 身幅:65 着丈:77 袖丈:51 裄丈:78
18,000円
c80's EURO VTG Fictional_American Taste Classic SW
80sユーロのフィクションアメカジ。 へにゃっとした生地。 タグ殆ど消えてるけど、コットンとアクリルのミックス。 このレンジで多用される柔い生地。 グラフィックはポップな色で組むけど、全部ミルキー。 イエロー部分だけ発泡プリントでちょっと膨らみが厚い。 書いてるテキストも、全部絶妙に「ふわっと」してる。 これ。 これには 「聴いてないバンドのTシャツ着れるか問題」 に繋がる糸口がある気がする。 アメリカのスウェットは その多くが何かに際して、何かに基いて作られるでしょう。 大学とかチームみたいな 何らかの「所属」とか イベントとか動物みたいに 「実際にあるモノ/コト」とか。 言っちゃえばオーセンティック。本物。 だから、「そうじゃない」人が着ると 「「そうじゃない」人」にはなる。 例えば聴いたことないニルヴァーナのTシャツを着るとそうなる。 ユーロカジュアルがアメカジに憧れて作るスウェットは違う。 「そう」か「そうじゃない」かの姿無き審判がいない。 最初から架空だから。 これが私がこのレンジに感じてる魅力の一つ。 (他にも色々あるけれど) ある意味で自由。 Made in - サイズ表記- 肩幅:57 身幅:57 着丈:62 袖丈:56 裄丈:85
12,500円
80-90's KANSAI-O2 Section Layering Design Bondage Cargo
ビジュアルを見てデザイナーズレーベルの仕事であることは誰にでも分かるのですけれど、これがKANSAIだと誰が分かるのか。 80's風のワイド&テーパーのボディバランスをベースに、奇抜なレイヤードデザイン。 フロントシームからウエストを起点に発生させた大きなフラップセクションは、サイドポケットを巻き込みながらサイドパートでパタパタ靡きます。 そしてそのサイドパートをボンテージベルトで程良い距離感に固定する構造。 レッグラインのシルエットメイクのためパンツにフロントシームを入れる事を躊躇わない80's風の構造設計があってこその、極めて面白いセクション分離。 仄かにパープルを混ぜたアンニュイなグレーが唯一無二の空気を決定付けてます。 ナイロンとポリを混ぜたソフトシェルと 軽いフリースみたいな温かい裏地。 Kikoの革新的なパンツ作りに感じる魅力は唯一無二ですが、それに近しい魅力を感じます。 Made in JAPAN サイズ表記28 ウエスト:73 ワタリ:35 股上:36 股下:79 裾幅:17.5
25,000円
c90's TEDDY SMITH (FR) Low_Tech Street Jacket (NVY)
先日オーバーオールのご紹介でその名を公開したフランスのカジュアルレーベル。 80年代のアメカジ礼賛、その渦中にあったマイナーレーベルの一つです。 インターネットの勃興。 全員が新世紀のテクノロジーを意識せざるをえなかった時代の、洗練されていないローテク・テイスト。 ミリタリー系のスモックをベースに、解像度の低い、ふわっとした近未来感をミックスしたPOPビジュアル。 このバランスは未来には作れない。 時間は不可逆でしょう。 記憶ってのもそう。 知ってしまったら知らない自分へは戻れない。 だから、90年代の人が見た未来にいる我々には、もうこのロービットは本当の意味で再現出来ない。 ロストテクノロジーとはまた別軸の、辿り着けない過去。 この野暮ったいテックエッセンスは 現代から見てこそ やっとヴィンテージ。 今回デッドストックで2着ドロップします。 こっちはネイビーにビビッドイエローのアクセント。 完全同型と思いきや、 オレンジ個体はちょっと袖が短くて、 こっちのネイビー個体はちょっと袖が長い。 お好きな方を。 Made in - サイズ表記M 肩幅:52 身幅:66 着丈:78 袖丈:61 裄丈:88
21,000円
'08A/W PHENOMENON Rainbow_Cords Layering Design Parka
フェノメノンの名作、レインボーコードパーカー。 ドクロの付いていない貴重なオリジナルピース。 夥しい量のドローコード。 やっぱり凄まじいインパクトがあります。 数えてみたんですが、25本ありました。 そしてそれらが全部、ちゃ〜んと違う色。 存在するカラバリ全部使ってるんじゃないかってボリューム。 これを全部フードに通す訳だから、それ用のホールも結構大きく作られてます。 そしてフードの内側で暴れ回らないように、前端には最低限のバランスでちゃんと閂ステッチ。 グッドディテール。 これが無いと大変でしょうね……。 ボディ自体は割とオーセンティック。 ライトグレーで裏毛のスウェット生地。 つまりはド定番の灰色ジップパーカーなんですけれど、だからこそフードでの遊びが際立つ。 そして、所謂「ボディ使い」をされるような定番ボディメーカーのパーカーとは生地が結構違います。 ああいった個体群よりも格段にふわふわとした厚みがあって、結構お金かかってそうな生地感。 見た目にはあまり分からないかもしれませんが、着用時に気持ち良いです。 (パーカーに関しては、ラフでチープな方が好まれるケースもありましょうけれど) そしてフードには25本ものコードが通ってる訳ですから、その重量も結構なもの。 これは写真じゃなかなか伝わらない部分。 肩が凝るとまでは言いませんけれど、コードが通ってるフードはその重量で必然的に引っ張られ、常に多少のギャザーが寄っている状態に。 そしてこうなると、前述した柔らかい生地感こそが、繊細な優しいドレープを生んでくれる。 そう見ると、この生地じゃなきゃダメな訳ですね。 ビジュアルインパクトを下支えする丁寧なデザイン。 クラブで踊る夜から友達の家で眠る朝まで。 Made in JAPAN サイズ表記L 肩幅:53 身幅:54 着丈:69 袖丈:72
52,500円
LOWRIDER (Early) DPM_Dezert_Pattern Lightweight Solid Cargo PT
まだ溜め込んでます、UKオリジナルのローライダー。 極めて貴重なアーリーピース。 バチっとセンタークリースの入った、ソリッドなアーミーパンツです。 イギリス軍定番のDPM迷彩のデザートパターン。 刷毛でシャシャッと描いたようなやつ。 (DPM=Disruptive Pattern Material) Disruptiveには 「破壊的な」「混乱を生じさせる」「問題を引き起こす」みたいな意味があります。 80年代に誕生したと言われるこのデザートカラーは、今では中東のミリタリーでよく使われています。 さてディテール。 フロントがボタンフライで、比翼の巾が異様に広くて、ボタンがゴツい。 通常のカーゴパンツとかよりも分厚い、珍しいボタンが使われてます。 これはローライダーのアイコンディテール。 両ヒップと両膝にポケットがあって、それらはボタンを留めるフラップとそれをカバーするフラップが分離してる。 ボタンはやっぱり全部ゴツい。 配置や型紙は割とオーソドックスなんだけど、仕様がいちいち丁寧な感じ。 このレーベルのアーリーレンジの中にも、生地だけ変えたような似た形が結構あります。 こっちは春夏っぽい、軽やかなコットン。 いや、コットンではないのか。 品質タグ曰く 「MIXED FIBERS」です。 そんなのあり? まあまあ、多分コットンポリ辺りじゃないかな。真冬は地域によっちゃ寒いです。 でもデザートパターンってことは暑い地域での使用を想定したものだから、この生地こそが正解、という順序。 これは特に欠損や傷汚れの無い美品です。 Made in ENGLAND サイズ表記30 ウエスト:76 ワタリ:29 股上:29 股下:83 裾幅:18.5
22,000円
CALVIN KLEIN One_Side_Zip Design Minimal Knit Cape
ボーダー状に畝の入った編み地を斜め使いして仕立てられたショートケープ。 イメージ的にもフィジカル的にもあんまり便利な服ではありませんから、1着で寒さもお洒落も乗り切ろうって服ではありませんね。 然し乍ら、いやだからこそと言うべきか、こういう服が作ってくれる独創的なワクワクは代えが効かない。 手を出す所の無い極めてフォーマルな形式かと思いきや、左サイドはハイネックの上端から裾に掛けてオールジップ。 ダブルジップ仕様のオープンジップってのが嬉しい。 こうすることで、左腕の可動域を確保出来るだけでなく、ハイネック部分のスタンド/フォールドで遊べる訳ですからね。 しかもアシンメトリー。 また、ニットウェアではノイズとなるジップの周りを丁寧にこれまたニットでカバーし切っているのも美しい。 アイデアが面白いだけに、こうした細かい所まで手を抜かない仕事が有難いです。 実際はサンプルみたいに左腕の可動域を開いての着用が多くなると思います。 同じような色味のセーターなんかに、アクセサリ感覚でレイヤードしてお楽しみにください。 いや、あんまり使い道を限定するようなこと書くのも良くないか。 Made in CHINA サイズ表記 M 着丈:57 (肩幅:35~38) →ジップ開ければフリー
16,000円
JEAN PAUL GAULTIER Inside_Out Cutting Edge Drivers KN
インサイドアウト、とは銘打ちましたけれど 実際の本質というか本懐は実はそこに無くって。 そのインサイドアウトのさせ方、魅せ方が比類無く特殊なんです。 ベースはアッシュホワイトのドライバーズニット。 そこに 「「構造線の分解」を可視化」させるべくインサイドアウトが道具として使われている、という格好。 サイズを縮小するために各所で縫い縮めたのを、全部解放するような見え方。 例えばアームホール。 これは身頃と袖のパーツが繋がっていた所を一段階外したような構造になっているのが伝わりますか。 「内側に縫い代を広く確保したまま縫合していたシーム」が存在していて、それを解いたビジュアル。 「山折り谷折り」の概念を前提に置くと意味が分かりやすいと思います。 クレバーなのはね 美しいシルエットメイクに繋がる部分は、解かずに縫い留めたままにしているところ。 例えばアームホールの釜底。 例えば裾の両サイド。 洋服をマリオネットの如く自由に遊び倒すアイデアの中に、根本的な西洋服飾の美意識が骨組みとして存在している。 見れば見るほど どんだけ深く考えられているんだと驚かされ続ける。 この師にしてあの弟子あり、か。 Made in JAPAN サイズ表記48 肩幅:42 身幅:49 着丈:59 袖丈:67 袖口に軽い汚れあり
36,000円
SHIN HOSOKAWA Uniquely Cutting Edge Design White Biker PT
このデザイナーの作風を知っていると、結構意外に思えるデザイン。 デザインが意外ってよりは アイテム選びが意外。 こんなの作るの?!という。 ちゃんと分厚いレザーで仕立てられたモトクロスパンツです。 色んな固定観念が刷新され続けている今でさえ、このテイストのパンツはブラック/ブラウンが定番。 例外としてビビッドカラーが暴れ回るレーサービジュアルもありますけれど、こんなアンニュイなアッシュホワイトなんて中々出てこない。 市場に出ないのもそうだけど、発想として出ない。 しかしこのデザイナーが作ったとだけあって 本当にユニークです。 膝の立体感を出す時ってのは、サイドシームにタックやダーツを入れるのが定石でしょう。 バイカーパンツのみならず、カーゴパンツなどでも頻出します。 今や見慣れたディテールですよね。 しかしこの人は、膝蓋骨の丸みを拾って膝を切り替え、カーブを含めたセンターシームを使って直接膝の立体感を拾う。 装甲みたいなビジュアル。 ロボットとか、凝ったフィギュアの関節部分に感じる情緒。 そしてそのセンターシームを流用して、裾スリットを前に作る。 バイカーパンツってのは着脱を容易にしたり、暴風防塵のため袖口をシャットアウトすべく裾ジップが付いてるものです。 しかしそれとは別に、スリットを入れてボリューミーなブーツとのラインの繋がりを滑らかにするデザインもあります。 たまに、パンツの裾に後から雑な縦切り込みを入れてる古着がありましょう。 あれがそうです。 私がお世話になってるクリーニング屋のお爺さま、昔はパンクスをやってて、当時はそうやって履いてたんですって。 すごく柔和で優しい方でして。 それ聞いた時 滅茶苦茶面白かったんですよね……。 変わり過ぎでしょと。 あとこの服、ポケットのカットラインも凄いですよ。 全く実用と関係無い遊びのカット。 膝に作った珍しい丸みと韻を踏んだとも言えそうな、とことん奇抜なビジュアル。 Demnaの創作において、バイカー/モトクロス由来のアイテムってはハイファッションの世界で少しずつ定着してきました。 今ならこんなクレイジーピースも更に気分に合うんじゃないでしょうか。 Made in JAPAN サイズ表記S ウエスト:70 ワタリ:30 股上:28 股下:78 裾幅:20 裾周りに多少の小傷/薄汚れあり
45,000円
80-e90's CIAO (IT) Hard-Coated Textiles Active Hooded JKT
イタリアのレトロカジュアルを見渡す時に無視出来ない大手レーベル、CIAO。 まさにこの時代を映すような弾けるポップな色彩が印象強いですが、こんな柔らかいミルクティーベージュが。 生地が良いです。 色味の美しさもそうですが、質感が面白い。 ○○ベースのミディアムシェルに、かなりハードな裏面コーティング。 バサバサ叩くとボリボリ音がする、Ten-Cみたいなデザイン・テキスタイル。 Ten-Cみたいな、なんて一体何割のお客様に伝わるのか。 生地としての柔らかさをそこまで損なうでもなく、その厚みをこそ補強してくれるような加工。 タッチこそ硬質になりますが、着用感は快適なまんま。 実はこれは、この時代のイタリアンカジュアルで多く見られるマリーナウェアで頻出するコード。 弊店でも昨年辺りから沢山ご紹介しているレンジですね。 CIAOも色々手広くやってましたから、このストリームにもちゃんと乗っかってる。 いやしかし、これが劣化無く生き残ってくれてる奇跡。 何も嫌な匂いがしない。 そして多少雨降って来てもこれくらいちゃんとしてれば結構頼もしい。 サイズ大きめ。 サンプルではモッズコート感覚でセットアップの上から重ねてますが、同時代のゆるいカラースウェット類とも相性良いですよ。 色味のテンションをキープしたまま、程良く大人っぽく引き上げてくれる。 左右の大振りなフラップポケットに加えて、左側にもう一個ジップポケットがレイヤードされてます。 鍵はここに入れちゃいましょう。 肩はスプリットラグラン設計です。 Made in ITALY サイズ表記50 肩幅:58 身幅:68 着丈:70 袖丈:60 左右袖にベージュ色の汚れあり
18,000円
'05S/S VIKTOR&ROLF Asymmetry-Twist Tailored Womens Suit
テーラードジャケットのラペルを左右で大きくアシンメトリーに改造して、パンツも左右を大きくクロスオーバーさせて設計。 「面白い事してるな」 と 「美しい仕立てだな」 が 同時にやってくる。 どっちを先に感じたか忘れてしまいました。 MM6が流行らせた(よな?)結果、テキスタイルと縫製とパターンとデザインが稚拙なままアイデアだけはマルジェラ、みたいな服が大量生産されましたが、そのテイストをトップクリエイターが作るとこんな風、というサンプル。 昨今の地獄絵図よりずっと前、2005S/Sのモデルです。 誰もが一度は思い描くアシンメトリーですが、こうも美しく仕立てるのは普通無理。 特にテーラードジャケットの完成度なんて何処にも文句が付けられない。 なんて美しいラペルロール。 襟折れ線もずっと滑らかなまま首を包んでいる。 こんなにふざけてるのに、「テーラードジャケット」が「テーラードジャケット」のままなんですよ、凄まじい仕事です。 本人期のマックイーンみたい。 パンツも、ただのクロスオーバーよりずっと複雑なことしてます。 敢えてステッチを入れて強調したセンタークリースを利用してフロントの開閉システムごと左に捻じ曲げてるので、型紙の根本的な部分から全く新しいシステムを作らなきゃいけない。 製図をする側からすると、ド派手で誰も見たことないオートクチュールよりもこういう服の方が大変だと思います。 前衛的であるのにジャッジの目は極めて厳しいままなのだから。 レディースへ向けたパンツスーツの中でも飛び切り素晴らしいクオリティ。 弊店でご紹介する意義のあるスペシャルピースです。 このパンツはややローライズの設計なのですが、フロントの斜めに傾いたフロントジップの下端にダメージとリペアが見られます。 目立たぬよう、大変丁寧な仕事で綺麗にリペアされていますが、この点完品ではありませんこと御承知おきください。 Made in ITALY サイズ表記38/40 肩幅:36 身幅:42 着丈:64 袖丈:62 ウエスト:77 ワタリ:31 股上:24 股下:72 裾幅:21 今回は似た色のカッコ良いスモックジャケットがあったのでモッズ感覚で重ねてみました。 一枚(ワンセット?)でバチっと着ても最高にカッコ良いですが、寒い時は何か別テイストのカジュアルなアウターを重ねてもまた新しい楽しさがありますよ。
45,000円
80-90's BOHEMIAN White×Orange Border Soft Knit Tee
以前ご紹介したイタリアのエグゼクティブ向けレーベル。 あまり広く世に広告する必要も無いから、世間一般の知名度なんて殆どありません。 以前はレザーブルゾンをご紹介したが、カットソー一枚をとっても、例外なく贅沢な洋服です。 極細のシルクリネンを使った華奢な編み地に、柔らかな色彩のボーダー柄。 シルクのように滑らかで、引き裂こうと思えば簡単に引き裂けてしまいそう。 色味の柔らかさに負けない、テキスタイルの素晴らしいクオリティ。 金持ちの服だ……。 素肌に着たって心地良いのですけれど、実際はクリーニングの問題もありますから、汚れやすいインナーってよりも一枚挟んでのライトニット感覚での使用がベストなのかな。 あるでしょう。 インナーとしてチラ見えさせるだけのセクションにも奥行きを持たせたい時が。 華奢な編み地から仄かに透けるTシャツの色味も、首元のヘンリーネックも、非常に良い仕事をしてくれます。 春先なんて白Tにこれ重ねてれば奥ゆかしいソフトカジュアルの完成です。 ボトムスも殆ど選ばない。 スラックスとか理想ですけど、カーゴ系意外なら何でも良いでしょう。 Made in ITALY サイズ表記52 肩幅:48 身幅:48 着丈:72 袖丈:23
8,000円
'04A/W CHLOE by P.PHILO Leather_Fringed Heavy Knit Cape
フィービーフィロが手掛けたChloeでの作品。 大判の平面ニットケープです。 最高品質のエクストラファインメリノをベースに、ベビーキャメルを4割入れたバルキーニット。 キャメル。 駱駝さんですね。 駱駝に毛?とはなりましょう。分かります。 暑い砂漠にいるあのラクダじゃないです。 ラクダには2種類います。 ヒトコブとフタコブ。 前者はアフリカとか西アジアの暑い乾燥帯にいますが、後者は中国北部からモンゴルあたりの寒い地域に生息しています。 キャメルヘアに使われるのはこっち。 滅茶苦茶希少です。 生後半年以内のベビーキャメルの毛は更に希少です。 実際の獣毛段階での材料を触った事がありませんが、兎に角ふわっっっふわらしいです。 以上、駱駝の話。 そんな柔らかな獣毛をたっぷり、本当にたっぷり使った大判のニットアイテムです。 端にはリアルレザーのフリンジフレーミング入り。 これらは、その自重でタプタプと跳ねるように靡きます。 他のどんなアイテムでも体感出来ない新世界。 シルクで出来たドレスも、カシミヤで出来たコートも、こうはならない。 こんな重い素材で一枚ケープをやるからこその、極めてユニークな着用感。 ドレーピーな洋服を振り回すようにフリフリしたくなる時がありますけれど、これなんてその極地。 この洋服は前提としてユニークであるけれど、同時にそれ以上に飛び切りラグジュアリー。 ボヘミアンエッセンスを最高の生産水準で刷新するこのデザインは、正にChloeの本懐。 言わずもがな ではありますが、このレーベルは世界最高峰のトップメゾンです。 Made in ITALY サイズ表記 UNI 一枚平置きで 横126×縦146 (→着丈で約73) +中心にスリット
55,000円
DIRK BIKKEMBERGS Metal_Tapes Design Tight_Fit Knit
こんなビジュアルですがメンズ服。 このレーベルには 「女性向けのメンズ服」 なんて珍しいコンセプトのラインも存在しますが、それとはまた違う、通常のメンズライン。 タイトに設計してフロントにテンションを掛け、そこで生まれる肌見せを意図的にデザインした服。 これはモードの世界で偶に見られる美的感覚。 メンズレディース問わず、偶に見かけますね。 基本的にはそれらはボタンで前を留めてるんですが、このモデルはメタルトップ付きのベルクロテープ。 金属を洋服に持ち込む類のデザインに関してはこの人の右に出る者はいません。 いや、Montanaは例外としてね。 伸縮前提のリブニットというチョイス、そして前を隠す気が無い疎なベルクロ配置、これは完全にフェティッシュな肌見せを意図したデザイン。 今やっと気分です。 着回しのしやすさとか 防寒とか 二の次。 ワクワクドキドキの儘に攻めるファッション。 現代のドレスアップってのは フォーマルに粧し込むことじゃなく、こういう服を着ることだと思います。 Made in ITALY サイズ表記S 肩幅:33 身幅:36 着丈:49 袖丈:63 メンズ企画ですがあんまりガッチリ体型だとストレッチが追い付かない可能性もありますから、こちらからは一応細身の方へ推奨とします。
36,000円
c80's DOMON Glossy Nappa Leather 2Tuck Wide Slacks
80年代のDomon。 パシっと端正な仕立てのレザーパンツ。 厚過ぎず薄過ぎず丁度良い具合のレザーを、力強く折り畳んで、それこそ布を扱うのと同じように綺麗に縫製。 こういう部分(作り手)のクオリティってサイズの小さいパーツに宿ります。 例えばベルトループとか、パンツのボタンタブとか。 こうした小さなパーツで凝ってて、しかもその縫製が紙に定規で書いた線のまんま。 寸分狂わずキチっと整列してる。 素晴らしいクオリティ。 革質もそうだけれど、こうした根本的な製造クオリティが現代の同価格帯とは全く違う。 ここには雲と泥以上の差がある。 全体的なビジュアルとしては、艶のある美しいレザーと、艶の映えるタックウエストの掛け合わせ。 80年代のワイドスラックスを全部レザーで作り替えたような感じ。 これは普通のプレーンフロントよりも、レザー表面の艶が暴れ回るビジュアルメイクです。 タックによって凹凸が強く生まれますからね。 写真では艶で白く光っていますが、実際は全面真っ黒のレザー。 レザーパンツに求める強さとか美しさとか、そういったものがこれでもかと詰め込まれています。 こんなの何にでも合わせたい。 この時代は、J.P.Gaultier氏も来日の度にDomonのショップをチェックしていたそう。 (勢いのあるトコロは全部貪欲にチェックされる同氏ですから、勿論CdGもYohjiもチェックされるのですが。) そんな時代の遺産ですが、コンディションはとても綺麗。 サイズもかなり需要の高いところじゃありませんか。 Made in - サイズ表記L ウエスト:74 ワタリ:34 股上:32 股下:77 裾幅:18.5
35,000円
1980's M&FG (EU) Blouson Layered Design Wide-Body Denim JKT
イタリアCFM社製造、ユーロオリジナルのM&FGよりデニムジャケットの入荷。 こういうCFM製のユーロオリジナル、となると 例えばCLOSEDとかBALLとか、サイドパートのアイテムが多いイメージですが、こちらは自分たちの名前を冠したメインライン。 中々世に出てこない骨董品です。 ベースはジルボーの原典とも言える、野暮ったい着古し加工のデニムジャケット。 クラシックなGジャンを土台に据えての、ワイド&ショートのバランス。 そこに中綿キルティングのボマージャケットを挟んだフェイクレイヤードデザイン。 しかし重なってるのは襟周りから前端にかけてのラインのみ。 そこから先は、レイヤードではなくデニムジャケットの裏地というポジショニングで同生地が使われています。 だから袖の裏面とかはレイヤードされてる訳じゃないけどボマージャケットの生地がまだ残ってるって感じ。 このデザイン、ただのフェイクレイヤードじゃない。 レイヤードしたジャケットが、グラデーションでインナーに変化していく過程を可視化してる。 対象物が洋服だったからグロくないけど、ジャンルが違えば相当のマッドサイエンティスト。 死への羽ばたきとか思い付いてたと思う。 普通に合わせるとアメリカンワークとフレンチワークの中間地点みたいなニュアンスになりますが、そこに現代的なボマージャケットが絶対に顔を覗かせる。 この近未来エッセンス、自由なコーディネーションの感覚。 この人達はあくまでファッションとしての未来を描いていたのだと伝わるポイント。 Made in ITALY サイズ表記46 肩幅:56 身幅:59 着丈:53 袖丈:55 裄丈:85 CFM設立者/BALL設立者のA.Ciavattaが発明した【ストーンウォッシュ】加工。 その加工そのものにタグが存在していたとは。
45,000円
1970-e80's BALL (EU) All-Cupra Made Smoothly SH
大変稀少であるものの、頑張って集めてるオリジナルのBALL。 Aldo Ciavattaが創設して、M&FGがデザイナーを務めていた時代の物。 これが本当、なかなか無い。 今回2着纏めてご紹介するシャツは、弊店で多く紹介している80'sレンジよりももう一段階古いと思います。 80年代の前半か、70年代個体。 で、古いからと言ってそのクリエイティビティが必ずしも濃密になる訳ではなく、こんな一見シンプルな洋服もあります。 ルーズボディのボックスフィット。 ちょこんと小さなボタンダウン・カラーとのギャップで更にボディはワイドに見える。 低めの位置に設定されたフロントポケットが面白い。 両玉縁ポケットとパッチポケットのアシンメトリー。 左胸のパチポケはさて置き、右胸の両玉縁は普通のシャツではあんまり見かけませんね。 スラックスのヒップポケットとか、ジャケットの内ポケットとかでよく使われる仕様です。 そしてこのシャツは全面が「キュプラ」で仕立てられています。 皆様ご存知のことでしょう、殆ど裏地でしか使われることの無い素材。 ・本来裏地で使うであろう生地。 ・ジャケット裏面を想起させるポケット仕様選定。 これらは洋服のレイヤードにおける根本的な部分、「レイヤーの重ね順」みたいな部分を茶化すコード遊びに思えます。 実際のところ ただ目新しい素材を使って、まだ世に無い洋服を作っただけ……だとは思いますけれど、このデザイナー達なら全然有り得ますからね。 ちなみにこの時代のジルボーのアウターは裏地にも平気でコットンとか使ってきます。 滑りの悪い物も少なくない。 そこへのメタとしても、この上なく完璧に刺さるんじゃないでしょうか。 サンプルスタイルでもそんな使い方をしています。 Made in (ITALY?) サイズ表記S 肩幅:44 身幅:56 着丈:74 袖丈:61
25,000円
1970-e80's BALL (EU) Shiny Burgundy Liner SH
大変稀少であるものの、頑張って集めてるオリジナルのBALL。 Aldo Ciavattaが創設して、M&FGがデザイナーを務めていた時代の物。 これが本当、なかなか無い。 今回2着纏めてご紹介するシャツは、弊店で多く紹介している80'sレンジよりももう一段階古いと思います。 80年代の前半か、70年代個体。 で、古いからと言ってそのクリエイティビティが必ずしも濃密になる訳ではなく、こんな一見シンプルな洋服もあります。 こちらはワインレッドで、ポケットが普通のフラップポケット。 でも、こんな裏地用の生地使ってるのにわざわざポケットの身頃の裏へ仕舞い込む仕様のポケット構造。 この期に及んでちょっとフォーマル。 裏地ポジションだと言うのに、この服にも「裏側」の存在を示唆するのね。 あとは素材がちょっと違う。 もう片方はオールキュプラであったのに、こっちはどうやら別素材のよう。 テキトーに付いた品質タグは薄れて解読不能。 (アクリルとレーヨンは辛うじて読めました。) どっちにせよ、これも裏地用の生地で間違い無いでしょう。 ちなみにこのシャツ、裁断もかなりテキトーです。 地の目が狂い易いソフトな生地ではありますけれど、ポケットは左右で微妙に位置がズレてるし、裾のカットラインも不均一だし、そもそも身頃の左右も微妙に歪んでるような気がします。 これは多分わざとじゃないと思うんだけどな。 真偽は闇の中。 これもまた、滑りの悪い、ジルボーみたいなデザインアウターの中に仕込む“裏地シャツ”枠でご提案。 Made in (ITALY?) サイズ表記M 肩幅:45 身幅:54 着丈:72 袖丈:64
24,000円
1980's RAVE'S Back_Shirts Design Gabardine Jumpsuit
80年代、後世に残るDCブランドの群雄割拠。 今じゃ考えられないくらいのファッションエネルギーに満ちた時代が日本にはありました。 そんな中、全然現代に伝説されていないマイナーレーベルがひとつ。 RAVE'Sと言うのですが、この個体の他にサッパリ見かけない。 こちとら日本に住んでいるというのに。 これは後ろ見頃だけをシャツの形式で分離させたジャンプスーツです。 襟から裾まで全面、地厚なコットンギャバジン仕立て。 ディテールを上から見ていきます。 襟はスタンドカラーに変身可能な、タブ付きのカッティング。 ここは立てるのがカッコ良いか。 重心低めのヨーク切り替えには、この時代っぽい斜めカットのポケットフラップ。 ジャンプスーツだから縦へのラインを意識しがちだけれど、身幅も結構広め。 肘には四角形のエルボーパッチ。 一番運動量が必要な位置、つまり肘の先端部分で万が一テンション掛かっても受け止められるように、インバーテッドプリーツ入り。 いやニットウェアじゃないんだから、このプリーツが必要になるタイミングは来ないと思うけど。 でもカッコ良い。 一番面白いウエスト部分。 前からみると普通にツナギですね。 でも後ろから見るとシャツとワークパンツのセットアップ。 後身は本当にシャツみたいなラウンドヘム。 パンツ部分にインしてもちゃんとサマになる&変に出てこないような設計。 パフっとブラウジングさせる時にこれが凄く重要。 あとベルトループ多めでギャザーバランスが取りやすいのも地味に嬉しいポイント。 最後。 膝部分にも、エルボーパッチと同じ仕様のニーパッチがデザインされてます。 ダブルニーどころか、プリーツ畳んでる部分は四枚重なってる計算になりますね。 このディテールはやっぱり肘と膝で共通しているのがカッコ良いと思います。 機能美ベースのデコレーション。 全体的に使用感はそこそこ。 大きな傷や汚れはありません。 カッコ良い着古し、くらいのコンディション。 絶対無くなるであろう共布ベルトが奇跡的に残ってるのが一番嬉しいかも。 総括としては 80sのイッセイよりもう一発面白いパンチが炸裂した、奇跡みたいなスペシャルヴィンテージって感じ。 こんなのが埋もれるくらいには当時の日本モードシーンは凄かった、って話に落ち着けようかな。 日本よりも海外で受けが良さそう。 次は無いと思います。 Made in JAPAN サイズ表記L 総丈:155 肩幅:55 身幅:69 着丈:68 袖丈:50 裄丈79 - ウエスト:~104 ワタリ:38 股上:37 股下:73 裾幅:22 160代後半~180代前半くらいが適応進捗かな。
60,000円
c80's CANTARELLI Split_Raglan Cutting Tailored Coat
とあるショップがカンタレリに別注した、在りし日のダブルネームプロダクト。 ドン、と目の詰まった重たいウールカルゼを用い丁寧に仕立てられたシングルブレストのオーバーコート。 過度に肩を張らせること無くナチュラルに流すようなラインメイク。 前はセットイン、後ろはラグラン。 所謂スプリットラグランの設計。 袖口にはターンナップカフのさり気無い装飾感覚。 ラペルは若干大きめ、シルエットも貫禄に満ちた柔らかなAライン。 推定80年代くらいの個体ですが、そうした激動の時代の中で中立を貫いたオーセンティック。 その上で如何したって滲み出る時代の香り。 そういうバランス。 重厚である中、絶対的に柔らか。 現行の同レーベルとは明確にベクトルが違う、素晴らしいクオリティ。 モードのコートとは違う、スーツの上からも綺麗に重ねられるサイジング。 Made in ITALY サイズ表記50 肩幅:50 身幅:59 着丈:107 袖丈:59 生地にも縫製にも傷が無い完璧な美品。
40,000円
c80's EURO VTG Pale_Blue Pile Textiles Loose_Fit Sweat
テロテロのソフトパイル生地で仕立てられたワイドボディのスウェット。 白に近いアイスブルーとホワイトの切替デザイン。 フロントにはBLACK BEARS。 雪景色の中、熊たちが魚をとっていますね。 ゆる〜いグラフィックが素晴らしく可愛い。 そこ白熊じゃないんかい、とツッコミを入れる余地もある。 80年代のユーロスウェットを色々集めていますが、特別素晴らしい1着だと思います。 生地とか製法とかのクオリティがどうこう……って話じゃないのですけれど、この服でしか作れないファッションが本当に沢山あります。 希少性もあるんですが、それよりも代替不可性にこそ価値を見出しています。 この空気はサラ着じゃ出せない。 これの代わりになるレベルの古着もそうそう見つけられない。 ジュエリーが殊更映えます。 大人の着こなしに是非。 Made in - サイズ表記- 肩幅:53 身幅:57 着丈:62 袖丈:52 裄丈:80
16,000円