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POP UP 11/3-4-5.

○POP UP SHOP開催のお知らせ○

○と、雑記です。




今秋冬、何回かポップアップ開催予定があります。


その中で直近の、11/3-4-5の回について。




今回はエッセンスとして
40年前のヨーロッパで発生したカジュアルウェアをなるべく沢山仕入れました。


で、当時のスタイルを手本取るのではなく、当時より更に選択肢の増えた現代視座で自由にリミックス。


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“ヨーロッパに吹いたアメカジの風”

オーセンティックな製造水準を大前提に据えた作りの良いハイカジュアルにも

・それを真っ直ぐに追う者
・それをスノッブに躱わす者

2つのフィロソフィーがありました。

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ストリートでの創意
:
ランウェイでの寓話

色々二律背反を試します。
楽しみにしていてください。


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ソロ開催と事前告知を入れましたが

お馴染みの
GAMUSTORE 様
@_gamustore_

一緒に開催させていただきます。


今回も楽しい化学反応が起きますように。


日時:11/3-4-5
場所:裏参道ガーデン2F
→東京都渋谷区神宮前4-15-2


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と、ここまでIGからのコピペです。


さて、どこから書くべきか。



先ずは 文中にあった

・追う者
・躱わす者

という箇所から少し言及してみます。


ポップアップ前から少しずつフライング気味に
80年代ヨーロッパ 
取り分け「イタリア」の古着をご紹介しています。

そこでは第一に
Best Companyなんかに端を発する
「イタリアから見たアメリカ」像があります。

これが「追う者」のフィロソフィー。


基本この時代のイタカジって言うと“そう”なんじゃないの、と思う勿れ。

これをメインストリームとして、それを巧みに躱して飄々と未踏を駆けるスノビズムが隣国に存在します。



別にここで初めて出るような珍しい名前ではありません、殆どの方がご存知です。


“Marithe Francois Girbaud”
(以下M&FG)

このレーベルのクリエイションにおける特筆すべきユニークポイントである「オリジナルカッティング」を突き詰めるジルボー。
総合的なイメージディレクションや外交を請け負うブレインポジションのマリテ。

さあ、ここにもう一人、要人の名前を足します。

“Aldo Ciavatta”

こっちの文脈はこのイタリア人無しに語れない。


……こともない。
まぁ早い話 M&FGを世に知らしめたディストリビューター。
そしてCFMのボス。

古いジルボーをお持ちの方は内タグにある「CFM」の文字をご覧になったことがあるでしょう。

この気鋭のビジネスマンが敷いたレールが


【BALL】というレーベル。


このBALLでデザインを務めたM&FGは

後にCLOSEDをはじめ
なんだかんだ10個近いレーベルをここから派生させていきます。


その始祖となる このBALLこそが
ヨーロッパに吹いたアメカジの風を“躱わす者”となります。

(逆張り”じゃなくあくまで“躱わす”)


“アメリカ風のジーンズは作らない”

という信念のもと生み出される作品の数々は、兎に角ディテールにおけるアイデアの角度が凄まじい。

採算と生産の効率を重視するインダストリアルなジーンズとは真逆。

21世紀の単調なダーツ祭りではなく
前例の無い時代でのクリティカルな構造遊び。

それまでカジュアルの土俵に姿を見せなかった、
至極“モード的な”型紙構築の数々。
洋裁の教科書の一周先、応用に次ぐ応用。
現代で見ても、それを思いつける人間が何人いるのか訝しんでしまう。



更に、それら輝かしいディテールウェアをキャッチーに編集して世に放つマーチャンダイジングの精度も特筆点。

“アメリカの風”に絶妙な塩梅でハイファッションの技術をインポートした彼らのクリエイションは時代に的中し、輝かしいカッティングエッジとして今日まで伝説されています。


80年代に「BALL_SHOP」や「SUPERBALL」として東京に君臨、日本のファッションシーンを席巻したその流れもあり、インポートに次いでライセンスビジネスも調子良く展開されましたが、個人的には全く別のレーベルだと思います。


ので、ユーロオリジナルに絞って展開します。


モード史ではなくファッション史を見渡した時、必ずアーカイブされるべきゲームチェンジャーレーベル。

正直あんまりリーズナブルではありませんがきっと御琴線を揺らすことと存じます。




また、二律背反と言うからには

“アメカジの風を追う者”側のクリエイションも幾つかストック出来ていますので、それらも並行してリリース致します。


また、長々と書き残しましたこれらは
あくまで「エッセンス」。


本筋となる
「カルテらしい面白さ」を忘れずに、
貴重なデザイナーズアイテムや解釈の映えるアイテムをたっぷり仕込んでいます。


お楽しみに。



BALL & REDBUTTON(CFM)


BALL 1980s




mixed up “DRIES V.N.”
mixed up “BOSS/WARHOL”
mixed up “KRIZIA/M.DEANNA”
mixed up “積木”
PRADA 1999F/W
mixed up “NIKE ACG”
mixed up “BORRELLI”
Hazy pinks


Central question


見ての通り
まだまださっぱり撮れてないんですよ。

準備頑張ります。

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