7/30
7月が終わりそうです。
夏も折り返しでしょうか。
どこで見たか忘れましたが、四季の中で夏だけが「終わる」そうですね。
そうか?と訝しみつつ
それじゃ夏に名残惜しさでも抱いてるみたいじゃないかと癪でたまりませんから、私だけは夏が終わることを夏が明けると言い換えていこうか、なんて思うわけです。
ファッショントレンドのシステムでは
一年を春夏と秋冬に分けますね。
商材をある程度オンタイムで用意出来る古着商売の場合、あんまり乗っかる必要も無いなと感じつつ、それでも夏が明け秋が始まるタイミングってのは一大イベントのようにワクワクしてしまうものです。
立ち上がり という概念。
半ば漠然と想定していたビジョン
それをガイドラインに集めた秋冬商材。
床を抜かんばかりに積もったそれらを
ああでもない こうでもない とごちゃごちゃ組み合わせ続ける作業。
合うと思ってたのに合わない
ってケースがあれば
その逆で
こんなマッチングがあったのね
って発見も沢山。
骨組みの材料は
ETRAKらしいユニークなデザイナーズクロージング
去年に引き続き掘り進めているイタリアの80年代
アフリカや東南アジアの美意識
がメイン。
このどれもが、同一カテゴリで纏めるとコスプレになっちゃうような代物ですから、如何にして新しいオリジナリティを醸成出来るかに執心しています。
例えば80年代のイタリア古着なんかは
去年のムードと ある種決別するような新しいアティテュードをガイドラインとして見つけています。
さて
前述したように、少なくとも弊店では明確に立ち上がりポイントを設けません。グラデーションで秋に向かっています。
そんな中で
季節感が大きく変わるわけではありませんが
ムードがパチリと、スイッチを切り替えたように変わるポイントがあると思います。
画面での美しさ
も重視しますけれど
今季最重要視するのは
街への馴染みの良さ
1番気持ち良い合わせから半拍ズラしたような
リアルな手触り
いいねを押して終わりじゃない
実際自分が着てる風景を一発で想起させるようなリアリティ
そんな処を目指す予定です
書いて思うけど
随分フワッとしてるなこれ
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